JP1/Integrated Management - Rule Operation システム構築・運用ガイド
形式
[ホスト名\JP1RULE] "COMMAND_RETRY_COUNT"=dword:リトライ回数(16進数値) "COMMAND_RETRY_INTERVAL"=dword:リトライ間隔(16進数値)
ファイル
jp1rm_command_exec_env_V8.conf jp1rm_command_exec_env_V8.conf.model(モデルファイル)
格納先フォルダ
IM - RLパス\conf\ 共有フォルダ\JP1RULE\conf\(クラスタ運用時)
説明
ルールによるコマンド実行時,実行先ホストのJP1/Baseへの接続エラーや,実行先ホストで最大コマンド実行数(5個)を超えている場合に実施する,コマンド実行のリトライの動作を設定するファイルです。
デフォルトでは,3,000ミリ秒の間隔でリトライし,3回リトライしても実行できない場合,ルールは異常終了となります。
設定を変更する場合は,モデルファイルをコピーして,内容を編集してください。
定義の反映時期
この定義ファイルを引数に指定してjbssetcnfコマンドを実行したあと,次の場合に設定が有効になります。
- JP1/IM - RLを再起動した場合
- jrm_spmd_reloadコマンドを実行した場合
記述内容
16進数値は,次のどちらかで指定してください。
- 8桁で記述(dword:00000000)
- 上位の0を省略(dword:0)
- [ホスト名\JP1RULE]
- JP1/IM - RLの環境設定についてのセクションです。
- ホスト名の部分を,物理ホストの場合はJP1_DEFAULTに,論理ホストの場合は論理ホスト名にします。
- "COMMAND_RETRY_COUNT"=dword:リトライ回数(16進数値)
- ルールによるコマンド実行をリトライする回数を指定します。
- 指定できる範囲は,0〜3C(0〜60回)です。デフォルトは3(3回)です。範囲外を指定するとデフォルトが仮定されます。0回を指定した場合は,コマンド実行はリトライされません。
- "COMMAND_RETRY_INTERVAL"=dword:リトライ間隔(16進数値)
- ルールによるコマンド実行をリトライする間隔をミリ秒単位で指定します。
- 指定できる範囲は,1〜EA60(1〜60,000ミリ秒)です。デフォルトはBB8(3,000ミリ秒)です。範囲外を指定するとデフォルトが仮定されます。
注意事項
- ルール実行時,この設定でコマンド実行をリトライしても,実行先ホストのJP1/Baseに対する接続エラーやコマンド実行のキュー満杯状態が解消されない場合は,実行中のルールは異常終了します。この場合は,ネットワークの接続状態や,コマンドの実行先ホストの状態を確認してください。
- この設定は,実行されるすべてのルールに対して有効となります。したがって,システム全体でのルール実行時のコマンドのレスポンスを十分に考慮して,値を設定してください。
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