スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
HiRDB管理者は次に示すことをしてください。
KFPS01160-E又はKFPS01162-Wメッセージを参照して空き率が不足したサーバを特定してください。pdlogclsコマンドのエラーの場合は,pdlogclsコマンドに指定したサーバが対象サーバになります。
該当するサーバのシステムログファイルに対してpdloglsコマンドを実行して,システムログファイルの状態を確認してください。
スワップ先にできる状態のシステムログファイルを増やすために次に示す処置をしてください。
強制終了されたトランザクションはKFPS00993-Iメッセージで確認できます。このメッセージ中のREQUESTにlog_remain_checkと表示されたトランザクションが強制終了の対象になっています。KFPS01161-Iメッセージが出力されると,新規トランザクションがスケジューリングされます。このメッセージが出力された後に,強制終了されたトランザクションを再実行してください。
強制終了対象外のトランザクションがある場合は,KFPS01163-Wメッセージを出力してトランザクションの処理が終了するまで待ち合わせます。このトランザクションをコマンドなどで強制終了するとRDエリアが障害閉塞になる可能性があるため,pdcancelコマンドなどで強制終了しないでください。
なお,このトランザクションを発生させたUAP,運用コマンド,又はユティリティは次に示す手順で特定できます。
システムログファイルの容量不足の原因をシステムログファイルの状態情報ファイルを利用して特定してください。特定方法については,「3.9.6 システムログファイルの状態情報ファイルの出力(空き容量監視機能)」を参照してください。
システムログファイルの空き容量監視機能によって何度も警告が発生する場合,システムログファイルの設計(個数,ファイル容量など)に不備があると考えられます。したがって,システムログファイルの設計をし直してください。システムログファイルの設計については,マニュアル「HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド」を参照してください。
空き率が警告値未満になったときにpdlogswapコマンドでシステムログファイルをスワップすると,スワップ先にできる状態のファイルがないため,HiRDBが異常終了する可能性が高くなります。したがって,pdlogswapコマンドを実行しないようにしてください。
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