JP1/Integrated Management - Central Information Master システム構築・運用ガイド

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6.4.3 トラブルシューティングの準備(JP1/IM - CM)

JP1/IM - CMではトラブル発生時に資料を採取するためのツールをバッチファイル(jcm_log.bat)として提供しています。このツールは,トラブルの解決に必要な情報を一括して採取します。

JP1/IM - CMの資料採取ツールで採取できるのは,JP1/IM - CM,JP1/IM - CC,およびJP1/Baseのトラブルシュート資料です。採取できる資料の詳細は「13.3 トラブル発生時に採取が必要な資料」を参照してください。

資料採取ツールについて

なお,トラブルが発生した場合にメモリーダンプおよびクラッシュダンプが必要となることがあります。トラブル発生時にこれらのダンプを採取する場合は,あらかじめメモリーダンプおよびクラッシュダンプが出力されるように,次の設定をしてください(出力設定がされていれば,資料採取ツールでこれらのダンプも採取できます)。

メモリーダンプの出力設定

  1. コントロールパネルから[システム]をダブルクリックする。
  2. [詳細設定]ページの[起動と回復]の[設定]をクリックする。
  3. [デバッグ情報の書き込み]で,[完全メモリダンプ]を選択し,出力先のファイルを指定する。
    注意
    メモリーダンプのサイズは,実メモリーのサイズによって異なります。搭載している物理メモリーが大きいと,メモリーダンプのサイズも大きくなります。メモリーダンプを採取できるだけのディスク領域を確保してください。詳細は,Windowsのヘルプの「STOPエラー」の項目を参照してください。

クラッシュダンプの出力設定

  1. スタートメニューから[ファイル名を指定して実行]を選択する。
  2. テキストボックスに「drwtsn32」と入力し,[OK]ボタンをクリックする。
  3. [ワトソン博士]ダイアログボックスが開きます。
  4. 「クラッシュ ダンプ ファイルの作成」にチェックを入れ,クラッシュ ダンプテキストボックスに出力先のファイルを指定する。
  5. [OK]ボタンをクリックする。
    注意
    クラッシュダンプに出力される情報はJP1だけでなく,ほかのアプリケーションプログラムのトラブル情報も出力されます。また,クラッシュダンプが出力されると,その分ディスク容量が圧迫されます。クラッシュダンプが出力されるように設定する場合は,十分なディスク領域を確保しておいてください。

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