3.4.3 DBキューを使用したユーザキューアクセスの概要
DBキューを使用したユーザキューアクセスでは,同一システム内でのユーザキューアクセス,および他システムとのユーザキューアクセス(システム間通信)ができます。
(1) 同一システム内でのユーザキューアクセス
TP1/EE内のAP間でDBキューを使用したユーザキューアクセスをする場合,メッセージ送信元APのメッセージ書き込み要求を行ったトランザクションのコミットを契機として,DBキューにメッセージを送信します。メッセージ送信先APでは,ee_dbq_msgget関数を発行することで,任意のタイミングでメッセージを受信します。
TP1/EE内のAP間でのDBキューを使用したユーザキューアクセスの流れを次の図に示します。
DBキューを使用したユーザキューアクセスの詳細については,マニュアル「TP1/Server Base Enterprise Option プログラム作成の手引」のDBキューによるメッセージ制御の説明を参照してください。
(2) 他システムとのユーザキューアクセス(システム間通信)
TP1/EE同士,またはTP1/EEとJ2EEとの間で,DBキューを使用したユーザキューアクセスによるシステム間通信ができます。ただし,Oracleをリソースマネジャとして使用する場合,TP1/EEとJ2EEとの間では,DBキューを使用したユーザキューアクセスによるシステム間通信はできません。
システム間通信の場合,送信元APとは別のノードに送信先APがあるため,DBキューを共用データベースとして使用します。メッセージ送信元APのメッセージ書き込み要求を行ったトランザクションのコミットを契機として,DBキューにメッセージを送信します。メッセージ送信先APでは,ee_dbq_msgget関数を使用することで,任意のタイミングでメッセージを受信します。
DBキューを使用したユーザキューアクセスによるシステム間通信の流れを次の図に示します。
DBキューを使用したユーザキューアクセスの詳細については,マニュアル「TP1/Server Base Enterprise Option プログラム作成の手引」のDBキューによるメッセージ制御の説明を参照してください。