10.4.2 マルチチャンク表にデータを格納する方法(バックグラウンドインポート)
バックグラウンドインポートでマルチチャンク表にデータを格納する方法について説明します。
バックグラウンドインポートを実行する場合,adbimportコマンドに-bオプションを指定してください。adbimportコマンドに-bオプションを指定して,バックグラウンドインポートを実行する例を次に示します。
adbimportコマンドの指定形式については,マニュアル「HADB コマンドリファレンス」の「adbimport(データのインポート)」を参照してください。
- ■バックグラウンドインポートの実行例
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HADBユーザ(ADBUSER01)が,店舗表(SHOPSLIST)に対して,バックグラウンドインポートを実行します。
adbimport -u ADBUSER01 -p '#HelloHADB_01' -k "'" -s , -g 10 -w /home/adbmanager/tmp -z /home/adbmanager/imp_file/imp_opt_file01.txt -b -m '2014/01/01-2014/01/31' SHOPSLIST /home/adbmanager/imp_file/imp_data_path01.txt
バックグラウンドインポートを実行すると,HADBはチャンクを新規に作成し,そのチャンクにデータを格納します。バックグラウンドインポートによるデータの格納先を次の図に示します。
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- [説明]
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バックグラウンドインポート機能を適用したadbimportコマンドを実行すると,新規に作成されたチャンク3にデータが格納されます。その際,カレントチャンクがチャンク2からチャンク3に変更されます。
なお,チャンク3にデータを格納しているときに,チャンク1とチャンク2に格納されているデータを検索することができます。
- 注意事項
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バックグラウンドインポートを実行するたびに1つのチャンクが新規に作成されるため,バックグラウンドインポートを繰り返すと,その分だけチャンク数が増加します。チャンク数が増加すると,B-treeインデクスやテキストインデクスを使用した検索時に性能が低下するおそれがあります。そのため,チャンクをマージして,チャンク数を減らすことを検討してください。チャンクをマージする場合は,「10.4.10 チャンクをマージする方法(チャンク数を減らす方法)」を参照してください。