スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
(1) レベル1及びレベル2共通の注意事項
- pdlogswapコマンドでシステムログファイルをスワップすると,システムログファイルの空き率が減ります。システムログファイルの個数が少ない場合は空き率が極端に減るため注意してください。
- pdlogswapコマンドを連続実行すると,システムログファイルの空き率が減るため注意してください。
- スワップ先にできる状態のファイルに障害が発生すると,システムログファイルの空き率が減ります。システムログファイルの個数が少ない場合は空き率が極端に減るため注意してください。
- HiRDBの再開始中にHiRDBが異常終了した場合,再びHiRDBの再開始処理を行います。このとき,スワップ先にできる状態のシステムログファイルを更に必要とするため,システムログファイルの容量不足によってHiRDBが異常終了することがあります。これについては,システムログファイルの空き容量監視機能を使用しても防げないため,このような異常事態も想定してシステムログファイルを設計してください。
(2) レベル2限定の注意事項
pdlogclsコマンドでスワップ先にできる状態のファイルをクローズすると,システムログファイルの空き率が減ります。この結果,空き率が警告値未満となる場合はそのファイルをクローズしません。このとき,KFPS01280-E(理由コード712)メッセージを出力してコマンドを異常終了します。
(3) システムログファイルの自動拡張機能との関連
システムログファイルの空き容量監視機能とシステムログファイルの自動拡張機能を同時に使用している場合,スワップ先にできる状態のシステムログファイルがあれば,システムログファイルの自動拡張機能が適用されます。スワップ先にできる状態のシステムログファイルがないときは,システムログファイルの空き容量監視機能が適用されます。システムログファイルの自動拡張機能については,「3.10 システムログファイルの自動拡張機能の運用方法」を参照してください。
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