6.12.4 adbimportコマンド実行時に出力されるユーザログ容量(変数max_user_log)の求め方
adbimportコマンド実行時に出力されるユーザログ容量は,次に示す計算式から求めてください。
計算式(単位:バイト)
- 変数の説明
-
-
TBLPRGLOG
インポート対象表の行データ削除ログ
「(1) 変数TBLPRGLOGの求め方」を参照してください。
-
IDXPRGLOG
インポート対象表のインデクスデータ削除ログ
「(2) 変数IDXPRGLOGの求め方」を参照してください。
-
IMPTBLLOG
インポート対象表の行データ格納ログ
「(3) 変数IMPTBLLOGの求め方」を参照してください。
-
IMPSTBLLOG
STATUS_CHUNKS表の更新ログ
「(4) 変数IMPSTBLLOGの求め方」を参照してください。
-
IMPRNGIDXLOG
インポート対象表のレンジインデクスデータ作成ログ
「(5) 変数IMPRNGIDXLOGの求め方」を参照してください。
-
IMPIDXLOG
インポート対象表のB-treeインデクスデータ作成ログ
「(6) 変数IMPIDXLOGの求め方」を参照してください。
-
IMPTIXLOG
インポート対象表のテキストインデクスデータ作成ログ
「(7) 変数IMPTIXLOGの求め方」を参照してください。
-
- 〈この項の構成〉
(1) 変数TBLPRGLOGの求め方
変数TBLPRGLOGは次に示す計算式から求めてください。
ただし,次に示す場合,見積もりは不要です。TBLPRGLOGに0を代入してください。
-
シングルチャンク表に対して,-dオプションを省略してadbimportコマンドを実行する場合
-
マルチチャンク表に対して,-dオプションおよび-bオプションを省略してadbimportコマンドを実行する場合
-
マルチチャンク表に対して,-dオプションを省略して,かつ-bオプションを指定してadbimportコマンドを実行する場合
計算式(単位:バイト)
変数の説明
- dbarea_file_num
-
表を格納するデータ用DBエリアのDBエリアファイル数
- SGTBL
-
表を格納するセグメント数
- SEGBF
-
表を格納するデータ用DBエリアのセグメントブロック化係数
- page_size
-
表を格納するデータ用DBエリアのページサイズ(単位:バイト)
- usrlog_file_num
-
次に示す計算式から求めてください。
データ用DBエリアのセグメント数,およびセグメントブロック化係数については,「5.8.1 データ用DBエリアの総ページ数の求め方」の「(2) 変数の説明」を参照してください。
adbimportコマンド実行時に必要なユーザログファイル数は,「6.12.15 ユーザログファイル数の求め方」の「(2) ユーザログファイル数を見積もる必要があるコマンド」を参照してください。
(2) 変数IDXPRGLOGの求め方
変数IDXPRGLOGは次に示す計算式から求めてください。
ただし,次に示す場合,見積もりは不要です。IDXPRGLOGに0を代入してください。
-
シングルチャンク表に対して,-dオプションを省略してadbimportコマンドを実行する場合
-
マルチチャンク表に対して,-dオプションおよび-bオプションを省略してadbimportコマンドを実行する場合
-
マルチチャンク表に対して,-dオプションを省略して,かつ-bオプションを指定してadbimportコマンドを実行する場合
計算式(単位:バイト)
変数の説明
- idx_num
-
削除対象の表に定義されたインデクスの数
- dbarea_file_num(i)
-
インデクスを格納するデータ用DBエリアのDBエリアファイル数
- SGIDX(i)
-
インデクスごとの,インデクスを格納するセグメント数
- SEGBF(i)
-
インデクスごとのデータ用DBエリアのセグメントブロック化係数
- page_size(i)
-
インデクスごとのデータ用DBエリアのページサイズ(単位:バイト)
- usrlog_file_num
-
次に示す計算式から求めてください。
データ用DBエリアのセグメント数,およびセグメントブロック化係数については,「5.8.1 データ用DBエリアの総ページ数の求め方」の「(2) 変数の説明」を参照してください。
adbimportコマンド実行時に必要なユーザログファイル数は,「6.12.15 ユーザログファイル数の求め方」の「(2) ユーザログファイル数を見積もる必要があるコマンド」を参照してください。
(3) 変数IMPTBLLOGの求め方
変数IMPTBLLOGは次に示す計算式から求めてください。
- 計算式(単位:バイト)
-
- 変数の説明
-
-
dbarea_file_num
表を格納するデータ用DBエリアのDBエリアファイル数
-
SGDATA
インポート処理で確保する,表を格納するセグメント数
-
SEGBF
表を格納するデータ用DBエリアのセグメントブロック化係数
-
page_size
表を格納するデータ用DBエリアのページサイズ(単位:バイト)
-
imp_load_rthd
次に示す計算式から求めてください。
インポートオプションadb_import_rthd_numの指定値-1
インポートオプションadb_import_rthd_numを省略した場合は,インポートオプションadb_import_rthd_numを省略したときに使用されるスレッド数の値を代入してください。詳細については,マニュアルHADB コマンドリファレンスのadbimport(データのインポート)を参照してください。
-
データ用DBエリアのセグメント数,およびセグメントブロック化係数については,「5.8.1 データ用DBエリアの総ページ数の求め方」の「(2) 変数の説明」を参照してください。また,確保するセグメント数については,インポートするデータサイズを基に見積もってください。
(4) 変数IMPSTBLLOGの求め方
変数IMPSTBLLOGは次に示す計算式から求めてください。
ただし,次に示す場合,見積もりは不要です。IMPSTBLLOGに0を代入してください。
-
シングルチャンク表に対して,adbimportコマンドを実行する場合
-
マルチチャンク表に対して,-dオプションおよび-bオプションを省略してadbimportコマンドを実行する場合
- 計算式(単位:バイト)
-
IMPSTBLLOG= IMPSTBLPRGLOG+IMPSTBLUPDLOG
次に示す場合,IMPSTBLPRGLOGだけ見積もりが必要です。
-
マルチチャンク表に対して,-dオプションを指定してadbimportコマンドを実行する場合
また,次に示す場合,IMPSTBLUPDLOGだけ見積もりが必要です。
-
マルチチャンク表に対して,-dオプションを省略して,かつ-bオプションを指定してadbimportコマンドを実行する場合
変数の説明
- IMPSTBLPRGLOG
-
STATUS_CHUNKS表のデータを削除,追加するときの更新ログ
次に示す計算式から求めてください。
- 計算式(単位:バイト)
-
- chunk_num
-
作成されたチャンク数
- IMPSTBLUPDLOG
-
STATUS_CHUNKS表のデータを更新,追加するときの更新ログ
次に示す値を代入してください。
- 値(単位:バイト)
-
IMPSTBLUPDLOG= 1,464
(5) 変数IMPRNGIDXLOGの求め方
変数IMPRNGIDXLOGは次に示す計算式から求めてください。
- 計算式(単位:バイト)
-
- 変数の説明
-
-
n
インポート対象の表に定義されたレンジインデクスの数
-
IMPRNGIDX(i)LOG
インポート対象の表でi番目に定義されたレンジインデクスのログサイズ
次に示す計算式から求めてください。ただし,adbimportコマンド実行時の-dオプションの指定有無(作成モードまたは追加モード)によって計算式が異なります。
- ■計算式(-dオプションを指定する場合(作成モードの場合))(単位:バイト)
-
-
page_size(i)
インポート対象表でi番目に定義されたレンジインデクスを格納するデータ用DBエリアのページサイズ(単位:バイト)
-
DIRRNGPGNO(i)
インポート対象表でi番目に定義されたレンジインデクスの管理部のページ数
次に示す計算式から求めてください。
-
dbarea_file_num(i)
レンジインデクスを格納するデータ用DBエリアのDBエリアファイル数(単位:個)
-
SGRNGDATA(i)
データインポート処理で確保するレンジインデクスのセグメント数
「5.8.6 レンジインデクスを格納するセグメント数の求め方」を参照してください。
-
SEGBF(i)
レンジインデクスを格納するデータ用DBエリアのセグメントブロック化係数
「5.8.1 データ用DBエリアの総ページ数の求め方」の「(2) 変数の説明」の変数「SEGBF」を参照してください。
-
page_size(i)
インポート対象表でi番目に定義されたレンジインデクスを格納するデータ用DBエリアのページサイズ(単位:バイト)
-
- ■計算式(-dオプションを省略する場合(追加モードの場合))(単位:バイト)
-
-
DIRRNGPGNO(i)
インポート対象表でi番目に定義されたレンジインデクスの管理部のページ数
■計算式(-dオプションを指定する場合(作成モードの場合))にある変数DIRRNGPGNO(i)を参照してください。
-
OLDSGRNGDATA
データインポートする前に確保してあったレンジインデクスを格納するデータ用DBエリアのセグメント数
「5.8.6 レンジインデクスを格納するセグメント数の求め方」の変数RS(i)を参照してください。
-
SEGSIZE(i)
インポート対象表でi番目に定義されたレンジインデクスを格納するデータ用DBエリアのセグメントサイズ
次に示す計算式から求めてください。
SEGSIZE(i)= 1セグメントの容量(単位:バイト)÷page_size(i)
-
page_size(i)
インポート対象表でi番目に定義されたレンジインデクスを格納するデータ用DBエリアのページサイズ(単位:バイト)
-
-
(6) 変数IMPIDXLOGの求め方
変数IMPIDXLOGは次に示す計算式から求めてください。
計算式(単位:バイト)
- 変数の説明
-
-
n
インポート対象の表に定義されたB-treeインデクスの数
-
IMPIDX(i)LOG
インポート対象の表でi番目に定義されたB-treeインデクスのログサイズ
次に示す計算式から求めてください。
計算式(単位:バイト)
-
unique_key_num
ユニークなキー値の数
・adbimportコマンドに-dオプションを指定した場合は0としてください。
・上記以外の場合は,インポート対象表にi番目に定義されたB-treeインデクスについて,インポートするデータで生成されるキー値から重複を排除した上で,インデクスにすでに格納されているキー値の最小値以上,かつ最大値以下である値の数としてください。
-
page_size(i)
B-treeインデクスを格納するデータ用DBエリアのページサイズ(単位:バイト)
-
imp_dividx_rthd
次に示す計算式から求めてください。
インポートオプションadb_import_rthd_numの指定値-1
インポートオプションadb_import_rthd_numを省略した場合は,インポートオプションadb_import_rthd_numを省略したときに使用されるスレッド数の値を代入してください。詳細については,マニュアルHADB コマンドリファレンスのadbimport(データのインポート)を参照してください。
-
DIRPGNO(i)
インポート対象表でi番目に定義されたB-treeインデクスの管理部のページ数
次に示す計算式から求めてください。
計算式
-
dbarea_file_num(i)
B-treeインデクスを格納するデータ用DBエリアのDBエリアファイル数
-
SGIDX(i)
インポート処理で確保する,B-treeインデクスを格納するセグメント数
-
SEGBF(i)
B-treeインデクスを格納するデータ用DBエリアのセグメントブロック化係数
データ用DBエリアのセグメント数,およびセグメントブロック化係数については,「5.8.1 データ用DBエリアの総ページ数の求め方」の「(2) 変数の説明」を参照してください。また,確保するセグメント数については,インポートするデータサイズを基に見積もってください。
-
(7) 変数IMPTIXLOGの求め方
変数IMPTIXLOGは次に示す計算式から求めてください。
計算式(単位:バイト)
変数の説明
- n
-
インポート対象の表に定義されたテキストインデクスの数
- IMPTIX(i)LOG
-
インポート対象の表でi番目に定義されたテキストインデクスのログサイズ
次に示す計算式から求めてください。ただし,adbimportコマンド実行時の-dオプションの指定有無(作成モードまたは追加モード)によって計算式が異なります。
■計算式(-dオプションを指定する場合(作成モードの場合))(単位:バイト)
- page_size(i)
-
インポート対象表でi番目に定義されたテキストインデクスを格納するデータ用DBエリアのページサイズ(単位:バイト)
- DIRTIXPGNO(i)
-
インポート対象表でi番目に定義されたテキストインデクスの管理部のページ数
次に示す計算式から求めてください。
- dbarea_file_num(i)
-
テキストインデクスを格納するデータ用DBエリアのDBエリアファイル数(単位:個)
- SGTXTDATA(i)
-
データインポート処理で確保するテキストインデクスのセグメント数
- SEGBF(i)
-
テキストインデクスを格納するデータ用DBエリアのセグメントブロック化係数
「5.8.1 データ用DBエリアの総ページ数の求め方」の「(2) 変数の説明」の変数「SEGBF」を参照してください。
■計算式(-dオプションを省略する場合(追加モードの場合))(単位:バイト)
- DIRTIXPGNO(i)
-
インポート対象表でi番目に定義されたテキストインデクスの管理部のページ数
■計算式(-dオプションを指定する場合(作成モードの場合))にある変数DIRTIXPGNO(i)を参照してください。
- OLDPGTIXDATA(i)
-
データインポートする前に確保してあったテキストインデクスの格納ページ数
次に示す計算式から求めてください。
OLDPGTIXDATA(i)=↑TIP_STRSEG(i)↑+↑TIP_APPSEG(i)↑
- TIP_STRSEG(i)
-
「5.8.5 テキストインデクスのセグメントごとの格納ページ数の求め方」の「(1) 文字列管理部用のセグメントで使用する格納ページ数(変数TIP_STRSEG(i))の求め方」を参照してください。
- TIP_APPSEG(i)
-
「5.8.5 テキストインデクスのセグメントごとの格納ページ数の求め方」の「(2) 出現情報管理部用のセグメントで使用する格納ページ数(変数TIP_APPSEG(i))の求め方」を参照してください。