10.4.3 マルチチャンク表に少量のデータを格納する方法
バックグラウンドインポートで,4メガバイト以下の少量のデータを何度も格納すると,むだな領域が発生してしまい,データの格納効率が悪くなります。バックグラウンドインポートを実行すると,すでに割り当てられているセグメントに空きがあっても,新規にセグメントが確保されて割り当てられるためです。
もし,バックグラウンドインポートで4メガバイト以下の少量のデータを頻繁に格納する場合は,むだな領域が発生しないように,次の計算式を求めてください。求めた値を基に,adbimportコマンドのインポートオプションの指定値を変更してください。そのあとで,「10.4.2 マルチチャンク表にデータを格納する方法(バックグラウンドインポート)」に従って,adbimportコマンドを実行してください。
adbimportコマンドのインポートオプションについては,マニュアル「HADB コマンドリファレンス」の「adbimport(データのインポート)」を参照してください。
- 指定値の変更が必要なインポートオプション
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adb_import_dataload_rthd_num
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adb_import_dividx_rthd_num
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- adb_import_dataload_rthd_numの指定値を求める計算式
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次の計算式で求めた値を,インポートオプションadb_import_dataload_rthd_numに指定してください。
- adb_import_dividx_rthd_numの指定値を求める計算式
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次の計算式で求めた値を,インポートオプションadb_import_dividx_rthd_numに指定してください。
- 参考
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4メガバイト以下の少量のデータを頻繁に格納する場合は,バックグラウンドインポートではなく,操作系SQLのINSERT文を使用することも検討してください。