管理の対象とするシステムをJP1/IM - Service Supportの画面を使って定義します。また,その対象システム下に適切なプロセスを設定します。
「4.2 対象システム,プロセスの決定と体制作り」を例に設定すると,メイン画面(案件一覧)のプロセスワークボード一覧では,次のようなツリー構造となります。
[プロセスワークボード]
└システム名※
├インシデント管理
├問題管理
├変更管理
└リリース管理
注※ システム名には,ユーザーが任意の名称を付けられます。
- 注意事項
- 対象システム,プロセスワークボードを作成するには,プロセスワークボード管理ロール権限が必要です。
- 対象システムのシステムID,システム名は,ユーザーが管理しやすい名称を付けることをお勧めします。
システムID:半角英数字で最大64バイト
システム名:制御文字(0x00〜0x1Fと0x7F)以外の文字で最大128バイト
- プロセスワークボードのプロセスワークボードIDは,案件IDにも利用されます。このため,ユーザーが管理しやすい名称を付けることをお勧めします。
プロセスワークボードID:半角英数字で最大64バイト
- (削除待ち)の状態のものを含めて,対象システムの上限数は100,対象システム下に設定できるプロセスワークボードの上限数は4となります。上限数を超えないよう設計してください。
- 一つの対象システム下に同じプロセスは配置できません。
例えば,インシデント管理プロセスを1次サポート,2次サポートのような形で分けて管理したい場合には,次に示すように,該当する対象システムをJP1/IM - Service Support上で二つ定義してください。
[プロセスワークボード]
├販売システム
│ ├インシデント管理
│ ├問題管理
│ ├変更管理
│ └リリース管理
└販売システム(2次サポート用)
└インシデント管理
- カスタマイズした案件フォームを複数登録して,プロセスワークボードごとに使い分けることもできます。案件フォームのカスタマイズも含めて検討してください。案件フォームのカスタマイズについては,「7.7 案件フォームのカスタマイズ」を参照してください。
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