Hitachi

AIX Hitachi HA Booster Pack for AIX


habhd_varyonvgコマンド

VGをvaryon状態にします。

〈このページの構成〉

構文

habhd_varyonvg [フラグ ...] VG名

説明

VG名で指定されたVGをvaryon状態にします。フラグはAIXのvaryonvgコマンドのフラグと同じものが指定できます。このコマンドで使用するフラグは,AIX標準のvaryonvgコマンドのフラグと同じ効果があります。各フラグの効果については,IBM社のWebページのvaryonvgコマンドを参照してください。なお,-rフラグは制御グループのアクセス制御状態に影響しません。

habhd_varyonvgコマンドで指定するVGは,制御グループに未登録の状態でなければなりません。制御グループに登録されたVGを指定すると,エラー終了します。この場合は,habhd_varyonvgコマンド実行前に,habhd_unregvgコマンドを使用して該当VGを制御グループから除外します。

Hitachi Dynamic Link Managerを導入したホストでは,dlmvaryonvgコマンドは使用しないで,habhd_varyonvgコマンドを使用してください。

なお,habhd_varyonvgコマンドを発行するユーザはroot権限を持っていなければなりません。

注意事項

  1. 制御グループに登録したVGをvaryoff状態にするときは,必ずhabhd_varyoffvgコマンドを使用しなくてはなりません。制御グループに登録したVGに対しvaryoffvgコマンドを実行すると,このVGが制御グループに登録されたままvaryoff状態になります。この状態でhabhd_varyonvgコマンドを実行すると,エラー終了します。

  2. habhd_varyonvgコマンドはvaryoff状態のVGをvaryon状態に移行させるだけで,VGを制御グループに登録する機能はありません。このため,このコマンドによってvaryon状態になったVGは,habhd_regvgコマンドを実行して,制御グループに登録するまでの間はHA Boosterのアクセス制御対象外となります。

終了コード

0

正常終了しました。

1

処理中にエラーが発生しました。