JP1/Integrated Management - Central Information Master システム構築・運用ガイド
JP1/IM - CMおよびJP1/IM - Viewの定義ファイルのバックアップについて説明します。
JP1/IM - CMの設定を変更した場合に,バックアップを取得してください。JP1/IM - CMのバックアップを取得する場合は,必ずJP1/Baseのバックアップを同時に取得してください。JP1/Baseのユーザーが設定する定義ファイルのバックアップ方法については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
バックアップは,ファイルをコピーするなど,任意の方法で取得してください。バックアップの取得は,できるだけJP1/IM - CMのサービスを停止した状態で行ってください。しかたなく実行中にバックアップする場合は,次の点に注意が必要です。
- 実行中に定義ファイルが書き換えられるケースがあります。ファイルの書き換え中にバックアップすると,ファイルが壊れた状態でバックアップされます。
バックアップ実行直後に,取得したバックアップとバックアップ元のファイルを比較して,内容が一致していることを確認してください。
- バックアップ時には対象ファイルに排他などのロックをしないでください。ロックする場合は,接続しているビューアーをすべてログアウトした状態で対象ファイルを別ファイルにコピーしてください。コピーしたあと,コピーしたファイルとコピー元ファイルを比較して,内容が一致していることを確認してから,コピーしたファイルをバックアップしてください。
JP1/IM - CMのバックアップ対象ファイルを次に示します。なお,論理ホストの場合は表中の「CMasterパス」を「共有フォルダ」に置き換えてください。
製品名 ファイル名 内容 各製品共通 「7.2.2(4) 共通定義情報のコピー」で作成した退避ファイル 共通定義情報退避ファイル※1 JP1/IM - CM CMasterパス\conf\jp1cm_env.conf 環境定義ファイル CMasterパス\conf\jp1cm_param_V7.conf パラメーター定義ファイル CMasterパス\conf\jp1cm_service_0700.conf 拡張起動プロセス定義ファイル CMasterパス\conf\jp1cm_customize_0700.conf JP1/IM - CM動作設定ファイル CMasterパス\conf\jp1cm_spmd.conf プロセス管理定義ファイル CMasterパス\conf\console\select_item\default_0750_en.conf コンボボックス表示内容定義格納ファイル CMasterパス\conf\console\select_item\default_0750_ja.conf コンボボックス表示内容定義格納ファイル CMasterパス\conf\console\sample\event\forward 構成変更イベント転送定義ファイル CMasterパス\conf\console\umap\jcmumap.conf ユーザーマッピング定義ファイル CMasterパス\default\jp1cmaster.conf 共通定義ファイル※2 JP1/IM - View Viewパス\conf\cmvsystem以下のファイル システム定義ファイル Viewパス\conf\launch以下のファイル Link&Launch定義ファイル Viewパス\conf\jcmlog.properties ログ用定義ファイル 注※1 共通定義情報退避ファイルは,クラスタシステムの論理ホストの定義情報を退避したファイルです。この退避ファイルは,クラスタシステムのセットアップ時に作成します。この退避ファイルには,JP1/IM - CMだけでなく,JP1/Base,JP1/IM - Manager,JP1/AJS2,および06-02以降のJP1/Power Monitorの定義情報も退避されます。詳細については,「7.1.3(4) 共通定義情報の設定」を参照してください。
注※2 物理ホストだけにあるファイルです。
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