スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

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13.22.4 分散データベース環境下の場合

<この項の構成>
(1) データの代入又は比較をする場合
(2) データを検索する場合

(1) データの代入又は比較をする場合

分散サーバの空白変換レベルが適用されます。分散クライアントの空白変換レベルは適用されません。

なお,分散サーバがXDM/RD又はXDM/RD E2の場合は,RD環境定義のKEIS CODE SPACE LEVELオペランドの指定が適用されます。

(2) データを検索する場合

(a) 分散クライアントの空白変換レベルが0又は1の場合

分散クライアントでpd_space_level=0,1(又はPDSPACELVL=0,1)を指定してデータの検索をする場合は,分散サーバの空白変換レベルが適用されます。分散クライアントの空白変換レベルは適用されません。

例えば,分散サーバでレベル3が指定されている場合,各国文字データの全角空白1文字を半角空白2文字に変換します。

なお,分散サーバがXDM/RD又はXDM/RD E2の場合は,RD環境定義のKEIS CODE SPACE LEVELオペランドの指定が適用されます。

(b) 分散クライアントの空白変換レベルが3の場合

分散クライアントでpd_space_level=3(又はPDSPACELVL=3)を指定してデータの検索をする場合は,分散サーバの空白変換レベルは適用されません。この場合,分散クライアントのHiRDBが,検索結果のデータ中の全角空白を半角空白に変換します。アクセスする列のデータ型が各国文字データの場合だけでなく,混在文字データ及び文字データの場合も全角空白1文字を半角空白2文字に変換します。このため,UAPに返る検索結果のデータ中の空白は常に半角空白になります。