3.11 SYSOUTの機能
SYSOUTデータファイルの定義は,DD要素のTYPE属性でSYSOUTを指定して行う。システムはこの指定に従って,いったんスプール内に置かれた出力情報を,出力装置に出力する。このSYSOUTデータファイルを定義するDD要素の属性では,次に示す指定ができる。
(a)文字セットイメージ(文字配列テーブル名または文字セットイメージ名の指定)
(b)注釈(任意の文字列の指定)
(c)出力情報の複写(複写回数の指定)
(d)グループ複写回数(グループ複写回数の指定)
(e)出力先(出力先識別子の指定)
(f)出力の形式(fcb識別子の指定)
(g)デフォルト機能キャラクタイメージ(デフォルト機能キャラクタイメージ名の指定)
(h)出力の書式(書式番号の指定)
(i)出力保留属性(HOLD属性でのYESの指定)
(j)印字モード(プリンタの印字モードの指定)
(k)行単位での文字列配列テーブルの切り替え(行単位に使用する文字列配列テーブルの変更有無の指定)
(l)書式オーバレイ適用枚数(書式オーバレイ適用枚数の指定)
(m)書式オーバレイモジュール(書式オーバレイモジュール名の指定)
(n)印刷制御文字の種別(印刷制御文字種別の指定)
(o)出力クラス(クラス名の指定)
(p)出力後保存,出力後非保存(KEEP属性の指定)
(q)レベル1外字名の指定(GAIJI1属性の指定)
(r)PDEファイル形式2の指定(FTYPE属性の指定)
(s)SYSOUTデータファイルのエンコード形式の指定(ENCODE属性の指定)
JOBPARM要素では,特別な指定のない((f),(h)の指定がない)SYSOUT全体の書式番号,FCB,およびROOM(仕分け番号)の指定ができる。