Hitachi Dynamic Link Manager Software ユーザーズガイド(HP-UX用)
ここでは,HDLM管理対象デバイスの構成を変更する手順について説明します。
- <この項の構成>
- (1) LUを追加する
- (2) LUを削除する
HDLMのホストに対して,LUに対応するHDLMデバイスを追加する方法を次に示します。
- ストレージサブシステムの管理プログラムを使って,該当するホストに割り当てていないLUを,該当するホストへのパスを持つストレージサブシステムのポートに割り当てて,パスを設定します。
パスの設定については,ストレージサブシステムのマニュアルを参照してください。
- ioscan -fnC diskコマンドを実行して,追加したLUへのパスのS/W StateがCLAIMED状態になっていることを確認します。
# ioscan -fnC disk- HDLMのホストでHDLMパス情報設定ユティリティ(dlmdefpath -a)を実行します。
ホストが再起動され,手順1で設定したパスに対応するHDLMデバイスが自動的に追加されます。
- ホスト再起動後,/var/opt/DynamicLinkManager/log/dlmcfgmgr.logファイルを参照して,起動時刻以降に次のメッセージが出力されていないことを確認してください。
KAPL10317-E The path configuration definition has not been set.
このメッセージが出力されている場合,ハードウェア構成,ドライバ構成,または除外ディスク定義ファイルが変更されています。dlmdefpathユティリティを実行して,ホスト再起動後に,メッセージが出力されていないことを再度確認してください。
- HDLMコマンドのview -drvオペレーションを実行して,追加したLUに対応するHDLMデバイスが作成されていることを確認します。
LUに対応するHDLMデバイスを削除する方法を次に示します。
- 該当するLUへのすべてのアクセスを停止します。
- 上位プログラムが設定ファイルなどを使って削除するHDLMデバイスを指定している場合,該当する上位プログラムを起動しないようにします。
- LVMを使用している場合,vgexportコマンドを使用して該当のボリュームグループを削除するか,またはvgreduceコマンドを使用して該当するLUをボリュームグループから削除します。
- ストレージサブシステムの管理プログラムを使って,該当するホストへのパスを持つストレージサブシステムのポートから該当するLUへのすべてのパス割り当てを解除します。
パス割り当ての解除(パスの削除)については,ストレージサブシステムのマニュアルを参照してください。
- ioscan -fnC diskコマンドを実行して,パス割り当てを解除したLUへのパスのS/W StateがNO_HW状態になっていることを確認します。
# ioscan -fnC disk- HDLMのホストでHDLMパス情報設定ユティリティ(dlmdefpath -a)を実行します。
ホストが再起動され,手順4で削除するように設定したLUに対応するHDLMデバイスが,自動的に削除されます。
- ホスト再起動後,/var/opt/DynamicLinkManager/log/dlmcfgmgr.logファイルを参照して,起動時刻以降に次のメッセージが出力されていないことを確認してください。
KAPL10317-E The path configuration definition has not been set.
このメッセージが出力されている場合,ハードウェア構成,ドライバ構成,または除外ディスク定義ファイルが変更されています。dlmdefpathユティリティを実行して,ホスト再起動後に,メッセージが出力されていないことを再度確認してください。
- HDLMコマンドのview -drvオペレーションを実行して,削除したLUに対応するHDLMデバイスが削除されていることを確認します。
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