プロセス監視の種類を次に示します。

プロセス監視デーモン

通信サーバfor Billerのオンライン機能，および共通ソフトウェアのオンライン電文処理を監視しています。

プロセス監視デーモンに障害が発生した場合は，OSがプロセス監視デーモンを再起動します。

OpenTP1監視プロセス

OpenTP1を監視しています。通信サーバシステム定義の障害監視定義で，監視する間隔，および監視する回数を指定してください。

障害監視定義については，「4.4.4(7)　障害監視定義」を参照してください。

制御電文CUP監視プロセス，業務電文受信CUP監視プロセス

制御電文受信CUP，および業務電文受信CUPを監視しています。通信サーバシステム定義の障害監視定義で，監視する間隔，監視する回数などを指定してください。

障害監視定義については，「4.4.4(7)　障害監視定義」を参照してください。

SPP障害監視プロセス

各業務系SPP，収納カウンタSPP，および収納業務受付SPPを監視しています。業務系SPPのうち，どのSPPで障害を検知しても，収納機関単位ですべての業務系SPPを停止します。そのため，監視対象から外したいSPPがある場合，通信サーバシステム定義の障害監視対象外ユーザサーバ定義で，障害監視での監視対象外とするSPPのユーザサーバ名を指定してください。

なお，OpenTP1の定義の各ユーザサービス定義で，各プロセスの異常終了回数を監視する限界経過時間，状態回復時の条件などを指定してください。

障害監視対象外ユーザサーバ定義については，「4.4.4(8)　障害監視対象外ユーザサーバ定義」を参照してください。また，OpenTP1の定義の各ユーザサービス定義については，「4.2.4　OpenTP1の定義項目」を参照してください。

通信サーバfor Billerのプロセスは，プロセス監視デーモン，OpenTP1監視プロセス，制御電文/業務電文受信CUP監視プロセスおよびSPP障害監視プロセスによって監視されます。これらのプロセスは，監視対象とするプロセスがそれぞれ異なります。監視対象のプロセスを次に示します。

図9-1　監視対象のプロセス

プロセス監視デーモン，OpenTP1監視プロセス，制御電文/業務電文受信CUP監視プロセス，およびSPP障害監視プロセスは，通信サーバfor Billerが起動したときに監視を開始し，通信サーバfor Billerが停止したときに監視を終了します。その間，一定間隔でプロセスを監視します。プロセスの監視期間を次に示します。

図9-2　プロセスの監視期間