スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

[目次][索引][前へ][次へ]

13.23 DECIMAL型の符号部を変換する方法

実行者 HiRDB管理者及び表の所有者(又はDBA権限保持者)

DECIMAL型,日間隔型,及び時間隔型のデータ形式は,値の整数部分と符号部分で構成される符号付きパック形式です。通常,HiRDBでは符号付きパック形式データの符号部分としてX'C'(正),X'D'(負),X'F'(正)を有効な値として,UAP又はユティリティから入力される符号をそのままデータベースに格納しています。また,+0(符号部X'C'又はX'F')と−0(符号部X'D')は異なる値としています。

DECIMAL型の符号正規化機能を使用すると,DECIMAL型,日間隔型,及び時間隔型の符号付きパック形式符号部を変換できます。ここでは,DECIMAL型の符号正規化機能を使用して符号付きパック形式の符号部を変換する方法について説明します。

注※
SQL実行中の型変換又は演算などで符号が変換される場合があります。また,複数列インデクスを使用した場合に符号が変換される場合があります。
<この節の構成>
13.23.1 DECIMAL型の符号正規化機能とは
13.23.2 既存のデータを正規化する方法