JP1/Automatic Job Management System 2 解説

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5.2.1 サブミットジョブの実行環境

サブミットジョブの場合も,通常のジョブの実行環境と同様,マネージャー・エージェントという構成を取ります。マネージャーホストにキューを作成し,そのキューにエージェントを接続します。

キューに複数のエージェントホストが接続されている場合,ジョブが転送されるエージェントホストは,そのときの負荷や優先度によって決まります。そのため,サブミットジョブは,キューに接続されたどのエージェントホストでも実行できるようなジョブでなければなりません。

ジョブのサブミット時に,キューではなくエージェントを指定することもできます。その場合は,エージェントに対応するデフォルトキューにジョブが登録されます。

サブミットをする場合は,キューやエージェントの構成を前もって定義しておく必要があります。キューやエージェントの定義には,jpqimportコマンドを使います。システムの運用中にキューとエージェントの構成を動的に変更するときは,jpqagtaddコマンドなどを使います。セットアップの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 セットアップガイド 4.2 ジョブ実行環境の設定」を参照してください。また,jpqimportコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 セットアップガイド 20. セットアップ時に使用するコマンド jpqimport」を参照してください。

図5-4 サブミットジョブの処理の流れ

[図データ]

サブミットジョブを登録した場合は,サブミットした順にジョブが実行開始されますが,実行先のエージェントホストの状況によっては順序が入れ替わることもあります。

サブミットジョブの実行順序の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド 8.1.21 サブミットジョブの実行順序に関する注意事項」を参照してください。

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