JP1/Integrated Management - Central Information Master システム構築・運用ガイド

[目次][用語][索引][前へ][次へ]


6.4.2 JP1/IM - CM障害時の通知対処

JP1/IMのプロセスが停止,またはハングアップした時の通知および対処の設定をします。

<この項の構成>
(1) プロセス再起動の定義
(2) プロセス異常検知時のJP1イベントの発行

(1) プロセス再起動の定義

  1. プロセス再起動の定義
    プロセス再起動が有効になるよう,拡張起動プロセス定義ファイルを編集します。ファイル名は次のとおりです。
     CMasterパス\JP1CMaster\conf\jp1cm_service_0700.conf
    「再起動可否」パラメーターは,「|」で区切られた4番目の値で0(再起動しない:デフォルト),または1(再起動する)を設定します。なお,「|」で区切られた3番目までの値は変更しないでください。
  2. 定義内容の反映
    JP1/IM - CMを起動中の場合は,プロセス再起動の設定が有効になるよう,JP1/IM - CMのリロードコマンドを実行します。
     CMasterパス\bin\jcm_spmd_reload
  3. ワトソン博士の設定
    プロセス再起動を有効にする場合は,ワトソン博士のダイアログが表示されないようにします。アプリケーションエラーのときに,ワトソン博士のダイアログが表示されると,プロセスの再起動ができないためです。
    スタートメニューの[ファイル名を指定して実行]で「drwtsn32」を実行します。「ワトソン博士」のダイアログが表示されるので,「メッセージボックスによる通知」のチェックを外します。
    なお,ワトソン博士の設定はシステム全体で共通のため,ここでの設定がシステム全体のプログラムの設定になります。
    また,ワトソン博士の設定を有効にするため,コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行してください。
    drwtsn32 -i
    ワトソン博士が既定のアプリケーションデバッガとしてインストールされます。

(2) プロセス異常検知時のJP1イベントの発行

  1. JP1イベントの発行を設定する。
    次のIMパラメーター定義ファイルを編集します。
     CMasterパス\conf\jp1cm_param_V7.conf
    このファイルの「SEND_PROCESS_TERMINATED_ABNORMALLY_EVENT」と「SEND_PROCESS_RESTART_EVENT」がJP1イベント発行の設定パラメーターです。JP1イベントを発行するには,値を「dword:1」に変更します。
  2. jbssetcnfコマンドを実行して,定義内容を反映する。
    jbssetcnf jp1cm_param_V7.conf
  3. JP1/BaseおよびJP1/Baseを前提とする製品を再起動する。
    再起動後に設定内容が反映されます。

JP1イベント発行の設定について
IMパラメーター定義ファイル(jp1cm_param_V7.conf)については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Central Information Master リファレンス IMパラメーター定義ファイル」(3. 定義ファイル)を参照してください。

[目次][前へ][次へ]


[他社商品名称に関する表示]

All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2007, Hitachi, Ltd.