uCosminexus Interschema ユーザーズガイド

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はじめに

このマニュアルは,次に示すプログラムプロダクトの使用方法を説明したものです。

対象読者

このマニュアルは,uCosminexus Interschemaを使用して,電子データを変換する方を対象としています。また,CII(産業情報化推進センター)シンタックスルール,UN/EDIFACT(行政,商業,運輸のための電子データ交換に関する国連規格),及びXMLについて理解されていることを前提としています。

マニュアルの構成

このマニュアルは,次に示す章と付録から構成されています。

第1章 概要
Interschemaの概要と特長について説明しています。

第2章 データ変換の流れ
電子データを変換するために必要な作業の手順について説明しています。

第3章 FDLエディタの操作
FDLエディタの操作の概要,具体例を使用したFDLエディタの操作方法について説明しています。

第4章 MDLエディタの操作
MDLエディタの操作の概要,具体例を使用したMDLエディタの操作方法について説明しています。

第5章 変換のコマンド
トランスレータを使用してデータを変換する場合のコマンドについて説明しています。

第6章 定義と変換の規則
Interschemaの定義と変換の規則について説明しています。

第7章 ユティリティ
Interschemaで提供しているユティリティプログラムについて説明しています。

第8章 インタフェース
Interschemaで提供しているインタフェースの概要,及び注意事項について説明しています。

第9章 データ変換処理API(C言語)
C言語の実行環境で使用するデータ変換処理APIについて説明しています。

第10章 データ変換処理API(Java言語)
Java言語の実行環境で使用するデータ変換処理APIについて説明しています。

第11章 ユーザ組み込み関数
ユーザ組み込み関数,及びユーザ組み込み関数が呼び出す出口関数について説明しています。

第12章 フォーマット作成時及びデータ変換時の注意事項
フォーマットを作成したり,データを変換したりする場合の注意事項を規格ごとに説明しています。

付録A トラブルシューティング
トランスレータでエラーが発生したときの処理について説明しています。

付録B トランスレータのメッセージ
トランスレータのメッセージの形式,見方,及び内容について説明しています。

付録C トランスレータの機能差異と電子データ交換ツールからの移行上の注意
トランスレータの機能差異と電子データ交換ツールから移行する場合の注意について説明しています。

付録D Interschemaバージョン1との互換API
Interschemaバージョン1との互換APIについて説明しています。

付録E Interschemaから出力される情報
Interschemaから出力される情報について説明しています。

付録F ファイルのバージョンとトランスレータのサポート範囲
ファイルのバージョンとトランスレータのサポート範囲について説明しています。

付録G CIIシンタックスルールのサポート範囲
CIIシンタックスルールのサポート範囲について説明しています。

付録H UN/EDIFACTのサポート範囲
UN/EDIFACTのサポート範囲について説明しています。

付録I JEDICOSのサポート範囲
JEDICOSのサポート範囲について説明しています。

付録J Sea-NACCSのサポート範囲
Sea-NACCSのサポート範囲について説明しています。

付録K 文字コード
文字コードについて説明しています。

付録L 用語解説
このマニュアルで使用している用語の意味を説明しています。

読書手順

このマニュアルは,次の手順でお読みいただくことをお勧めします。

[図データ]

このマニュアルで使用する略語

このマニュアルで使用する略語を次に示します。

略 語 正式名称
API Application Programming Interface
CII Center for the Informatization of Industry
CSV Comma Separated Value
DLL Dynamic Linking Library
DTD Document Type Definition
EDI Electronic Data Interchange
EIAJ Electronic Industries Association of Japan
EJB Enterprise Java Beans
Java VM Java Virtual Machine
JEDICOS Japan EDI for Commerce Systems
JNI Java Native Interface
OS Operating System
Sea-NACCS Sea-Nippon Automated Cargo Clearance System
TFD Transfer Form Data
UN/EDIFACT United Nations Rules for Electronic Data Interchange for Administration, Commerce and Transport
XML Extensible Markup Language

このマニュアルで使用する記号

このマニュアルで使用する記号を次のように定義します。

記号 記号の意味
[ ] ウィンドウ,メニュー,ダイアログ,キーボードのキー,及びタブの名称や項目を示します。
[A]+[B] +の前に示した[A]キーを押しながら,+の後ろに示した[B]キーを押すことを示します。
↑ ↑ この記号で囲まれている計算式の値が小数点を含む場合,小数点以下を切り上げた整数値にすることを示します。
(例) ↑126.48↑=127

コマンドの説明で使用する記号を次のように定義します。

記号 記号の意味
[ ] この記号で囲まれている項目は省略できます。
{ } この記号で囲まれている項目を1組として指定します。項目が記号|で区切られている場合は,そのうちの一つを指定します。
|
ストローク
複数の項目に対し,項目間の区切りを示し,「又は」の意味を示します。
 ... この記号がある直前の項目は繰り返し指定できます。

このマニュアルでの表記

このマニュアルでは,製品名称を次のように表記しています。

製品名称 表記
AIX 5L for POWER V5.1 AIX ワークステーションのOS
AIX 5L for POWER V5.2
AIX 5L for POWER V5.3
HP-UX 11.0 HP-UX
HP-UX 11i
HP-UX 11i V2 (PA-RISC)
HP-UX 11i V2 (IPF)
HP-UX 11i V3 (IPF)
Solaris 8 Solaris
Solaris 9
Java(TM) Java
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Server Operating System Windows 2000 Windows
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Server Operating System
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Datacenter Server Operating System
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Professional Operating System
Microsoft(R) Windows(R) XP Home Edition Operating System Windows XP
Microsoft(R) Windows(R) XP Professional Operating System
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard Edition 日本語版 Windows Server 2003
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition 日本語版
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard x64 Edition Operating System
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise x64 Edition Operating System
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition Operating System
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2 Enterprise Edition Operating System
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 Edition Operating System
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 Edition Operating System
Cosminexus Interschema トランスレータ Interschema
uCosminexus Interschema
Cosminexus Interschema - Light
uCosminexus Interschema - Light
Cosminexus Interschema - Definer FDLエディタ及びMDLエディタ
uCosminexus Interschema - Definer
uCosminexus Interschema

Windowsのフォルダの表記

このマニュアルでは,WindowsとワークステーションのOSで共通の操作の場合,Windows の「フォルダ」を「ディレクトリ」と表記しています。また,「\」を「/」と表記しています。

Windowsの場合,「ディレクトリ」を「フォルダ」に,「/」を「\」に置き換えてお読みください。

図中で使用する記号

[図データ]

ヘルプの紹介

WindowsのInterschemaでは,FDLエディタヘルプ,及びMDLエディタヘルプを提供しています。ヘルプでは,ダイアログ及びコマンドの詳細,属性及び文字コードの指定方法などを参照できます。

uCosminexus Interschemaを使用する場合に必要なライセンスについて

WindowsのInterschemaでは,FDLエディタ起動時,MDLエディタ起動時,及び変換実行時にライセンスが必要です。対応するライセンスを次に示します。

動作種別 規格種別 対応するライセンス
FDLエディタ起動時 uCosminexus Interschema GUIライセンス
MDLエディタ起動時
データ変換実行時 CII又はCII3 uCosminexus Interschema CIIライセンス
EDIFACT又はEDIFACT4 uCosminexus Interschema EDIFACTライセンス
Sea-NACCS又はSea-NACCS用EDIFACT uCosminexus Interschema 海上貨物通関ライセンス
XML uCosminexus Interschema XMLライセンス
データ変換処理API(C言語)使用時 uCosminexus Interschema APIライセンス
データ変換処理API(Java言語)使用時又は出口関数(Java)使用時 uCosminexus Interschema Javaライセンス

(凡例)
−:該当しません。

常用漢字以外の漢字の使用について

このマニュアルでは,常用漢字を使用することを基本としていますが,次の用語については,常用漢字以外の漢字を使用しています。

溢れる(あふれる) 桁(けた) 汎用(はんよう) 必須(ひっす)

KB(キロバイト)などの単位表記について

1KB(キロバイト),1MB(メガバイト),1GB(ギガバイト),1TB(テラバイト)はそれぞれ1,024バイト,1,0242バイト,1,0243バイト,1,0244バイトです。