分散トランザクション処理機能 TP1/Connector for .NET Framework 使用の手引
クライアントスタブ生成コマンド(spp2cstub)を使用して,サービス定義からクライアントスタブおよびカスタムレコードクラスを生成します。
クライアントスタブおよびカスタムレコードクラスは,クライアントスタブを利用するクライアントアプリケーション(Connector .NETのアプリケーション)を記述するプログラム言語で生成してください。
データ型定義で指定された各メンバは,カスタムレコードクラスのpublicプロパティとなります。
クライアントスタブ生成コマンド(spp2cstub)で-Xオプションを指定して,サービス定義からクライアントスタブを生成すると,引数および戻り値がXmlDocumentクラス(System.Xml.XmlDocument)となるサービスメソッドがクライアントスタブに追加されます。このサービスメソッドの名称は,「〈サービス定義で指定されたサービス名称〉ByXml」となります。
サービスメソッドの引数および戻り値のXmlDocumentクラスに指定できるXMLの形式は,クライアントスタブと一緒に生成される入力データ用XMLスキーマおよび出力データ用XMLスキーマで定義されます。XMLスキーマの詳細については,「3.1.1(4) .NETインタフェース定義からXMLスキーマへのマッピング」,および「3.1.2(3) サービス定義からXMLスキーマへのマッピング」を参照してください。
サービス定義,入力データ用XMLスキーマおよび出力データ用XMLスキーマ,ならびにクライアントスタブに追加されたサービスメソッドの引数および戻り値の関係を次の表に示します。
表3-9 サービス定義,定義されるXMLスキーマ,ならびにクライアントスタブのサービスメソッドの引数および戻り値の関係
サービス定義 | 定義されるXMLスキーマ | 出力されるサービスメソッド(クライアントスタブ) | ||
---|---|---|---|---|
引数 | 戻り値 | |||
入力データ型定義 | 入力データ用XMLスキーマ | XmlDocument | − | |
出力データ型定義 | あり | 出力データ用XMLスキーマ | − | XmlDocument |
DC_NODATA | なし | − | なし |
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