JP1/Automatic Job Management System 2 解説
月の上旬,中旬,下旬にそれぞれジョブネットを実行したい場合のスケジュール定義方法について説明します。このような定義をする場合,上旬・中旬・下旬のそれぞれの実行開始日を定義したスケジュールルールを作成します。例えば,上旬・中旬・下旬のそれぞれ最終の営業日に処理を実行する場合は,実行開始日として,10日,20日,月末を指定します。また,これらの日付からさらに実行日をずらす場合は起算スケジュールを使います。起算スケジュールを使って,旬単位の処理を実行する例を次に示します。
図10-10 旬単位の処理の実行例
この例では,上旬,中旬,下旬のそれぞれ最初の営業日を起点として,その次の営業日に処理を実行するようにスケジュールを組んでいます。下旬の最初の日は21日ですが,21日が日曜日で休業日のため,次の営業日である22日にずらし,さらに起算スケジュールで1日後ろにずらして,23日を実行予定日として算出しています。
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