10.4.6 syslogへのメッセージの出力抑止
HADBはシステムの稼働状況を知らせるメッセージとして,障害情報,トランザクション情報,システムファイルの情報などをsyslogに出力します。これらのメッセージは,HADBの稼働状況を知るための重要な情報です。
しかし,稼働環境によっては大量のメッセージが出力されることがあります。HADBのメッセージが出力されることによってsyslogの容量が増加し続けると,ディスクの空き容量が不足する原因となります。この場合,syslogに出力されるメッセージのうち,不要なメッセージの出力を抑止することで,ディスクの空き容量不足を防止できます。
syslogに出力されるメッセージを抑止する場合は,環境変数ADBSYSLOGLVでメッセージの出力レベルを設定してください。環境変数ADBSYSLOGLVについては,「8.4 環境変数の設定」を参照してください。
メッセージの出力レベルとsyslogに出力されるメッセージの内容を次の表に示します。
出力レベル |
出力されるメッセージの内容 |
---|---|
0 |
syslogにメッセージは出力されません。 |
1 |
次に示すメッセージだけがsyslogに出力されます。
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2 |
出力レベル1のときに出力されるメッセージ,および次に示すメッセージがsyslogに出力されます。
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3 |
出力レベル1〜2のときに出力されるメッセージ,および次に示すメッセージがsyslogに出力されます。
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4 |
出力レベル1〜3のときに出力されるメッセージ,および次に示すメッセージがsyslogに出力されます。
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5 |
出力レベル1〜4のときに出力されるメッセージ,および次に示すメッセージがsyslogに出力されます。
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6 |
syslogに出力されるメッセージはすべて出力されます。 |
各メッセージの出力レベルについては,マニュアルHADB メッセージのメッセージの出力先一覧を参照してください。