Hitachi

TP1/COBOL adapter for Cosminexus ユーザーズガイド


10.5.1 「TP1/COBOL SOAPサーバ用クラス生成ウィザード」による生成

JBuilder上でTP1/COBOL SOAPサーバ用クラス生成ウィザードを使用することによって,スケルトンクラスおよびTP1/COBOL SOAPサーバ用Beanを自動生成できます。

なお,このウィザードを使用するには,JBuilderで[Webアプリケーション]を作成しておく必要があります。

〈この項の構成〉

(1) 起動方法

JBuilderのオブジェクトギャラリ内の[一般]タブ内にある「TP1/COBOL SOAPサーバ用クラス」アイコンをダブルクリックします。

または,メニューバーの[ウィザード]((注)uCosminexus Developerから提供されるJBuilder 2005では[編集]メニューの[ウィザード]となります)から「TP1/COBOL SOAPサーバ用クラス」を選択します。

(2) 画面の説明

(a) ステップ1/3画面

「TP1/COBOL SOAPサーバ用クラス生成ウィザード」を起動すると,次のような「TP1/COBOL SOAPサーバ用クラス生成ウィザード - ステップ 1/3」画面が現れます。

[図データ]

ここでは,次の情報を入力します。

  • [SOAPサーバ用Beanを生成する。]のチェックボックスをオンした場合,SOAPサーバ側で引数データの内容を参照・設定するためのBeanを生成します。SOAPサーバ側で引数データの内容を操作する必要がない場合,チェックボックスをオフにしてください。

[SOAPサーバ用Beanを生成する。]のチェックボックス以外は「TP1/COBOLアクセス用Bean生成ウィザード - ステップ 1/3」と同じです。詳細は「2.3.1 「TP1/COBOLアクセス用Bean生成ウィザード」による生成」をご覧ください。設定が完了したら,[次へ>]ボタンを押して「TP1/COBOL SOAPサーバ用クラス生成ウィザード-ステップ2/3」画面に進みます。

(b) ステップ2/3画面

[図データ]

ここで入力する情報は,「TP1/COBOLアクセス用Bean生成ウィザード - ステップ2/3」と同じです。詳細は「2.3.2 入出力用の「Bean生成ウィザード」に表示されるパラメタテーブルの編集」をご覧ください。TP1/COBOL SOAPサーバ用Beanで設定および参照したいデータ項目の「選択」チェックボックスをオンにします。

設定が完了したら,[次へ>]ボタンを押すと「TP1/COBOL SOAPサーバ用クラス生成ウィザード-ステップ3/3」画面に進みます。

(c) ステップ3/3画面

[図データ]

ここでは,次の情報を入力します。指定は省略できません。すべての項目に対して入力が必要です。

  • パッケージ名

    JBuilderのプロジェクトファイルから派生したパッケージ名が表示されます。ほかのパッケージ名を付けるには,このフィールドをクリックして新規の名前(ホスト名など)を入力します。(例:localhost)

  • クラス名

    スケルトンクラスの名称を入力します。名称は任意です。(例:CBLTP1)

  • メソッド名

    スケルトンクラスのメソッド名を指定します。名称は任意です。(例:TP1_method)

  • 呼び出すJavaプログラムのクラス名

    スケルトンクラスから呼ばれるユーザ作成のJava UAPのクラス名を指定します。(例:CBLTP1UAP)

  • 呼び出すJavaプログラムのメソッド名

    スケルトンクラスから呼ばれるユーザ作成のJava UAPのメソッド名を指定します。(例:CBLTP1UAPmethod)

最後に[終了(F)]ボタンを押すと,JBuilderのプロジェクトにスケルトンクラスとTP1/COBOL SOAPサーバ用BeanとなるJavaソースが自動生成されます。自動生成されるJavaソースファイル名は以下のようになります。

  • スケルトンクラス:クラス名.java(例:CBLTP1.java)

  • TP1/COBOL SOAPサーバ用Bean:クラス名SBean.java(例:CBLTP1SBean.java)

生成例は付録E.4に記載しています。

(d) 呼び出すJavaプログラムについて

自動生成を行った後,呼び出すJavaプログラム(JavaUAP)を作成してください。OpenTP1と接続するために使用できるAPIについては「8.7 TP1/COBOL SOAPサービスクラス用基本Bean ユーザインタフェースAPI(TP1/Client/P,TP1/Client/W)」,マニュアル「分散トランザクション処理機能 OpenTP1 クライアント使用の手引きTP1/Client/J 編」またはCosminexus TP1 Connectorに添付のマニュアル「uCosminexus TP1 Connector 利用ガイド」をご覧ください。この他,作成例を付録H.6に記載しています。