Hitachi Dynamic Link Manager Software ユーザーズガイド(HP-UX用)

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4.5.4 パスの追加と削除

ここでは,パスを追加または削除する手順を説明します。

<この項の構成>
(1) LUへのパスを追加する
(2) LUへのパスを削除する

(1) LUへのパスを追加する

既存のLU(HDLMデバイス)にパスを追加する方法を次に示します。

  1. ストレージサブシステムの管理プログラムを使って,該当するLUにパスを追加する設定をします。
    パスを追加する設定については,ストレージサブシステムのマニュアルを参照してください。
  2. ioscan -fnC diskコマンドを実行して,追加したパスのS/W StateがCLAIMED状態になっていることを確認します。
     
    # ioscan -fnC disk
     
  3. HDLMのホストでHDLMパス情報設定ユティリティ(dlmdefpath -a)を実行します。
    ホストが再起動され,手順1で追加設定したパスが,該当するLUとHDLMデバイスを結ぶパスとして自動的に追加されます。
  4. ホスト再起動後,/var/opt/DynamicLinkManager/log/dlmcfgmgr.logファイルを参照して,起動時刻以降に次のメッセージが出力されていないことを確認してください。
    KAPL10317-E The path configuration definition has not been set.
     
    このメッセージが出力されている場合,ハードウェア構成,ドライバ構成,または除外ディスク定義ファイルが変更されています。dlmdefpathユティリティを実行して,ホスト再起動後に,メッセージが出力されていないことを再度確認してください。
  5. HDLMコマンドのview -drvオペレーションを実行して,該当するHDLMデバイスへのパスが増えていることを確認します。

(2) LUへのパスを削除する

LU(HDLMデバイス)へのパスを削除する方法を次に示します。

  1. 該当するLUへのすべてのアクセスを停止します。
  2. ストレージサブシステムの管理プログラムを使って該当するLUへのパスを削除します。
    パスを削除する操作については,ストレージサブシステムのマニュアルを参照してください。
  3. ioscan -fnC diskコマンドを実行して,削除したパスのS/W StateがNO_HW状態になっていることを確認します。
     
    # ioscan -fnC disk
     
  4. HDLMのホストでHDLMパス情報設定ユティリティ(dlmdefpath -a)を実行します。
    ホストが再起動され,手順2で削除の設定をしたパスが,該当するLUとHDLMデバイスを結ぶパスから自動的に削除されます。
  5. ホスト再起動後,/var/opt/DynamicLinkManager/log/dlmcfgmgr.logファイルを参照して,起動時刻以降に次のメッセージが出力されていないことを確認してください。
    KAPL10317-E The path configuration definition has not been set.
     
    このメッセージが出力されている場合,ハードウェア構成,ドライバ構成,または除外ディスク定義ファイルが変更されています。dlmdefpathユティリティを実行して,ホスト再起動後に,メッセージが出力されていないことを再度確認してください。
  6. HDLMコマンドのview -drvオペレーションを実行して,削除したパスの情報が該当するHDLMデバイスの情報から削除されていることを確認します。

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