分散トランザクション処理機能 TP1/Connector for .NET Framework 使用の手引

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1.6.2 TSP自動生成機能の運用

<この項の構成>
(1) サーバが.NETインタフェース定義を利用したSPP.NETの場合
(2) サーバがSPP,または.NETインタフェース定義を利用しないSPP.NETの場合

(1) サーバが.NETインタフェース定義を利用したSPP.NETの場合

サーバが.NETインタフェース定義を利用したSPP.NETの場合の,TSP自動生成機能使用時の流れを次の図に示します。

図1-34 TSP自動生成機能使用時の流れ(サーバが.NETインタフェース定義を利用したSPP.NETの場合)

[図データ]

  1. TSP生成コマンド(.NETインタフェース定義用)(if2tsp)を実行し,TSPを生成します。オプションで,ASP.NET XML Webサービスクラスを同時に生成できます。
  2. 生成されたファイルを,IIS仮想ディレクトリに配置します。
    詳細については,「1.6.1(3) TSPを実行するための環境および手順」を参照してください。
  3. ASP.NET WebサービスまたはWebアプリケーションの実行時に,IIS仮想ディレクトリを読み込みます。
  4. ASP.NET XML WebサービスまたはWebアプリケーションが利用できます。
    また,ASP.NET XML Webサービスとして公開されたWSDLは,Webブラウザから「〈公開されたXML WebサービスのURL〉?wsdl」を指定してアクセスすることで参照できます。

(2) サーバがSPP,または.NETインタフェース定義を利用しないSPP.NETの場合

サーバがSPP,または.NETインタフェース定義を利用しないSPP.NETの場合の,TSP自動生成機能使用時の流れを次の図に示します。

図1-35 TSP自動生成機能使用時の流れ(サーバがSPP,または.NETインタフェース定義を利用しないSPP.NETの場合)

[図データ]

  1. TSP生成コマンド(サービス定義用)(spp2tsp)を実行し,TSPを生成します。オプションで,ASP.NET XML Webサービスクラスを同時に生成できます。
  2. 生成されたファイルを,IIS仮想ディレクトリに配置します。
    詳細については,「1.6.1(3) TSPを実行するための環境および手順」を参照してください。
  3. ASP.NET XML WebサービスまたはWebアプリケーションの実行時に,IIS仮想ディレクトリを読み込みます。
  4. ASP.NET XML WebサービスまたはWebアプリケーションが利用できます。
    また,ASP.NET XML Webサービスとして公開されたWSDLは,Webブラウザから「〈公開されたXML WebサービスのURL〉?wsdl」を指定してアクセスすることで参照できます。