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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


24.14.5 TP1/EE終了時に表の状態変更失敗

〈この項の構成〉

(1) 正常終了時

TP1/EE正常終了時にリソースマネジャ障害などによってエラーメッセージ(KFSB50954-E,KFSB50955-E,KFSB50956-E,KFSB50964-E)が出力されたときは,終了後に次の手順で対処してください。また,あわせて「24.7 履歴情報表の状態表示」と「24.8 履歴情報表のステータス変更」と「24.9 プロセス状態の変更」を参照してください。

  1. eeaphlshコマンド(-nまたは-Nオプション指定)でノード識別子の情報を表示し,該当ノード識別子の状態が「STA…起動中」であることを確認します。

  2. 該当ノード識別子を指定してeeaphchgphコマンドを実行し,TP1/EEのプロセス状態を「STA…起動中」から「STP…未起動」に変更します。

  3. eeaphlshコマンド(-nオプション指定)ですべてのノード識別子の情報を表示し,すべてのノード識別子の状態が「STP…未起動」となっていることを確認します。

  4. eeaphlshコマンド(-tオプション指定)で履歴情報表の情報を表示し,履歴情報表の状態が「ACT…現用」となっている履歴情報表を確認します。

  5. 履歴情報表の状態が「ACT…現用」となっている履歴情報表を指定してeeaphchghコマンド(-cオプションにuse指定)を実行し,履歴情報表の状態を「ACT…現用」から「USE…使用済」に変更します。

  6. その他の状態で運用が必要なケースについては,「24.7 履歴情報表の状態表示」を参照してください。

(2) トランザクション関連定義trn_aph_planend_swapオペランドにYを指定,かつ計画停止Aによる終了時

TP1/EE計画停止時にリソースマネジャ障害などによってエラーメッセージが出力され,スワップが行われなかった(KFSB80952-Iメッセージが出力されなかった)場合,終了後に必要に応じて次の手順で対処してください。また,あわせて「24.7 履歴情報表の状態表示」と「24.8 履歴情報表のステータス変更」と「24.9 プロセス状態の変更」を参照してください。

  1. eeaphlshコマンド(-nまたは-Nオプション指定)でノード識別子の情報を表示し,該当ノード識別子の状態が「STA…起動中」のときは,該当ノード識別子を指定してeeaphchgphコマンドを実行し,TP1/EEのプロセス状態を「STA…起動中」から「PLA…計画停止A」に変更します。

  2. eeaphlshコマンド(-nオプション指定)ですべてのノード識別子の情報を表示し,すべてのノード識別子の状態が「PLA…計画停止A」または「STP…未起動」となっていることを確認します。

  3. eeaphlshコマンド(-tオプション指定)で履歴情報表の情報を表示し,履歴情報表の状態が「ACT…現用」となっている履歴情報表を確認します。

  4. 履歴情報表の状態が「ACT…現用」となっている履歴情報表を指定してeeaphchghコマンド(-cオプションにuse指定)を実行し,履歴情報表の状態を「ACT…現用」から「USE…使用済」に変更します。

  5. その他の状態で運用が必要なケースについては,「24.7 履歴情報表の状態表示」を参照してください。

(3) トランザクション関連定義trn_aph_planend_swapオペランドにYを指定していない,かつ計画停止Aによる終了時

TP1/EE計画停止時にリソースマネジャ障害などによってエラーメッセージが出力された場合,表の運用は不要です。再開始を行ってください。