スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

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19.1.5 HiRDBが再開始するときに引き継ぐ情報

HiRDBが再開始するときに引き継ぐ情報を次の表に示します。

表19-4 HiRDBが再開始するときに引き継ぐ情報

分類 引き継ぐ情報
システムファイル システムログファイル システムの回復情報
シンクポイントダンプファイル 表の回復情報
ステータスファイル
  1. システムの開始形態を決定する情報
    ・サーバ構成
  2. 各システムサーバの状態の情報
    ・オープン/クローズ状態
    ・現用/待機(交代)状態
    ・ファイルの閉塞状態
    ・サービスグループの閉塞状態
  3. RDエリアに関する情報
ユーザデータ
(データベース)
RDエリア
  • オープン/クローズ状態
  • レプリカRDエリアのレプリカステータス
  • 閉塞状態
運用コマンド
(右記のコマンドによって変化する状態を引き継ぐ)
データベースを操作するコマンド
  • pdclose(RDエリアのクローズ)
  • pdopen(RDエリアのオープン)
  • pddbchg(レプリカRDエリアのレプリカステータスの切り替え)
  • pdorbegin(オンライン再編成のデータベース静止化)
  • pdorchg(オンライン再編成のカレントRDエリアの切り替え)
  • pdorend(オンライン再編成の追い付き反映)
  • pdhold(RDエリアの閉塞)
  • pdrels(RDエリアの閉塞解除)
システムログファイル又はシンクポイントダンプファイルを操作するコマンド
  • pdlogadpf(ファイルの割り当て)
  • pdlogchg(ファイルの状態変更)
  • pdlogcls(ファイルのクローズ)
  • pdlogopen(ファイルのオープン)
  • pdlogswap(ファイルのスワップ)
  • pdlogunld(ファイルのアンロード)
ステータスファイルを操作するコマンド
  • pdstscls(ファイルのクローズ)
  • pdstsopen(ファイルのオープン)
  • pdstsswap(ファイルのスワップ)
監査証跡の出力を操作するコマンド
  • pdaudbeginコマンド(監査証跡の取得開始)
  • pdaudendコマンド(監査証跡の取得終了)

次に示すコマンドの情報は引き継がないため,HiRDBの再開始後に再度入力してください。
  • pdstbegin(統計情報の取得開始)
  • pdstend(統計情報の取得終了)

注※
次に示す閉塞状態は引き継ぎません。
  • 参照可能バックアップ閉塞(更新WAITモード)
  • 更新可能バックアップ閉塞
  • 更新可能バックアップ閉塞(WAITモード)