DD要素(ファイルの定義)
形式
[CHARS="文字セットイメージ名[,文字セットイメージ名]…"] [CMT="注釈"] [COPIES="複写回数"] [COPYG="グループ複写回数"] [DEST="SYSOUT出力先識別子"] [DISP="[ {NEW|RNW|OLD|SHR|MOD} ][,{DELETE|KEEP|PASS} ][,{DELETE|KEEP} ]"] [DSN= "{一時ファイル識別名 |PREST識別名 |一時ISAMファイル識別名 |世代データ群パス名(相対世代番号|日付世代番号) |ファイルパス名 |ディレクトリパス名 |*[.ジョブステップ名[.プロシジャステップ名]].DD名 }"] [ENCODE="{SJIS|UTF8}"] [EURENCODE="EURエンコード種別"] [EURFORM="EUR定義ファイル名"] [FCB="FCB名"] [FCDFLT="デフォルト機能キャラクタイメージ名"] [FORMS="書式番号"] [FTYPE="{1|2}"] [FPERM="パーミッション"] [GAIJI1="レベル1外字名称"] [HOLD="{YES|NO}"] [ISKEY="キー長,キー位置[,{C|I|L|F|D}]"] [ISRECFM="{F|V}"] [ISRECL="レコード長[,最小レコード長]"] [KEEP="{YES|NO}"] [MODE="{AN|K}"] NAME="DD名" [OPTCDJ="{YES|NO}"] [OVERC="適用枚数[,適用枚数]…"] [OVERLAY="書式オーバレイ情報のイメージ名[,書式オーバレイ情報のイメージ名]…"] [RECFM="{A|M|N|X}"] [RENAME="環境変数名"] [SAMF="{YES|NO}"] [SYSOUT="{クラス名|*}"] [TYPE="{DATA|DUMMY|FILE|TEMP|TEMPISAM|PREST|TEMPPREST|GDG|LIB|SYSOUT|DIR}"]
機能
ジョブまたはジョブステップで使用するファイルを定義する。
属性
- CHARS="文字セットイメージ名[,文字セットイメージ名]…" 〜<記号名称>((1〜4文字))
-
PDEで使用する文字セットイメージ名を指定する。
コンマで区切って4個まで指定できる。
この属性を省略した場合,SysoutClassパラメータの指定値が有効になる。
- CMT="注釈" 〜<任意文字列>((1〜255))
-
任意の文字列を指定する。Prinfina MANAGER SPでセパレータなどに利用されるが,この場合は前後の空白は削除される。
- COPIES="複写回数" 〜<符号なし整数>((1〜255))
-
PDEで使用するSYSOUTデータファイルの複写回数を指定する。
この属性を省略した場合,SysoutClassパラメータの指定値が有効になる。
- COPYG="グループ複写回数" 〜<符号なし整数>((1〜255))
-
PDEで使用するSYSOUTデータファイルをプリンタに出力する場合のグループ複写回数を指定する。
この属性を省略した場合,SysoutClassパラメータの指定値が有効になる。
- DEST="SYSOUT出力先識別子" 〜<記号名称>((1〜31文字))
-
PDEで使用するSYSOUTデータファイルの出力先を識別するための出力先識別子を指定する。
この属性を省略した場合,SysoutClassパラメータの指定値が有効になる。
- DISP="[ {NEW|RNW|OLD|SHR|MOD} ][,{DELETE|KEEP|PASS} ][,{DELETE|KEEP} ]"
-
ファイルの状態および後処理に関する情報を指定する。DISP属性の省略値については,「3.4.2 ファイルの状態と後処理」を参照のこと。なお,排他/共用制御の詳細については,「3.13 ジョブ単位のファイルおよびディレクトリに対する排他/共用制御機能」を参照のこと。
- 第1パラメータ
-
ジョブステップ実行直前のファイルの状態を表す。
-
NEW
ファイルが該当するジョブステップ中で利用する。ジョブステップ開始前に0バイトのファイルを作成する。この作成時,DSN属性値に指定したファイルが存在する場合は,エラーとなりジョブは終了する。
-
RNW
ジョブステップ実行前にDSN属性値に指定したファイルがすでに存在する場合,該当するジョブを異常終了としないでそのファイルを新しく作成し直す。DSN属性値に指定されたファイルが存在する場合は,ファイルをいったん削除し,再度ファイルを生成する。DSN属性値に指定したファイルがない場合は,ファイルを生成する。
ディレクトリに対して指定した場合,ジョブ実行時にエラーとなって,ジョブが終了する。
なお,DSN属性値に指定されたファイルがシンボリックリンクのときは,リンク先のファイル実体の有無に関係なくシンボリックリンクをいったん削除し,新たに同じ名称のファイルを生成する。新たなシンボリックリンクが生成されるのではない点に注意する必要がある。
-
OLD
ファイルが該当するジョブステップ以前にすでに存在する場合,ほかのジョブとファイルを排他するときに指定する。ファイル排他が適用されていない場合や適用できないTYPE属性値の場合は,SHRパラメータ指定と同じになる。ジョブステップ開始前にファイルパスの存在の有無を確認するかどうかは,DD_EXISTCHECK_COBOLパラメータ,またはDD_EXISTCHECKパラメータの指定に従う。これらのパラメータの詳細については,「8. 設定ファイル」の「DD_EXISTCHECK_COBOL(DD要素に指定したファイルパスの存在確認要否を実施するための定義)」,または「DD_EXISTCHECK(DD要素に指定したファイルパスの存在確認要否を実施するための定義)」を参照のこと。
-
SHR
ファイルが該当するジョブステップ以前にすでに存在する場合,ほかのジョブとファイルを共用するときに指定する。ジョブステップ開始前にファイルパスの存在の有無を確認するかどうかは,DD_EXISTCHECK_COBOLパラメータ,またはDD_EXISTCHECKパラメータの指定に従う。これらのパラメータの詳細については,「8. 設定ファイル」の「DD_EXISTCHECK_COBOL(DD要素に指定したファイルパスの存在確認要否を実施するための定義)」,または「DD_EXISTCHECK(DD要素に指定したファイルパスの存在確認要否を実施するための定義)」を参照のこと。
-
MOD
ファイルが該当するジョブステップ以前にすでに存在する場合,ファイル操作ユティリティまたはCOBOLプログラムがファイルに対して追加書きを行うときに指定する。
ファイルが該当するジョブステップ以前に存在しない場合は,DISPMOD_NOFILEパラメータの指定に従う。詳細については,「8. 設定ファイル」の「DISPMOD_NOFILE(DD要素のDISP属性にMODを指定したファイルが存在しない場合の処理の定義)」を参照のこと。
EXEC要素のLANG属性がCOBOLであり,かつDD要素のTYPE属性の値がFILE,TEMP,またはGDG(既存世代指定)である場合だけ使用できる。その他の値の場合は,次のとおり動作する。
・DD要素のTYPE属性の値がLIB,PREST,またはTEMPPRESTの場合は,SHRパラメータが指定されたものとして動作する。
・DD要素のTYPE属性の値がTEMPISAMの場合は,MODとして動作するが,書き込み動作はユーザプログラムに依存する。
・DD要素のTYPE属性の値がDIRの場合は,ジョブ定義XMLファイル解析エラーとなる。
-
- 第2パラメータ
-
ジョブステップが正常終了した場合のファイルの後処理を指定する。
-
DELETE
該当するジョブステップ終了後にファイルを削除する。
DSN属性値に指定されたファイルがシンボリックリンクのときは,リンク先の実体の有無に関係なくシンボリックリンクを削除する。シンボリックリンクがリンクしているファイルが削除されるのではない点に注意する必要がある。
-
KEEP
該当するジョブステップ終了後にファイルを保存する。ただし,ファイルを作成したジョブステップが異常終了した場合,第3パラメータにDELETEを指定していれば削除する。
-
PASS
一時ファイルおよび一時ISAMファイルでだけ使用できる。
ジョブステップでファイルを使用したあと,該当するファイルを後続ジョブステップで利用できるようにすること(パスすること)を指示する。
このパラメータで指定したファイルを受け取れるのは,後続ジョブステップ中のどれか1回だけである。したがって,受け取ったあと,さらにこれを後続ジョブステップにパスする場合は,そのつどDISP属性値でPASSパラメータを指定する必要がある。
このパラメータを指定した場合,第3パラメータに指定したパラメータに関係なくジョブステップ終了時(異常終了時も含む),該当するファイルをパスする。
-
- 第3パラメータ
-
ジョブステップが異常終了した場合のファイルの後処理を指定する。
第3パラメータは,第2パラメータ中のPASSパラメータを除いたものである。各パラメータの意味については,「第2パラメータ」を参照のこと。
- DSN=
-
"{一時ファイル識別名
|PREST識別名
|一時ISAMファイル識別名
|世代データ群パス名(相対世代番号|日付世代番号)
|ファイルパス名
|ディレクトリパス名
|*[.ジョブステップ名[.プロシジャステップ名]].DD名
}"
-
一時ファイル識別名 〜<パス名>
TYPE属性値にTEMPまたはTEMPPRESTを指定した場合,一時ファイルの識別名を指定する。実際のファイル名は,システムでユニークな名称を与える。ディレクトリ区切り文字の"/"(スラント)を含めた文字列を指定した場合,最後のディレクトリ区切り文字"/"(スラント)より後ろの文字列を一時ファイル識別名と判断する。
TYPE=TEMPの場合
「3.4.4(3) 一時ファイルを利用する場合の注意事項」で示した一時ファイルの名称が,プラットフォームで決められた最大長を超えるような一時ファイル識別名を指定してはならない。超えた場合は,ジョブステップ実行開始時のファイル割り当て処理でエラーとなる。生成されるファイル名の長さは,一時ファイル識別名の長さと,JOB要素のNAME属性値の長さによって変わる。
TYPE=TEMPPRESTの場合
ジョブステップ間PRESTファイルの名称が,プラットフォームで決められた最大長を超えるような一時ファイル識別名を指定しないこと。超えた場合は,ジョブステップ実行開始時のファイル割り当て処理でエラーとなる。生成されるファイル名の長さは,一時ファイル識別名,ジョブ識別子,およびJOB要素のNAME属性値の長さによって変わる。
ジョブステップ間PRESTファイルの名称の詳細については,「3.12.2(2) ジョブステップ間PRESTファイル」を参照のこと。
-
PREST識別名 〜<パス名>
TYPE属性値にPRESTを指定した場合,ジョブ間PRESTの識別名を指定する。この識別名とバッチジョブ実行システムの一時ファイルディレクトリ内でユニークな名称を組み合わせて,ジョブ間PRESTファイル名とする。実際のファイル名はシステムでユニークな名称を与える。ディレクトリ区切り文字の"/"(スラント)を含めた文字列を指定した場合,最後のディレクトリ区切り文字"/"(スラント)より後ろの文字列をPREST識別名と判断する。
ジョブ間PRESTファイル名が,プラットフォームで決められた最大長を超えるようなPREST識別名は指定しないこと。超えた場合は,ジョブステップ実行開始時のファイル割り当て処理でエラーとなる。生成されるファイル名の長さは,PREST識別名の長さによって変わる。
ジョブステップ間PRESTファイルの名称の詳細については,「3.12.2(2) ジョブステップ間PRESTファイル」を参照のこと。
-
一時ISAMファイル識別名 〜<パス名>
TYPE属性値にTEMPISAMを指定した場合,一時ISAMファイルの識別名を指定する。実際のファイル名は,システムでユニークな名称を与える。ディレクトリ区切り文字の"/"(スラント)を含めた文字列を指定した場合,最後のディレクトリ区切り文字"/"(スラント)より後ろの文字列を一時ISAMファイル識別名と判断する。
「3.4.5 一時ISAMファイル」で示した一時ISAMファイルの名称が,プラットフォームで決められた最大長を超えるような一時ISAMファイル識別名は指定しないこと。超えた場合は,ジョブステップ実行開始時のファイル割り当て処理でエラーとなる。生成されるファイル名の長さは,一時ISAMファイル識別名の長さとJOB要素のNAME属性値の長さによって変わる。
-
世代データ群パス名(相対世代番号|日付世代番号) 〜<パス名>((1〜1023文字))
TYPE属性値にGDGを指定した場合,世代データ群のパス名と世代ファイルの相対世代番号または日付世代番号を指定する。各世代ファイルに対して,次に示すユニークなファイルパス名を与える。
・相対世代番号
世代データ群パス名.Gmmmm※
注※ mmmmは世代番号を表す0001〜9999の整数である。
相対世代番号は,0または符号を付けた1〜255の整数で指定する。ただし,0には符号を付けない。すでにある世代ファイルを参照する場合,最近作った世代ファイルに対して相対世代番号0を指定し,世代が古くなるに従い,相対世代番号を「−1,−2,−3,…」と指定する。
また,新しく世代ファイルを作成する場合には,相対世代番号を作成順に「+1,+2,+3,…」と指定する。同一世代ファイルに対しては,同一ジョブ中で同じ相対世代番号を指定する。
・日付世代番号
世代データ群パス名.Dyyyymmdd※1
注※1 yyyyが西暦,mmは月,ddは日である。
日付世代番号は,次の2種類で指定する。
・EXDまたはEXD-n※2
・Dyyyymmdd※3
注※2 nは1〜511までの整数で指定する。
注※3 yyyyはバッチジョブ実行日の西暦を指定する。mmは01〜12までを指定する。ddは01〜を指定する。ただし,yyyy に指定できる西暦は,DISP属性の第1パラメータがNEWの場合,バッチジョブ実行日の西暦の±2 年以内となる。例えば,バッチジョブ実行日が2013年6月15日の場合,2011年1月1日〜2015年12月31日まで指定可能となる。また,存在しない日を指定することはできない。
すでに存在する世代ファイルを参照する場合,EXD,EXD-n,またはDyyyymmddを指定する。EXDと指定すると,JP1/AJSのルートジョブネットの実行開始予定日に作成された世代ファイルを参照し,世代が古くなるにしたがって,「EXD-1,EXD-2,EXD-3,…」と指定する。Dyyyymmddと指定すると,世代データ群名.yyyymmddを参照する。また,新しく世代ファイルを作成する場合には,「EXD」または「Dyyyymmdd」を指定する。同一世代ファイルをEXD-nで指定する場合,同一ジョブ中でnに同一の数値を指定する。
-
ファイルパス名 〜<パス名>((1〜1023文字))
TYPE属性値にFILEを指定した場合,ファイルのパス名を指定する。
-
ディレクトリパス名 〜<パス名>((1〜1023文字))
TYPE属性値にLIBを指定した場合,ジョブから実行するコマンドとプログラムを格納したディレクトリのパス名を指定する。
TYPE属性値にDIRを指定した場合,ディレクトリのパス名を指定する。
-
*[.ジョブステップ名[.プロシジャステップ名]].DD名
ジョブステップ名 〜<記号名称>((1〜31文字))
プロシジャステップ名 〜<記号名称>((1〜31文字))
*[.ジョブステップ名[.プロシジャステップ名]].DD名で示すDD要素のDSN属性値を複写するように指定する。DD要素のTYPE属性値と,複写元DD要素のTYPE属性値はFILEにする必要がある。どちらか一方,または両方がFILEでない場合はエラーとなる。
-
- ENCODE="{SJIS|UTF8}"
-
SYSOUTデータファイルのエンコード種別を指定する。PDEと連携する場合に意味がある。
-
SJIS
ファイルをシフトJISのコードで作成する場合に指定する。
-
UTF8
ファイルをUTF-8のコードで作成する場合に指定する。
-
- EURENCODE="EURエンコード種別" 〜<任意文字列>((1〜31文字))
-
作成するEURのマッピングデータのエンコード種別を指定する。
指定できるエンコード種別は設定ファイルのEUR_LANGパラメータで指定したエンコード種別だけである。
通常は指定する必要はなく,バッチジョブ実行システムのLANG環境変数とUAPのLANG環境変数が異なるときに指定する。指定を省略した場合,バッチジョブ実行システムのLANG環境変数を基にEURがデータファイルのエンコード種別を判断する。
EURENCODE属性は,EURFORM属性の指定がない場合は無効となる。
- EURFORM="EUR定義ファイル名" 〜<記号名称>((1〜31文字))
-
EURで印刷するときに使用するEUR定義ファイル名を指定する。
バッチジョブ実行システムの設定ファイルでEUR_DEFINITION_FILE_DIRパラメータの指定をしない場合は無効となる。
- FCB="FCB名" 〜<記号名称>((1〜4文字))
-
PDEで使用するFCB名を指定する。
この属性を省略した場合,JOBPARM要素のFCB属性が有効となる。JOBPARM要素のFCB属性を省略した場合は,SysoutClassパラメータの指定値が有効になる。
- FCDFLT="デフォルト機能キャラクタイメージ名" 〜<記号名称>((1〜4文字))
-
PDEで使用するデフォルト機能キャラクタイメージ名を指定する。
この属性を省略した場合,SysoutClassパラメータの指定値が有効になる。
- FORMS="書式番号" 〜<記号名称>((1〜4文字))
-
PDEで使用する書式番号を指定する。
この属性を省略した場合,JOBPARM要素のFORMS属性が有効となり,JOBPARM要素のFORMS属性を省略した場合は,SysoutClassパラメータの指定値が有効となる。
- FTYPE="{1|2}"
-
SYSOUTデータファイルのファイル形式を指定する。
この指定を省略した場合,SysoutClassパラメータの指定値が有効になる。
この指定はJOBLOG,SYSMSG,XML,STDOUT,およびSTDERRには無効であり,これらのファイルはテキストファイルとして処理される。
-
1:PDEファイル形式1
テキストファイルなどの任意のファイル形式
-
2:PDEファイル形式2
COBOL2002でPDEによる書式,行制御印刷を行うファイル形式
-
- FPERM="パーミッション" 〜<8進数>((0〜1777))
-
ファイルのパーミッションを指定する。指定方法は,chmodコマンドに従う。この指定をしない場合は,PERMISSION要素の属性に従う。
1000:ディレクトリにリンク許可を属性,またはファイルにsave-text 属性を設定する。
0400:バッチジョブ実行システムを起動したユーザへの読み取り属性を設定する。
0200:バッチジョブ実行システムを起動したユーザへの書き込み属性を設定する。
0100:バッチジョブ実行システムを起動したユーザへの実行または検索属性を設定する。
0040:バッチジョブ実行システムを起動したグループへの読み取り属性を設定する。
0020:バッチジョブ実行システムを起動したグループへの書き込み属性を設定する。
0010:バッチジョブ実行システムを起動したグループへの実行または検索属性を設定する。
0004:ほかのユーザへの読み取り属性を設定する。
0002:ほかのユーザへの書き込み属性を設定する。
0001:ほかのユーザへの実行または検索属性を設定する。
- GAIJI1="レベル1外字名称" 〜<記号名称>((1〜4文字))
-
PDEで使用する外字名称を指定する。
この属性を省略した場合,SysoutClassパラメータの指定値が有効になる。
- HOLD="{YES|NO}"
-
ジョブ実行後,SYSOUTデータファイルを即時印刷するか,または出力保留をし,あとからコマンドの指示によって印刷するかどうかを指定する。なお,EUR帳票印刷はこの指定に関係なく,ジョブ終了時に印刷する。
この属性を省略した場合,SysoutClassパラメータの指定値が有効になる。
-
YES
出力保留にして,即時印刷しない。
-
NO
出力保留にしないで,即時印刷する。
-
- ISKEY="キー長,キー位置[,{C|I|L|F|D}]"
-
TYPE属性にTEMPISAMを指定して一時ISAMファイルを作成する場合に,一時ISAMファイルのキー長,相対キー位置,およびキー属性を指定する。
なお,キー位置とキー長の合計はISRECL属性で指定するレコード長または最小レコード長以下にする必要がある。
-
キー長
キー属性に応じて,次に示すように指定する。
C(文字型)の場合:1〜255の範囲
I(2バイト整数型)の場合:2
L(4バイト整数型)の場合:4
F(計算機浮動型)の場合:4
D(計算機倍長型)の場合:8
-
キー位置
ISRECFM属性で指定するレコード種別に応じて,次に示すように指定する。
ISRECFM="F"の場合:0〜(ISRECL属性で指定するレコード長−1)の範囲
ISRECFM="V"の場合:0〜(ISRECL属性で指定する最小レコード長−1)の範囲
-
{C|I|L|F|D}
キー属性を次に示すどれかのパラメータで指定する。
C:文字型
I:2バイト整数型
L:4バイト整数型
F:計算機浮動型
D:計算機倍長型
-
- ISRECFM="{F|V}"
-
TYPE属性にTEMPISAMを指定して一時ISAMファイルを作成する場合に,一時ISAMファイルのレコード種別を指定する。
-
F
レコード種別が順編成固定長であることを示す。
-
V
レコード種別が可変長であることを示す。
-
- ISRECL="レコード長[,最小レコード長]"
-
TYPE属性にTEMPISAMを指定して一時ISAMファイルを作成する場合に,一時ISAMファイルのレコード長を指定する。
また,ISRECFM属性にVを指定した場合は,最小レコード長も指定する必要がある。
なお,ISRECFM属性にFを指定した場合は,最小レコード長を指定しないこと。指定した場合は,ジョブ定義XMLファイルの解析時にエラーとなる。レコード長または最小レコード長は次に示す範囲で指定する。
-
レコード長
1〜65,503の範囲で指定する。
-
最小レコード長
1〜65,503の範囲で指定する。
なお,最小レコード長≦レコード長にする必要がある。
-
- KEEP="{YES|NO}"
-
SYSOUTデータファイルを出力後保存するかどうかを指定する。この属性を省略した場合,SysoutClassパラメータの指定値が有効になる。
-
YES
SYSOUTデータファイルをスプールジョブ転送サービスに転送指示後,スプールから削除しない(SYSOUTデータファイルを出力後保存属性にする)。
-
NO
SYSOUTデータファイルをスプールジョブ転送サービスに転送指示後,スプールから削除する(SYSOUTデータファイルを出力後保存属性にしない)。
-
- MODE="{AN|K}"
-
PDEで使用するプリンタモードを指定する。
この属性を省略した場合,SysoutClassパラメータの指定値が有効になる。
-
AN
ノンインパクトモード
-
K
漢字プリンタモード
-
- NAME="DD名" 〜<環境変数名>((1〜31文字))
-
ジョブステップ内で,DD要素やDD要素で割り当てたファイルを識別する識別名を指定する。このDD名の先頭に文字列を付加した名称の環境変数に,割り当てたファイルのパス名を格納する。
付加する文字列はEXEC要素のプログラムがCOBOLの場合は"CBL_"となり,COBOL以外の場合は"DDN_"となる。
DD名にJOBLIBを指定した場合は,DSN属性値に指定した文字列を,PATH環境変数に追加する。追加した文字列は,ジョブ全体で有効となる。この場合,DD要素は,JOB要素内のSTEP要素外に指定する必要がある。また,TYPE属性値はLIBにする必要がある。
DD名にSTEPLIBを指定した場合は,DSN属性値に指定した文字列を,PATH環境変数に追加する。追加した文字列は,ジョブステップ内でだけ有効となる(次のジョブステップでは,PATH環境変数から除外する)。この場合,DD要素はSTEP要素内に指定する必要がある。また,TYPE属性値はLIBにする必要がある。
- OPTCDJ="{YES|NO}"
-
PDEで,行単位にフォントと文字ピッチを切り替える文字配列テーブルを変更するかどうかを指定する。
-
YES
行単位に使用する文字配列テーブルを変更する。
-
NO
行単位に使用する文字配列テーブルを変更しない。
-
- OVERC="適用枚数[,適用枚数]…" 〜<符号なし整数>((1〜255))
-
PDEで使用する書式オーバレイの適用枚数を指定する。
コンマで区切って8個まで指定できる。
この属性を省略した場合,SysoutClassパラメータの指定値が有効になる。
- OVERLAY="書式オーバレイ情報のイメージ名[,書式オーバレイ情報のイメージ名]…" 〜<記号名称>((1〜4文字))
-
PDEで使用する書式オーバレイ情報のイメージ名を指定する。
コンマで区切って8個まで指定できる。
VOS3から移行したCOBOLプログラムにAPPLY FORMS-OVERLAY指定がある場合,書式オーバレイ名をここで指定することで書式オーバレイ印刷ができる。ただし,ページごとの切り替えはできない。
この属性を省略した場合,SysoutClassパラメータの指定値が有効になる。
- RECFM="{A|M|N|X}"
-
PDEで使用する出力データに指定しているプリンタ制御文字の種別を指定する。
RECFM属性はJOBLOG,SYSMSG,XML,STDOUT,およびSTDERRの設定には無効であり,これらのファイルは制御文字なしとして処理される(RECFM=Xと同等)。
-
A
ANSI制御文字
-
M
機械制御文字
-
N
制御文字なし(ASCII制御文字)
-
X
RECFM属性を設定しない。この場合,PDEやPrinfinaMANAGERの設定に従う。
-
- RENAME="環境変数名" 〜<環境変数名>((1〜31文字))
-
割り当てられたファイルのパス名を格納する環境変数名を変更する。この属性を省略した場合,環境変数名は,NAME属性で指定したDD名の先頭に"DDN_"または"CBL_"を付加した名称になる。
この属性は,COBOL2002の特殊なDD名称など,環境変数を"DDN_"または"CBL_"で開始しない名称にする必要がある場合に使用する。
RENAME属性に関する注意事項については,「3.4.7(4) 環境変数名を任意の名称に設定する方法」を参照のこと。
- SAMF="{YES|NO}"
-
ジョブ定義XMLファイルに記述したSYSINデータを,ジョブコントローラがCOBOLプログラムに渡す場合のデータの形式を指定する。
この属性を省略した場合,設定ファイルのDD_SAMFパラメータの指定値が有効になる。
この属性は,TYPE属性に"DATA"が指定されていて,かつ同一ジョブステップのEXEC要素のLANG属性に"COBOL"が指定されている場合にだけ指定できる。それ以外の場合は,ジョブ定義XMLファイルの解析エラーとなり,ジョブを実行しないで終了する。
-
YES
COBOLが順編成固定長ファイルとしてSYSINデータを入力する場合に,"YES"を指定する。ジョブコントローラは,SYSINデータをレコード長80バイトの順編成固定長ファイルに変換し,COBOLプログラムに渡す。1行が改行を除いて81バイト以上であり,81バイト目以降に空白以外の文字がある場合,ジョブ定義XMLファイルの解析エラーとなり,ジョブを実行しないで終了する。
-
NO
COBOLがテキスト編成ファイルとしてSYSINデータを入力する場合に,"NO"を指定する。ジョブコントローラは,ジョブ定義XMLファイルに記述したSYSINデータを変更しないで,COBOLプログラムに渡す。
-
- SYSOUT="{クラス名|*}"
-
SYSOUTデータファイルの出力に関する情報を指定する。
-
クラス名 〜<記号名称>((1〜31文字))
出力クラス名を指定する。このクラス名は,あらかじめ設定ファイルに定義しておく必要がある。
-
*
ジョブ要素で指定したMSGCLASS属性の出力クラス名と同じクラスを割り当てる。ジョブ要素でMSGCLASS属性を指定していない場合は,設定ファイルのMSGCLASS_DEFAULTパラメータで指定したクラスを割り当てる。
-
- TYPE="{DATA|DUMMY|FILE|TEMP|TEMPISAM|PREST|TEMPPREST|GDG|LIB|SYSOUT|DIR}"
-
割り当てるファイル種別を指定する。
この属性を省略した場合,SYSOUT属性を指定していればTYPE="SYSOUT"が仮定され,SYSOUT属性を指定していなければTYPE="FILE"が仮定される。
-
DATA
DD要素の内容に,ジョブステッププログラムへの入力データがある。
-
DUMMY
ダミーファイルを割り当てる。
DUMMY_FILE_TYPEパラメータにDEVNULLを指定した場合,/dev/nullを割り当てる。
DUMMY_FILE_TYPEパラメータにTEMPを指定した場合,DD要素でTYPE="DUMMY"の代わりにTYPE="TEMP"が指定されたものとして一時ファイルを割り当てる。
詳細については,「3.4.6 ダミーファイル」を参照のこと。
-
FILE
恒久ファイルを割り当てる。
-
TEMP
一時ファイルを割り当てる。
-
TEMPISAM
一時ISAMファイルを割り当てる。
-
PREST
ジョブ間にわたって有効なジョブ間PRESTファイルを割り当てる。ただし,LOCK_OPTIONパラメータにENABLEを指定していない場合,この属性にPRESTを指定するとジョブ定義XMLファイルの解析エラーとなる。
-
TEMPPREST
ジョブ内でだけ有効なジョブステップ間PRESTファイルを割り当てる。
-
GDG
世代ファイルを割り当てる。
-
LIB
JOBLIB/STEPLIBを割り当てる。
-
SYSOUT
SYSOUTデータファイルを割り当てる。
-
DIR
ディレクトリを割り当てる。
-
内容
TYPE属性値に"DATA"を指定した場合,SYSINデータ(シェルスクリプトのヒアドキュメント相当,ジョブステッププログラムへの入力データをインライン記述したもの)をこの要素の内容に指定する。複数行からの構成または<や"や&の文字が含まれている場合は,記述するデータは<![CDATA[!と!]]>で囲んで指定する。記述するデータの詳細については,「3.10 SYSINデータの読み込み」を参照のこと。
注意事項
-
ファイルを連結する場合を除いて,同一のJOBまたはSTEP要素内には,同じNAME属性値のDD要素を複数指定しないこと。
-
直前のDD要素のNAME属性値と同じNAME属性値のDD要素を指定した場合,ファイルの連結と判断する。
-
NAME属性値が同一のDD要素が,JOB要素またはSTEP要素内で連続していない場合,ジョブはエラーとなる。
-
JOB要素内のSTEP要素外に指定できるDD要素は,NAME属性値にJOBLIBを指定した場合だけである。
-
NAME属性値にJOBLIBまたはSTEPLIBを指定した場合,TYPE属性値にLIBを指定しなければならない。
-
DD要素内の属性の追加,変更,または削除のために,DD要素をREPLACE要素内およびREPLACESTEP要素内に指定した場合は,NAME属性と追加,変更,または削除する属性の属性名と属性値を指定する。削除の場合は属性値に””を指定する。
-
DD要素を追加するために,DD要素をREPLACE要素内およびREPLACESTEP要素内に指定する場合は,追加するDD要素全体を指定する。
-
DD要素を削除するために,DD要素をREPLACE要素内またはREPLACESTEP要素内に指定する場合は,NAME属性値とTYPE属性値でDUMMYを指定する。TYPE属性値でDUMMYを指定した場合,NAME以外の属性値は無効となる。
-
TYPE属性値が"LIB"の場合にDISP属性を指定した場合でも,指定値に関係なくDISP="SHR"と見なして処理する。
-
TYPE属性値が"TEMP"および"TEMPISAM"以外の場合,DISP属性の第2パラメータにPASSを指定することはできない。
-
RECFM属性はVOS3の行制御の種別を指定する項目であり,印刷データの形式に合わせて指定する必要がある。VOS3から移行したCOBOLプログラムでは次に示す内容を考慮して指定をする必要がある。
PDEファイル形式1を使用する場合
-
WRITE指定の場合
印刷データに付加している制御コードに合わせて指定する。通常はVOS3のJCL(Job Control Language)で指定していた値と同じ値を指定する。また,COBOLプログラムの移行時に実行時環境変数CBLD_ファイル名(SELECT句に指定するファイル名)にSAMAADVを設定する必要がある。
RECFM="A"の場合,印刷制御文字を16進で指定しているときは,ASCIIコードに変換する必要がある。
-
WRITE ADVANCING指定の場合
COBOLプログラムの移行時に印刷データの先頭に制御文字の領域を定義している場合は,コンパイラオプションで制御文字の領域を無効にする。また,RECFM="N"を指定する。
-
WRITE POSITIONING指定の場合
COBOLプログラム移行時にPOSITIONINGはADVANCING 1 LINEと扱われるため,必要に応じてADVANCING指定に変更する必要がある。また,RECFM="N"を指定する。
-
DISPLAY UPON SYSOUT,DISPLAY UPON SYSLST指定の場合
UPON SYSLSTは指定しないこと。また,COBOLプログラムにWITH NO ADVANCINGの指定がある場合,削除する必要がある。
RECFM="N"を指定する。
PDEファイル形式2を使用する場合
-
WRITE指定の場合
印刷データに付加している制御コードに合わせて指定する。通常はVOS3のJCLで指定していた値と同じ値を指定する。
RECFM="A"の場合,印刷制御文字を16進で指定しているときは,ASCIIコードに変換する必要がある。
-
WRITE ADVANCING指定の場合
COBOLプログラムの移行時に印刷データの先頭に制御文字の領域を定義している場合は,コンパイラオプションで制御文字の領域を無効にする。また,RECFM="N"を指定する。
-
WRITE POSITIONING指定の場合
コンパイラオプションで制御文字の領域を無効にする。また,RECFM="M"を指定する。
-
DISPLAY UPON SYSOUT,DISPLAY UPON SYSLST指定の場合
PDEファイル形式2には対応していないので,PDEファイル形式1の場合と同様の指定をする。
-
-
DD要素を定義するとき,TYPE属性の値によって指定必須の属性,指定不可の属性,省略できる属性が,それぞれ排他的関係として決められている。指定必須の属性を指定しない,あるいは指定不可の属性を指定するとエラーとなる。DD要素の属性の排他的関係一覧を次の表に示す。表の列はTYPE属性の値を,行は各属性を表しており,TYPE属性の値に対して各属性の指定の可否を表している。
表9‒3 DD要素の属性の排他的関係一覧 DD要素の属性
DD要素のTYPE属性
FILE
DIR
GDG
TEMP
DATA
DUMMY
SYSOUT
LIB
TEMPISAM
PREST
TEMPPREST
NAME
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
DSN
○
○
○
△
×
×
×
○
△
○
○
DISP
△
△
△
△
×
×
×
△
△
△
△
FPERM
△
△
△
×
×
×
×
×
×
△
×
SYSOUT
×
×
×
×
×
×
○
×
×
×
×
CHARS
×
×
×
×
×
×
△
×
×
×
×
CMT
×
×
×
×
×
×
△
×
×
×
×
COPIES
×
×
×
×
×
×
△
×
×
×
×
COPYG
×
×
×
×
×
×
△
×
×
×
×
DEST
×
×
×
×
×
×
△
×
×
×
×
ENCODE
×
×
×
×
×
×
△
×
×
×
×
EURENCODE
×
×
×
×
×
×
△
×
×
×
×
EURFORM
×
×
×
×
×
×
△
×
×
×
×
FCB
×
×
×
×
×
×
△
×
×
×
×
FCDFLT
×
×
×
×
×
×
△
×
×
×
×
FORMS
×
×
×
×
×
×
△
×
×
×
×
FTYPE
×
×
×
×
×
×
△
×
×
×
×
GAIJI1
×
×
×
×
×
×
△※1
×
×
×
×
HOLD
×
×
×
×
×
×
△
×
×
×
×
KEEP
×
×
×
×
×
×
△
×
×
×
×
MODE
×
×
×
×
×
×
△
×
×
×
×
OPTCDJ
×
×
×
×
×
×
△
×
×
×
×
OVERC
×
×
×
×
×
×
△
×
×
×
×
OVERLAY
×
×
×
×
×
×
△
×
×
×
×
RECFM
×
×
×
×
×
×
△
×
×
×
×
ISKEY
×
×
×
×
×
×
×
×
○※2
×
×
ISRECFM
×
×
×
×
×
×
×
×
○※2
×
×
ISRECL
×
×
×
×
×
×
×
×
○※2
×
×
RENAME
△
△
△
△
△
△
△
×
△
△
△
SAMF
×
×
×
×
△
×
×
×
×
×
×
- (凡例)
-
○:必ず指定する。
△:指定を省略できる。
×:指定できない。
- 注※1
-
省略した場合はSysoutClassパラメータの指定値が有効になる。
- 注※2
-
一時ISAMファイルを作成する場合は必ず指定する。DISP="SHR"またはDISP="OLD"による一時ISAMファイルの割り当て時に指定した場合は,無効となる。ただし,属性値のチェックは行われる。DISP="MOD"の場合は,先行ジョブステップでPASSされていない一時ISAMファイルには必ず指定する。
-
プロシジャ内のDD要素は,属性の追加および削除をしたあとに,排他関係をチェックする。ただし,TYPE属性を置き換えた場合は,すでに存在する指定不可の属性は,指定されていないものと判断する。そのため,排他関係にある属性を明示的に削除する必要はない。
-
次に示す文字列は,特別な意味を持つDD名として将来バッチジョブ実行システムが使用する可能性がある。そのため,これらの値をNAME属性に指定してはならない。指定した場合はエラーとなる。
AJOBLIB,ASTEPLIB,SYSUDUMP,SYSABEND,SYSNDUMP,SYSCHK,SYSCKEOV,JOBCAT,STEPCAT,KANJLIB,IMGLIB,SYSMAPLB
-
CALL要素を定義したジョブステップ内にDD要素を定義しても,そのDD要素は無視する。
-
ファイル連結できないTYPE属性を指定したDD要素を連結した場合は,警告メッセージを出力してジョブを続行する。詳細については,「3.4.3 ファイルの連結処理」を参照のこと。
-
同一のDSN属性で複数の一時ファイルを作成し,PASS指定することは,誤りの原因となるため,使用しないこと。
-
DSN属性にファイル名を指定する場合は,ファイル名の末尾にパス区切り文字('/')を指定しないこと。指定した場合はエラーとなる。
-
DISP属性の第1パラメータにMODを指定し,COBOLプログラムが入力としてオープンした場合,オープンの指定どおり入力ファイルとして使用する。この場合,ファイル連結指定をすることもできる。
使用例
1枚目にだけ書式オーバレイモジュール「FOPA」を使用し出力する場合の使用例を次に示す。
<DD NAME="EXA2" TYPE="SYSOUT" SYSOUT="*" OVERLAY="FOPA" OVERC="1"/>