JP1/Integrated Management - Central Information Master システム構築・運用ガイド
JP1/IM - CMではトラブル発生時に資料を採取するためのツールをバッチファイル(jcm_log.bat)として提供しています。このツールは,トラブルの解決に必要な情報を一括して採取します。
JP1/IM - CMの資料採取ツールで採取できるのは,JP1/IM - CM,JP1/IM - CC,およびJP1/Baseのトラブルシュート資料です。採取できる資料の詳細は「13.3 トラブル発生時に採取が必要な資料」を参照してください。
- jcm_log.batについて
マニュアル「JP1/Integrated Management - Central Information Master リファレンス jcm_log.bat」(2. コマンド)を参照
なお,トラブルが発生した場合にメモリーダンプおよびクラッシュダンプが必要となることがあります。トラブル発生時にこれらのダンプを採取する場合は,あらかじめメモリーダンプおよびクラッシュダンプが出力されるように,次の設定をしてください(出力設定がされていれば,資料採取ツールでこれらのダンプも採取できます)。
- コントロールパネルから[システム]をダブルクリックする。
- [詳細設定]ページの[起動と回復]の[設定]をクリックする。
- [デバッグ情報の書き込み]で,[完全メモリダンプ]を選択し,出力先のファイルを指定する。
- 注意
- メモリーダンプのサイズは,実メモリーのサイズによって異なります。搭載している物理メモリーが大きいと,メモリーダンプのサイズも大きくなります。メモリーダンプを採取できるだけのディスク領域を確保してください。詳細は,Windowsのヘルプの「STOPエラー」の項目を参照してください。
- スタートメニューから[ファイル名を指定して実行]を選択する。
- テキストボックスに「drwtsn32」と入力し,[OK]ボタンをクリックする。
- [ワトソン博士]ダイアログボックスが開きます。
- 「クラッシュ ダンプ ファイルの作成」にチェックを入れ,クラッシュ ダンプテキストボックスに出力先のファイルを指定する。
- [OK]ボタンをクリックする。
- 注意
- クラッシュダンプに出力される情報はJP1だけでなく,ほかのアプリケーションプログラムのトラブル情報も出力されます。また,クラッシュダンプが出力されると,その分ディスク容量が圧迫されます。クラッシュダンプが出力されるように設定する場合は,十分なディスク領域を確保しておいてください。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2007, Hitachi, Ltd.