JP1/Integrated Management - Service Support システム構築・運用ガイド

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4.9 案件の集計と集計結果のファイル出力に関する検討

JP1/IM - Service Supportでは,メイン画面(案件状況)から,権限や目的に応じて案件の状況を集計できます。メイン画面(案件状況)に表示される集計結果は,前日までの実績をjsscollectdataコマンドで集計したデータから,目的に合わせた形で抽出されます。そのため,案件の状況を集計するためには,インストール時にWindowsに登録されたJP1/Service Support - Task Serviceサービスを起動してjsscollectdataコマンドを定期的に実行するようにしてください。

JP1/Service Support - Task Serviceサービスを起動する手順については,「7.6 コマンドの自動実行スケジュールの設定」を参照してください。

注意
JP1/IM - Service Support 08-11以前からWindowsのタスクスケジュールを利用している場合は,JP1/Service Support - Task Serviceサービスに切り替えてください。

また,jsscollectdataコマンドで集計したデータは,[集計データのファイル出力]画面からCSVファイルに出力することもできます。[集計データのファイル出力]画面では,CSVファイルからレポートを作成するためのマクロもダウンロードできるようになっています。

デフォルトでは,JP1/IM - Service Supportが提供するサンプルのマクロがダウンロードされますが,サンプルのマクロを変更したり,ユーザーが作成したマクロに置き換えたりすることもできます。

サンプルのマクロの格納先を次に示します。

IM-SSパス\home\public\report\jss_report.xls

注意事項
  • JP1/IM - Service Supportに格納できるマクロは一つだけです。ユーザーが作成したマクロに置き換える場合にはIM-SSパス\home\public\report\フォルダ内のjss_report.xlsを削除し,同フォルダ内にユーザーが作成したマクロを格納してください。なお,マクロのファイル名はjss_report.xlsで固定です。別名のファイルを格納しても,JP1/IM - Service Supportの画面からはダウンロードできません。
  • サンプルのマクロは,モデルファイル(IM-SSパス\home\public\report\jss_report.xls.model)を提供しています。モデルファイルはカスタマイズしたマクロの内容をリセットする場合に利用してください。jss_report.xlsを削除し,モデルファイルをコピー,リネームすることでjss_report.xlsとして使用できます。