6.12.2 ユーザログファイルの容量の求め方
ユーザログファイルには,データベースの更新処理時にデータベースの更新履歴情報であるユーザログが格納されます。ロールバック処理が発生した場合,HADBサーバはユーザログを使用してトランザクションを回復します。
ユーザログファイルの容量は次に示す計算式から求めてください。
- 計算式(単位:キロバイト)
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- 変数の説明
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user_file_init_size
サーバ定義adb_log_usrfile_sizeオペランドの指定値
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max_user_log
ユーザログの出力量が最も多いトランザクションのユーザログ容量(単位:バイト)
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変数max_user_logを求める場合,まず,次に示す処理ごとにトランザクションのユーザログ容量を求めてください。その中で,最も大きいユーザログ容量の値を変数max_user_logに代入してください。
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「6.12.5 adbidxrebuildコマンド実行時に出力されるユーザログ容量(変数max_user_log)の求め方」
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「6.12.6 adbmergechunkコマンド実行時に出力されるユーザログ容量(変数max_user_log)の求め方」
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「6.12.8 TRUNCATE TABLE文実行時に出力されるユーザログ容量(変数max_user_log)の求め方」
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「6.12.10 adbchgchunkstatusコマンド実行時に出力されるユーザログ容量(変数max_user_log)の求め方」
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「6.12.11 adbarchivechunkコマンド実行時に出力されるユーザログ容量(変数max_user_log)の求め方」
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「6.12.12 adbunarchivechunkコマンド実行時に出力されるユーザログ容量(変数max_user_log)の求め方」
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「6.12.13 adbreorgsystemdataコマンド実行時に出力されるユーザログ容量(変数max_user_log)の求め方」
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「6.12.14 更新行のカラム化機能のメンテナンス処理に必要なユーザログ容量(変数max_user_log)の求め方」
- ヒント
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ユーザログはトランザクション処理が終了したときに削除されます。そのため,ユーザログの出力量が最も多いトランザクションのユーザログ容量を基準にして計算してください。
- メモ
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上記以外のSQL文およびコマンドについては,出力されるユーザログ容量がとても少ないため,見積もりは不要です。