スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
HiRDB/パラレルサーバの場合,ユニット単位で開始及び終了操作ができます。
次の表に示すコマンドを実行すると,HiRDBをユニット単位に開始できます。
開始モード | 実行コマンド | 開始モードの説明 | 前回の終了モード |
---|---|---|---|
正常開始 | pdstart -u pdstart -x |
HiRDBの稼働中に,特定のユニットを正常終了させて,再度そのユニットを開始するときの方法です。正常開始では,前回稼働時の情報を引き継ぎません。 ただし,次に示す情報は引き継ぎます。
|
正常終了 |
再開始※1 | 前回の終了モードが右記の場合,HiRDBは(自動的に)再開始となります。再開始では,前回稼働時の情報を引き継ぎます。再開始時に引き継ぐ情報の詳細は,「19.1.5 HiRDBが再開始するときに引き継ぐ情報」を参照してください。 | 強制終了 異常終了 |
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強制開始※2 | pdstart -u dbdestroy pdstart -x dbdestroy |
通常は使用しないでください。ユニットを再開始できないときに使用します。データベースの回復処理をしないで,ユニットを強制的に開始します。 | なし |
次の表に示すコマンドを実行すると,HiRDBをユニット単位に終了できます。
終了モード | 入力コマンド | 終了モードの説明 |
---|---|---|
正常終了 | pdstop -u pdstop -x |
このユニットに対するCONNECT要求を禁止し,このユニットに接続中のすべてのUAPを切り離した後にユニットを終了します。 ユティリティが実行中のため,pdstop -u又はpdstop -xコマンドを実行してもユニットを終了できない場合は,KFPS05070-Eメッセージが出力されます。pdstop -u又はpdstop -xコマンドはリターンコード8で終了します。 |
強制終了※1 | pdstop -f -u pdstop -f -x |
このユニットで処理中のトランザクションの完了を待たずに,ユニットを直ちに終了します。処理中のトランザクションは,再開始時にロールバックの対象※2となります。 |
異常終了 | − | 何らかの異常によってユニットが終了する場合の終了モードです。このユニットで処理中のトランザクションの完了を待たずに,ユニットは直ちに終了します。処理中のトランザクションは,再開始時にロールバックの対象※2となります。 |
ユニット単位で開始及び終了するときの運用手順を次に示します。
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