30.9.4 eerksaphpjtblh
- 機能
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データ連携支援の実行状態やPJなしUAP履歴情報の引き継ぎを行うための表を履歴情報表と同じHiRDB上に作成します。
本コマンドで作成する表を次に示します。それぞれの名称については「7.7.7 表の運用」を参照してください。
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PJ管理表
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PJ突き合わせ表(A系,B系の2つの表)
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- 形式
eerksaphpjtblh -p PJ引き継ぎ情報名 [-z 最大履歴情報長] [-c 引き継ぎ履歴情報数] [-b 表格納用RDエリア名] [-i インデクス格納用RDエリア名] [-o 同期点行数] [{-r{a|b}|-x}]
オプション
- -p PJ引き継ぎ情報名 〜〈1〜26文字の英大識別子〉
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データ連携支援,またはデータ抽出ユティリティで使用するPJ引き継ぎ情報名を指定します。本指定値を基に,PJ管理表とPJ突き合わせ表を作成します。
- -z 最大履歴情報長 〜〈符号なし整数〉((256〜30,000))《4,096》(単位:バイト)
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作成するPJ突き合わせ表に退避するUAP履歴情報の最大長を指定します。
抽出対象となる取得用履歴情報表,またはリロード用履歴情報表の最大履歴情報長(eeaphgrphコマンドの-zオプション値)と同じ値を指定してください。
- -c 引き継ぎ履歴情報数 〜〈符号なし整数〉((100〜2,000,000,000))《1,000》
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PJ突き合わせ表に退避するPJなしUAP履歴情報の最大数を指定します。
- 設定の目安
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n≧a×(b−1)
引き継ぎ履歴情報数:n
UAP履歴グループを共有しているTP1/EEのスレッド数:a
(HiRDBの同時接続数は最大3,000のため,スレッド数も最大3,000)
1トランザクションで取得するUAP履歴情報※1の数※2:b
注※1 データ連携支援の場合は,ユーザデータ(UJ)。
注※2 履歴情報表の1行に1つのUAP履歴情報を取得したと仮定します。分割が発生する場合は,分割数を乗算してください。ブロッキングが発生する場合は,1ブロック当たりのUAP履歴情報数で除算してください。
- -b 表格納用RDエリア名 〜〈1〜30文字の文字列〉
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作成するPJ管理表とPJ突き合わせ表を格納するHiRDB上のRDエリア名を指定します。
HiRDBのデータベース初期化ユティリティ(pdinit)で作成,またはデータベース構成変更ユティリティ(pdmod)で追加したRDエリアのRDエリア名を指定します。
RDエリア名に空白を含む場合は引用符「"」で囲んでください。指定したRDエリア名は引用符の有無に関係なく大文字と小文字が区別されます。
本オプションを省略すると,格納するRDエリアをHiRDBが自動決定します。HiRDBが決定するRDエリアについては,マニュアル「HiRDB Version 9 SQLリファレンス」を参照してください。
- -i インデクス格納用RDエリア名 〜〈1〜30文字の文字列〉
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PJ突き合わせ表にはインデクスを定義します。PJ突き合わせ表に定義するインデクスを格納するHiRDB上のRDエリア名を指定します。
HiRDBのデータベース初期化ユティリティ(pdinit)で作成,またはデータベース構成変更ユティリティ(pdmod)で追加したRDエリアのRDエリア名を指定します。
RDエリア名に空白を含む場合は引用符「"」で囲んでください。指定したRDエリア名は引用符の有無に関係なく大文字と小文字が区別されます。
本オプションを省略すると,-bオプションで指定した表格納用RDエリアにインデクスを格納します。-bオプションも省略すると,格納するRDエリアをHiRDBが自動決定します。HiRDBが決定するRDエリアについては,マニュアル「HiRDB Version 9 SQLリファレンス」を参照してください。
- -o 同期点行数 〜〈符号なし整数〉((1〜10,000,000))《100》
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本コマンドによるPJ突き合わせ表作成時のトランザクションを決着させる区切りとなる,PJ突き合わせ表への追加行数を指定します。
PJ突き合わせ表作成時に-cオプションに指定された最大履歴情報数分の行を追加します。1トランザクションで多数の行追加を行うとHiRDBのジャーナルログ満杯などが発生し本コマンドが失敗するおそれがあります。ジャーナルログ満杯などを防ぐために,本コマンドによる表作成時のトランザクションを何件の行追加ごとに決着させるかを指定します。
- -r {a|b}
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PJ突き合わせ表を再作成する場合に指定します。
本オプションを指定した場合,-z,-c,-b,-iオプション指定値は無視し,PJ管理表を作成したときの指定値でPJ突き合わせ表を再作成します。
再作成を行った場合,PJなしUAP履歴情報は削除されます。
- a
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A系のPJ突き合わせ表を再作成します。
- b
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B系のPJ突き合わせ表を再作成します。
- -x
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PJ突き合わせ表を拡張する場合に指定します。
本オプションを指定した場合,-z,-b,-iオプション指定値は無視します。
データ連携支援,またはデータ抽出ユティリティが出力したKFSB52129-Eメッセージの情報を基に,-cオプションに値を指定してください。
- 出力メッセージ
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メッセージID
内容
出力先
KFSB92021-I
コマンド引数ヘルプ
標準出力
KFSB92010-I
表作成の進捗
標準出力
KFSB92011-I
表作成成功
標準出力
KFSB92016-I
表拡張不要
標準出力
KFSB90901-E
引数形式不正
標準エラー出力
KFSB90902-E
引数指定値不正
標準エラー出力
KFSB92007-E
指定された表がない
標準エラー出力
KFSB92008-E
表作成失敗(表の構造不正)
標準エラー出力
KFSB92009-E
表作成失敗(SQLエラー)
標準エラー出力
KFSB92012-E
表作成失敗(条件不正)
標準エラー出力
KFSB92013-E
表削除失敗
標準エラー出力
KFSB92014-E
表作成失敗(SQLエラー)
標準エラー出力
KFSB92015-E
引数組み合わせ不正
標準エラー出力
KFSB92017-E
表作成失敗(SQLエラー)
標準エラー出力
KFSB90904-E
処理エラー
標準エラー出力
KFSB90905-E
領域不足
標準エラー出力
KFSB90906-E
内部矛盾
標準エラー出力
- 注意事項
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PJ管理表とPJ突き合わせ表は,データ連携支援が抽出対象とする履歴情報表と同じHiRDB上に作成してください。
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RDエリアは,あらかじめHiRDBのデータベース初期設定ユティリティ(pdinit)で作成,またはデータベース構成変更ユティリティ(pdmod)で追加しておく必要があります。HiRDBのユティリティについては,マニュアル「HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)」を参照してください。
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次のオプションについては,「30.2 UAP履歴情報取得機能コマンド」を参照してください。
・bオプション
・iオプション
・oオプション
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PJ管理表,またはPJ突き合わせ表名に対応する表がすでに同一スキーマ内に存在する場合,コマンドは失敗します。表を再作成したい場合は,eerksaphpjtblrmhコマンドを実行していったん表を削除したあとに本コマンドを実行してください。
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本コマンドの実行中にHiRDBの障害などが発生した場合,作成途中の表を削除してコマンド処理を終了します。表の削除は,HiRDBの障害などによって失敗することがあります。表の削除に失敗した場合は,表の作成に失敗したPJ引き継ぎ情報名を-pオプションに指定したeerksaphpjtblrmhコマンドを実行していったん表を削除してください。表の削除後,本コマンドを実行してPJ管理表とPJ突き合わせ表を再作成してください。
-xオプション指定でのPJ突き合わせ表拡張中にHiRDBの障害などが発生した場合は,拡張途中の表を削除しないでコマンド処理を終了します。HiRDBの障害回復後,再度本コマンドを実行してPJ突き合わせ表の拡張を再開してください。
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本コマンドで作成する表をDROP TABLE文で削除しないでください。
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HiRDBのクライアント環境定義のPDSWAITTIMEには,0または次に示す条件を満たす値を指定してください。0以外を指定し,かつ条件を満たさない場合,PDSWAITTIMEのタイムアウトによって本コマンドが失敗するおそれがあります。
PDSWAITTIME指定値>-oオプションに指定した数の行追加に掛かる時間
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本コマンドで作成するPJ管理表とPJ突き合わせ表の構成については,「7.7.7 表の運用」を参照してください。
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データ連携支援実行中に-rオプション,または-xオプションを指定して本コマンドを実行しないでください。
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-pオプションに同じPJ引き継ぎ情報名を指定して,本コマンドを同時に複数実行しないでください。
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本コマンド実行中にPJ引き継ぎ情報削除コマンドを実行しないでください。
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PJ引き継ぎ情報は,複数のデータ連携支援で共用して使用しないでください。
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上記以外の注意事項については,「表30-36 データ連携支援機能コマンド一覧」を参照してください。
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