uCosminexus Interschema ユーザーズガイド
この節では,XML形式のフォーマットのMDLファイルを定義する方法について説明します。
ここでは,可変長形式のフォーマットから,XML形式のフォーマットへマッピングする例を使用します。
可変長形式のフォーマットとして「RLOCAL」,XML形式のフォーマットとして「RXML」を使用します。「RLOCAL」と「RXML」のデータ構造を次に示します。
図4-16 フォーマット「RLOCAL」「RXML」のデータ構造
挿入するフォーマットの読み込み方法については,「4.2.1 フォーマットの挿入」を参照してください。
次に,出力フォーマット「RXML」の読み込み方法について説明します。
- 出力フォーマットビューを選択し,[挿入]−[DTDフォーマット]を選択します
[DTDフォーマット挿入:出力]ダイアログが表示されます。なお,Windowsエクスプローラを開き,挿入したいDTDファイルをフォーマットビューにドラッグ&ドロップして挿入することもできます。
図4-17 [DTDフォーマット挿入:出力]ダイアログ
出力側のフォーマットのDTDファイル名,フォーマット名,ルート要素名,出力データのファイル名を指定するダイアログです。
- 出力側のフォーマットのDTDファイル名を指定します
DTDファイル名は直接入力できますが,[参照]ボタンをクリックすると,DTDファイルを参照して指定できます。
ここでは,出力フォーマットに「ryohi.dtd」を指定します。
- フォーマット名を指定します
フォーマット名は,DTDファイル名を指定すると,自動的に生成されます。ここで,任意の名称に変更できます。
- ルート要素名を指定します
DTDファイル中にルートが一つの場合は,ルート要素名が自動的に挿入されます。ルートが複数ある場合は,DTDファイルを指定したときに表示されるか,[選択]ボタンを押して表示される[ルート要素選択]ダイアログから,ルート要素名を選択してください。
- 出力データファイル名を指定します
出力データファイル名は,データを変換するときのコマンドの引数で指定できるので,このダイアログでは未指定でもかまいません。なお,出力データに入力データと同じファイル名を指定するとエラーになるので,異なるファイル名を指定してください。
次に,出力するXML文書の書式を指定します。
- [DTDフォーマット挿入:出力]ダイアログの[詳細]ボタンを押します
[フォーマットの詳細]ダイアログが表示されます。
図4-18 [フォーマットの詳細]ダイアログ
ここでは,次のように指定します。
- 出力文字コード:Shift-JIS
- DOCTYPE宣言を出力する
- タグの後に改行を入れる
- インデント:タブ
- 追加する処理命令又はコメント:これはXMLデータの国内旅費精算です。※
注※ この項目は,テキストで記述しますが,XML 1.0の規則に従って,記述してください。
次のように[フォーマットの詳細]ダイアログを表示する方法もあります。
- 出力フォーマットを選択した状態で,[ツール]−[プロパティ]−[フォーマット]を選択する
[フォーマットのプロパティ]ダイアログが表示されます。
- [フォーマットのプロパティ]ダイアログの[詳細]ボタンを押す※
[フォーマットのプロパティ]ダイアログが表示されます。
注※ 入力フォーマットを選択していた場合は,[詳細]ボタンは非活性となります。DTDフォーマットの詳細は,出力フォーマットに対してだけ有効です。
- [フォーマットの詳細]ダイアログの[OK]ボタンをクリックします
[フォーマットの詳細]ダイアログが閉じて,[DTDフォーマット挿入:出力]ダイアログに戻ります。
- [DTDフォーマット挿入:出力]ダイアログで[OK]ボタンをクリックします
出力フォーマットビューに,選択したフォーマットが挿入されます。
指定したDTDフォーマットに再帰構造が含まれている場合は,[展開ネスト数指定]ダイアログが表示されるので,再帰構造の展開ネスト数を指定してください。
次に,入力側と出力側のコンポーネントを対応付け,出力側のコンポーネントに対してマップ式を定義します。
- <この節の構成>
- 4.4.1 マップ式の定義(XMLデータの場合)
- 4.4.2 変換の結果(XMLデータの場合)
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