VG制御機能コマンドの使用方法
通常は自動起動の設定(自動起動の設定については「3.4.2 自動起動の設定」を参照してください)をすればコマンドを使用する必要はありませんが,運用テストやPPのアンインストールのために,手動でVGや制御グループの操作をする場合があります。次に主なコマンドの使用法を示します。
なお,制御グループのアクセス制御を変更するコマンドを誤って使用すると,意図しない書き込み許可を,実行系と待機系に与えてしまうなど,データ破壊につながる可能性があります。ご注意ください。
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habhd_lsvgコマンドを使用すると,制御グループのアクセス制御状態や,制御グループに登録されているVG名を参照することができます。制御グループにVGが登録されている場合はHA Boosterのアンインストールができません。habhd_unregvgコマンドを使用して,VGの登録解除をしてください。
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habhd_chvgコマンドを使用すると,制御グループのアクセス制御状態を変更することができます。アクセス制御のテストや保守などで,一時的にアクセス制御状態を変更したい場合に使用することができます。
この変更は次回のシステム起動に引き継がれません。継続して制御状態を変更したい場合は,自動起動の設定を変更する必要があります。
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habhd_regvgコマンドを使用すると,制御グループにVGを登録することができます。アクセス制御のテストや保守などで,一時的にVGを制御グループに登録したい場合に使用できます。
この変更は次回のシステム起動に引き継がれません。継続して制御状態を変更したい場合は,自動起動の設定を変更する必要があります。
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habhd_unregvgコマンドを使用すると,制御グループに登録されているVGの登録を解除できます。HA Boosterのアンインストールやアクセス制御のテスト,保守などで,一時的にVGを制御グループから登録解除したい場合に使用できます。
この変更は次回のシステム起動に引き継がれません。継続して制御状態を変更したい場合は,自動起動の設定を変更する必要があります。