スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

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13.7.1 例題(列を削除する場合)

表(TABLE01)の列(C4)を削除します。

[図データ]

<この項の構成>
(1) pdholdコマンドでTABLE01の格納RDエリアを閉塞します
(2) pdrorgコマンドでTABLE01のデータをアンロードします
(3) pdrelsコマンドでRDエリアの閉塞を解除します
(4) PURGE TABLEでTABLE01のデータを削除します
(5) ALTER TABLEでC4列を削除します
(6) 列構成情報ファイル(/pdload/column01)を作成します
(7) pdholdコマンドでTABLE01の格納RDエリアを閉塞します
(8) TABLE01にデータロードをします
(9) データロード対象RDエリアのバックアップを取得します
(10) pdrelsコマンドでRDエリアの閉塞を解除します

(1) pdholdコマンドでTABLE01の格納RDエリアを閉塞します

 
pdhold -r RDAREA1,RDAREA2,…
 

(2) pdrorgコマンドでTABLE01のデータをアンロードします

 
pdrorg -k unld -W dat -t TABLE01 -g /pdrorg/unld01
 

〔説明〕
-k:アンロードをするためunldを指定します。
-W dat:
アンロードデータファイルをpdloadコマンドの入力ファイル(DAT形式)として使用できるようにします。
DAT形式ファイルに変換できない文字データ(0x00,0x0a)が表中にある場合,その表データをDAT形式でアンロードできません。この場合は,バイナリ形式(-W bin指定)でアンロードしてください。ただし,この場合,(6)以降の操作方法(列構成情報ファイルの作成及びデータロード)が異なります。「13.6.6 例題5(FIX表に列を追加する場合:バイナリ形式でアンロードする場合)」を参考にして操作をしてください。
-t:アンロードする表の名称を指定します。
-g:HiRDB/パラレルサーバで,TABLE01をサーバ間横分割している場合に指定します。-gオプションを指定すると,アンロードデータファイルが一元化されます(一つになります)。
/pdrorg/unld01:pdrorgコマンドの制御文ファイル名を指定します。

(3) pdrelsコマンドでRDエリアの閉塞を解除します

 
pdrels -r RDAREA1,RDAREA2,…
 

(4) PURGE TABLEでTABLE01のデータを削除します

 
PURGE TABLE TABLE01;
 

(5) ALTER TABLEでC4列を削除します

 
ALTER TABLE TABLE01 DROP C4;
 

(6) 列構成情報ファイル(/pdload/column01)を作成します

 
C1
C2
C3
*skipdata*
 

(2)で作成した入力データファイルの列構成の形式とTABLE01の列構成が異なるため,データロードするときに列構成情報ファイルが必要になります。

(7) pdholdコマンドでTABLE01の格納RDエリアを閉塞します

 
pdhold -r RDAREA1,RDAREA2,…
 

(8) TABLE01にデータロードをします

 
pdload -c /pdload/column01 TABLE01 /pdload/load01
 

〔説明〕
-c /pdload/column01:(6)で作成した列構成情報ファイル名を指定します。
TABLE01:データロードする表の名称を指定します。
/pdload/load01:pdloadコマンドの制御文ファイル名を指定します。

(9) データロード対象RDエリアのバックアップを取得します

更新前ログ取得モード(省略値)でデータロードを実行したため,データロード対象RDエリアのバックアップを取得してください。バックアップの取得方法については,「6.4.8 例題8(RDエリア単位にバックアップを取得する場合)」を参照してください。

(10) pdrelsコマンドでRDエリアの閉塞を解除します

 
pdrels -r RDAREA1,RDAREA2,…
 

 

コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」を参照してください。