JP1/Base 運用ガイド
JP1/Baseでは,ルーティング機能がない,サブネット間での相互通信をさせたくないなどの理由で,ネットワークを分離した環境でも,JP1/Baseを運用できるようになりました。システムやほかのアプリケーションとは別にJP1/Base独自に通信設定を変更すれば,多様なネットワーク構成や運用に柔軟に対応できます。このように,多様なネットワーク構成や運用に柔軟に対応するための機能を,JP1では複数LAN接続と呼んでいます。
この節では,複数LAN接続を使って,ネットワークを分離した環境でJP1/Baseを運用する際の考え方や通信設定について説明します。
- 注意事項
- 通信設定を変更するホストには,06-71以降のJP1/Baseがインストールされている必要があります。
- <この節の構成>
- 11.3.1 ネットワークを分離した環境でJP1/Baseを運用する際の考え方
- 11.3.2 jp1hosts情報を定義する
- 11.3.3 通信方式を変更する
- 11.3.4 イベントサービスの通信設定を変更する
- 11.3.5 JP1/Baseを再起動する
- 11.3.6 従来のイベントサーバとイベントを送受信する場合の注意事項
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