JP1/Automatic Job Management System 2 解説

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10.4.7 ジョブネットコネクタの運用例

次のようなジョブネットを,ジョブネットコネクタを使って定義する例を次に示します。

なお,ルートジョブネット「jobnetA」および「jobnetB」のスケジュールは,それぞれ日次,週次で実行するように定義済みであるとします。

図10-69 ジョブネットコネクタの運用例

[図データ]

この場合,まず,ジョブネットコネクタを定義するルートジョブネット「jobnetS」を作成し,「jobA−jobnetA−jobnetB−jobB」の順序で実行するようにジョブフローを作成します。jobnetAおよびjobnetBはルートジョブネットであるため,ジョブネットコネクタを適用します。jobnetAに対応するジョブネットコネクタを「JC1」,jobnetBに対応するジョブネットコネクタを「JC2」とし,「jobA−JC1−JC2−jobB」というジョブフローを定義します。JC1の接続先のジョブネットには「jobnetA」を,JC2の接続先のジョブネットには「jobnetB」を指定します。また,このルートジョブネット「jobnetS」のスケジュールを,1日単位で実行するように設定します。

次に,接続先のジョブネット(jobnetAおよびjobnetB)に,それぞれに対応するジョブネットコネクタ名や実行順序制御方式などの情報を設定します。実行順序制御を「する」とし,jobnetAのジョブネットコネクタ名には「JC1」を,jobnetBには「JC2」を指定します。また,それぞれの実行順序制御方式の設定で,ジョブネットコネクタと同期して実行させるか,非同期で実行するかを選択します。

ジョブネットコネクタを定義したジョブネット,および接続先のジョブネットの定義が完了したら,それぞれを実行登録します。実行登録をすると,接続ルールに従ってそれぞれ同一実行日にある世代が接続関係を結び,定義した実行順序で処理されます。

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