検索条件を指定する画面の各項目について説明します。

図3-37　［ファイルとフォルダの検索］画面（検索条件を指定する画面）

検索する場所

ファイルまたはフォルダを検索する場所となるフォルダのパスが表示されます。

［場所の変更］アンカー

このアンカーをクリックすると，［フォルダ選択］画面（［ファイルとフォルダの検索］画面の検索する場所を変更する場合）が表示されます。

検索する場所を変更したい場合は，このアンカーをクリックして，［フォルダ選択］画面で，検索する場所に指定するフォルダを選択します。［フォルダ選択］画面の詳細は，「3.16.3　［フォルダ選択］画面（［ファイルとフォルダの検索］画面の検索する場所を変更する場合）」を参照してください。

ファイル名またはフォルダ名テキストボックス

ファイル名，フォルダ名もしくはファイルまたはフォルダの名前のキーワードとなる文字列を入力します。テキストボックスには，3,072文字まで入力できます。

このテキストボックスでの検索条件の指定規則については，「(2) 検索条件の指定規則」を参照してください。

［検索］ボタン

ボタンをクリックすると，この画面で指定した条件でファイルまたはフォルダが検索されます。ただし，ごみ箱，ならびにごみ箱の下位ファイルおよびフォルダは検索できません。

検索結果は，検索結果が表示される画面に表示されます。検索結果が表示される画面については，「3.16.2　検索結果が表示される画面」を参照してください。

［検索オプション］アンカー

アンカーをクリックすると，検索オプション指定領域を表示させたり，閉じたりできます。初期表示時は，検索オプション指定領域が閉じています。

［検索オプション］となっている場合

アンカーをクリックすると，検索オプション指定領域が表示されます。

［検索オプション］となっている場合

アンカーをクリックすると，検索オプション指定領域を閉じます。

日付の指定

ファイルまたはフォルダの更新日時または作成日時を検索条件に指定したい場合に，条件を指定する領域です。

条件指定ドロップダウンリスト

日付の条件として，次の表に示す項目のどれかを選択します。

項目	説明
［指定しない］	検索条件に日付を指定しない場合に選択します。デフォルトでは［指定しない］が選択されています。
［更新日時］	ファイルまたはフォルダの更新日を検索条件に指定したい場合に選択します。
［作成日時］	ファイルまたはフォルダの作成日を検索条件に指定したい場合に選択します。

日付指定（前後条件）ラジオボタン

特定の日付とその前後の期間を検索条件に指定したい場合に，このラジオボタンを選択します。このとき，テキストボックスには日付を指定し，ドロップダウンリストで前後の期間を選択します。なお，テキストボックスには，ユーザが設定した日付の書式に従って，日付を指定してください。日付の書式を設定する方法は，マニュアル「Collaboration　ユーザーズガイド」を参照してください。

例えば，「2006年12月1日の前後1週間に更新されたファイル」や「2006年12月1日以降に作成されたフォルダ」というような検索条件を指定したいときに，このラジオボタンを選択してください。

前後の期間として，ドロップダウンリストで選択できる項目を次の表に示します。

項目	説明
［前後1日］	指定した日付の前後1日を検索条件に指定したい場合に選択します。この項目を選択して検索を実行し，検索結果が0件だった場合，期間を［前後1週間］に広げて再検索できます。
［前後1週間］	指定した日付の前後7日間を検索条件に指定したい場合に選択します。この項目を選択して検索を実行し，検索結果が0件だった場合，期間を［前後1か月］に広げて再検索できます。
［前後1か月］	指定した日付の前後30日間を検索条件に指定したい場合に選択します。この項目を選択して検索を実行し，検索結果が0件だった場合，期間を［前後3か月］に広げて再検索できます。
［前後3か月］	指定した日付の前後90日間を検索条件に指定したい場合に選択します。この項目を選択して検索を実行し，検索結果が0件だった場合，期間を［前後6か月］に広げて再検索できます。
［前後6か月］	指定した日付の前後180日間を検索条件に指定したい場合に選択します。
［以前］	指定した日付以前を検索条件に指定したい場合に選択します。
［以降］	指定した日付以降を検索条件に指定したい場合に選択します。

日付の条件を選択するドロップダウンリストで［更新日時］または［作成日時］を選択している場合だけ，この項目を指定できます。

日付指定（範囲条件）ラジオボタン

特定の期間を検索条件に指定したい場合に，このラジオボタンを選択します。このとき，テキストボックスには検索する日付の範囲を指定します。なお，テキストボックスには，ユーザが設定した日付の書式に従って，日付を指定してください。日付の書式を設定する方法は，マニュアル「Collaboration　ユーザーズガイド」を参照してください。

例えば，「2006年4月1日から2006年5月1日の間に更新されたファイル」というような検索条件を指定したいときに，このラジオボタンを選択します。

日付の条件を選択するドロップダウンリストで［更新日時］または［作成日時］を選択している場合だけ，この項目を指定できます。

（カレンダアイコン）

このアイコンをクリックすると，［カレンダ］ポートレットが表示されます。表示された［カレンダ］ポートレットで検索条件に指定したい日付をクリックすると，日付がテキストボックスに入力されます。

日付の条件を選択するドロップダウンリストで［更新日時］または［作成日時］を選択している場合だけ，このアイコンをクリックできます。

サイズの指定

ファイルのサイズを検索条件に指定したい場合に，条件を指定する領域です。

テキストボックスに，検索条件とするファイルのサイズをKB単位で入力します。7けたまでの整数値で指定してください。小数値は指定できません。

例えば，サイズが100KB以上のファイルを検索したいときは，「100KB以上」とだけ指定します。サイズが100KB以下のファイルを検索したいときは，「100KB以下」とだけ指定します。また，ファイルのサイズを検索条件にしない場合は，何も指定しません。

ユーザの指定

ファイルまたはフォルダの更新者，作成者，またはロックユーザを検索条件に指定したい場合に，条件を指定する領域です。複数のユーザを指定すると，OR条件で検索されます。

条件指定ドロップダウンリスト

ユーザの条件として，次の表に示す項目のうちのどれかを選択します。

項目	説明
［指定しない］	検索条件にユーザを指定しない場合に選択します。デフォルトでは「指定しない」が選択されています。
［更新者］	ファイルまたはフォルダの更新者を検索条件に指定したい場合に選択します。
［作成者］	ファイルまたはフォルダの作成者を検索条件に指定したい場合に選択します。
［ロックユーザ］	ファイルのロックユーザを検索条件に指定したい場合に選択します。

ユーザ選択領域

検索条件に追加したユーザが表示される領域です。

［追加］ボタン

ボタンをクリックすると，［ユーザ追加］画面が表示されます。検索条件にユーザを追加する方法は，「2.2.20　［ユーザ追加］画面でユーザを追加する」を参照してください。また，［ユーザ追加］画面の詳細は，「3.17　［ユーザ追加］画面」を参照してください。

ユーザの条件を選択するドロップダウンリストで［更新者］または［作成者］を選択している場合だけ，このボタンをクリックできます。

［削除］ボタン

ボタンをクリックすると，ユーザ選択領域で選択したユーザが削除されます。

［コメント］テキストボックス

コメントのキーワードとなる文字列を入力します。テキストボックスには，3,072文字まで入力できます。コメントが入力されていないファイルまたはフォルダを検索したい場合は，［コメント］テキストボックスに，「""」（半角文字のダブルクォーテーションを二つ）と指定してください。

このテキストボックスでの検索条件の指定規則については，「(2) 検索条件の指定規則」を参照してください。

ファイル名またはフォルダ名テキストボックス，および［コメント］テキストボックスに検索条件を指定するときの，規則ならびに注意事項について説明します。

(a)　ファイル名またはフォルダ名テキストボックスに複数の文字列を指定して検索する場合

ファイル名，フォルダ名や名前に含まれる文字列を複数指定して，ファイルまたはフォルダを検索できます。このとき，ファイルまたはフォルダは，指定された文字列のうちどれかをファイル名，フォルダ名や名前に含むような検索条件（OR条件）で検索されます。

複数の文字列を指定する場合は，文字列を半角スペースまたは全角スペースで区切って，テキストボックスに入力します。スペースで区切って入力できる文字列は，10個までです。ただし，テキストボックスには，3,027文字以内で入力してください。

例えば，文字列「仕様書」，「懸案事項」，および「設計部」のうちのどれかを名前に含むファイルまたはフォルダを検索したい場合は，ファイル名またはフォルダ名テキストボックスに，次のように指定します。

ファイル名またはフォルダ名をOR条件で指定して検索する例

仕様書△懸案事項△設計部

（凡例）

△：半角スペースまたは全角スペースを示します。

(b)　［コメント］テキストボックスに複数の文字列を指定して検索する場合

ファイルまたはフォルダに設定されているコメントに含まれる文字列を複数指定して，ファイルまたはフォルダを検索できます。このとき，ファイルまたはフォルダは，指定された文字列のすべてをコメントに含むような検索条件（AND条件）で検索されます。

複数の文字列を指定する場合は，文字列を半角スペースまたは全角スペースで区切って，テキストボックスに入力します。スペースで区切って入力できる文字列は，10個までです。ただし，テキストボックスには，3,027文字以内で入力してください。

例えば，文字列「仕様書」，「懸案事項」，および「設計部」のすべてをコメントに含むファイルまたはフォルダを検索したい場合は，［コメント］テキストボックスに，次のように指定します。

コメントをAND条件で指定して検索する例

仕様書△懸案事項△設計部

（凡例）

△：半角スペースまたは全角スペースを示します。

(c)　スペースを含む文字列を検索する場合

ファイル名またはフォルダ名テキストボックス，および［コメント］テキストボックスで，スペースを含んだ文字列を検索条件に指定できます。

半角スペースまたは全角スペースを含む文字列を検索するには，文字列を半角文字の「"」（ダブルクォーテーション）で囲んで，テキストボックスに指定します。

例えば，「設計部　仕様書」という文字列を名前に含むファイルまたはフォルダを検索したい場合は，ファイル名またはフォルダ名テキストボックスに，次のように指定します。

スペースを含む文字列を検索する例

"設計部△仕様書"

（凡例）

△：半角スペースまたは全角スペースを示します。

また，スペースおよび半角文字の「"」（ダブルクォーテーション）を含む文字列を検索するには，文字列中の「"」（ダブルクォーテーション）の前に半角文字の「\」^※を入力し，その文字列を半角文字の「"」（ダブルクォーテーション）で囲んで，テキストボックスに指定します。

例えば，「設計部　仕様書"1"」という文字列を名前に含むファイルまたはフォルダを検索したい場合は，ファイル名またはフォルダ名テキストボックスに，次のように指定します。

スペースおよび半角文字の「"」を含む文字列を検索する例

"設計部△仕様書\"1\""

（凡例）

△：半角スペースまたは全角スペースを示します。

注※

コンテンツの表示言語の設定が英語の場合は，「\」の代わりに半角文字の「＼」（バックスラッシュ）を入力してください。

(d)　ワイルドカードを指定して検索する場合

ファイル名またはフォルダ名テキストボックス，および［コメント］テキストボックスで，ワイルドカードを検索条件に指定できます。

ワイルドカードとして指定できる文字を次の表に示します。半角文字で指定します。

表3-6　ワイルドカードとして指定できる文字

例えば，「＜任意の文字列＞.txt」という条件でファイルを検索したい場合は，ファイル名またはフォルダ名テキストボックスに，次のように指定します。

ワイルドカード「*」を指定して文字列を検索する例

 
*.txt
 

「仕様書＜任意の1文字＞.txt」という条件でファイルを検索したい場合は，ファイル名またはフォルダ名テキストボックスに，次のように指定します。

ワイルドカード「?」を指定して文字列を検索する例

 
仕様書?.txt
 

また，半角文字の「*」または「?」自体を含む文字列を検索するには，文字列中の「*」または「?」の前に半角文字の「\」^※を入力して，テキストボックスに指定します。

例えば，「仕様書*.txt」という条件でファイルを検索したい場合は，ファイル名またはフォルダ名テキストボックスに次のように指定します。

「*」を含む文字列を検索する例

仕様書\*.txt

注※

コンテンツの表示言語の設定が英語の場合は，「\」の代わりに半角文字の「＼」（バックスラッシュ）を入力してください。

(e)　注意事項

• 次に示す文字は，検索するときに区別されません。
  
  • 「A〜Z」と「a〜z」
  • 「ア〜オ，ヤ，ユ，ヨ，ツ」と「ァ〜ォ，ャ，ュ，ョ，ッ」
  • 「あ〜お，や，ゆ，よ，つ」と「ぁ〜ぉ，ゃ，ゅ，ょ，っ」
  • 「-」（ハイフン）と「ー」（長音）
• 次に示す文字が含まれる文字列を検索条件として指定する場合，文字の前に半角文字の「\」または「＼」（バックスラッシュ）を指定する必要があります。
  
  • 半角文字の「\」
  • 半角文字の「＼」（バックスラッシュ）
  • 半角文字の「*」（アスタリスク）
  • 半角文字の「?」
  「\」を指定するか，「＼」（バックスラッシュ）を指定するかは，ポータル画面のコンテンツの表示言語の設定に依存します。表示言語の設定が英語の場合は「＼」（バックスラッシュ）を，英語以外の場合は「\」を指定してください。なお，「\」または「＼」（バックスラッシュ）を指定しなかった場合の各文字の扱いについては，「(d) ワイルドカードを指定して検索する場合」を参照してください。