JP1/Integrated Management - Central Information Master システム構築・運用ガイド
インフラ管理者が管理対象としているハードウェア(サーバ,ストレージ,ロードバランサ,スイッチなど)の物理的な構成を定義します。
JP1/IM - CMでは,次の図に示すハードウェアの情報を「リソースプール」,「リソースパック」,「カテゴリ」の三つのグループでグルーピングして管理します。
リソースプールは,JP1/IM - CMに一つだけ存在し,JP1/IM - CMが管理するリソースパックに割り当てることができるすべての物理リソースをグルーピングしたものです。新規に作成された物理リソースは,必ずリソースプールに登録されます。物理リソースは,サーバ,ロードバランサ,ストレージ,スイッチなどのハードウェアで,JP1/IM - CMで管理する最小構成管理要素です。
リソースパックは,論理システムを構成する物理リソースをグルーピングしたものです。一つの論理システムに一つのリソースパックが割り当てられます。リソースパックの目的は,業務管理者が定義した論理システムのシステム要件に対して,インフラ管理者が割り当てることができる物理リソースをグルーピングすることです。
カテゴリは,リソースプール内の物理リソースを特定の条件でグルーピングしたものです。カテゴリには,サブネット,ハードウェア種別,およびシャーシIDがあります。JP1/SC/Control Manager,JP1/NETM/AIM,またはJP1/Cm2/NC - Managerから情報を収集した場合やユーザーがハードウェアを追加した場合に,自動的に作成されます。
- <この節の構成>
- 3.2.1 リソースプールの定義
- 3.2.2 リソースパックの定義
- 3.2.3 ソフトウェアの定義
- 3.2.4 物理構成定義時の注意事項
All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2007, Hitachi, Ltd.