JP1/Integrated Management - Central Information Master システム構築・運用ガイド
JP1/IMのプロセスが停止,またはハングアップした時の通知および対処の設定をします。
- <この項の構成>
- (1) プロセス再起動の定義
- (2) プロセス異常検知時のJP1イベントの発行
- プロセス再起動の定義
プロセス再起動が有効になるよう,拡張起動プロセス定義ファイルを編集します。ファイル名は次のとおりです。
CMasterパス\JP1CMaster\conf\jp1cm_service_0700.conf
「再起動可否」パラメーターは,「|」で区切られた4番目の値で0(再起動しない:デフォルト),または1(再起動する)を設定します。なお,「|」で区切られた3番目までの値は変更しないでください。
- 定義内容の反映
JP1/IM - CMを起動中の場合は,プロセス再起動の設定が有効になるよう,JP1/IM - CMのリロードコマンドを実行します。
CMasterパス\bin\jcm_spmd_reload
- ワトソン博士の設定
プロセス再起動を有効にする場合は,ワトソン博士のダイアログが表示されないようにします。アプリケーションエラーのときに,ワトソン博士のダイアログが表示されると,プロセスの再起動ができないためです。
スタートメニューの[ファイル名を指定して実行]で「drwtsn32」を実行します。「ワトソン博士」のダイアログが表示されるので,「メッセージボックスによる通知」のチェックを外します。
なお,ワトソン博士の設定はシステム全体で共通のため,ここでの設定がシステム全体のプログラムの設定になります。
また,ワトソン博士の設定を有効にするため,コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行してください。
drwtsn32 -i
ワトソン博士が既定のアプリケーションデバッガとしてインストールされます。
(2) プロセス異常検知時のJP1イベントの発行
- JP1イベントの発行を設定する。
次のIMパラメーター定義ファイルを編集します。
CMasterパス\conf\jp1cm_param_V7.conf
このファイルの「SEND_PROCESS_TERMINATED_ABNORMALLY_EVENT」と「SEND_PROCESS_RESTART_EVENT」がJP1イベント発行の設定パラメーターです。JP1イベントを発行するには,値を「dword:1」に変更します。
- jbssetcnfコマンドを実行して,定義内容を反映する。
jbssetcnf jp1cm_param_V7.conf
- JP1/BaseおよびJP1/Baseを前提とする製品を再起動する。
再起動後に設定内容が反映されます。
- JP1イベント発行の設定について
- IMパラメーター定義ファイル(jp1cm_param_V7.conf)については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Central Information Master リファレンス IMパラメーター定義ファイル」(3. 定義ファイル)を参照してください。
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