Hitachi Multi Payment Network communications server for Biller

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4.2.4 OpenTP1の定義項目

OpenTP1の定義をファイルごとに説明します。なお,各項目の詳細については,マニュアル「分散トランザクション処理機能 OpenTP1 システム定義」を参照してください。

また,各定義ファイルの記述例については「4.7 定義ファイルの記述例(通信サーバfor Biller単独でのHA構成の場合)」,「4.8 定義ファイルの記述例(通信サーバBaseと通信サーバfor Biller双方でのHA構成の場合)」または「4.9 定義ファイルの記述例(クラスタ構成の場合)」を参照してください。

<この項の構成>
(1) システム環境定義(env)
(2) システムサービス構成定義(sysconf)
(3) システム共通定義(betranrc)
(4) プロセスサービス定義(prc)
(5) ログサービス定義(log)
(6) ユーザサービスデフォルト定義(usrrc)
(7) 照会SPP用ユーザサービス定義(HMpnRef)
(8) 照会SPP用ユーザサービス定義(HMpnTRef)
(9) 消込SPP用ユーザサービス定義(HMpnPay)
(10) 消込SPP用ユーザサービス定義(HMpnTPay)
(11) 取消SPP用ユーザサービス定義(HMpnCan)
(12) 取消SPP用ユーザサービス定義(HMpnTCan)
(13) 再送確認SPP用ユーザサービス定義(HMpnRes)
(14) 再送確認SPP用ユーザサービス定義(HMpnTRes)
(15) 収納カウンタ情報取得SPP用ユーザサービス定義(HMpnCnt)
(16) 収納業務受付SPP用ユーザサービス定義(HMpnRdb)

(1) システム環境定義(env)

システム環境定義には,サンプルファイルがありません。ファイルを作成し,次に示す項目を必ず定義してください。表中にない項目については,環境に合わせて定義できます。

表4-5 システム環境定義

項目名 説明 定義値 定義値の変更 定義が必要な構成の種類
mode_conf OpenTP1システムの開始方法を指定します。 MANUAL1 × 共通
user_command_online システム開始/完了コマンドを次の形式で指定します。
(通信サーバfor Billerのセットアップディレクトリ)/bin/hmpnblstart※1
任意※2 × 共通
start_scheduling_timing システム開始時のRPC受け付けの開始時期を指定します。 AFTER × 共通
system_init_watch_time システム初期化処理の待ち時間の最大値(単位:秒)を指定します。 600 共通
HMPNDIR 通信サーバfor Billerのセットアップディレクトリを絶対パスで指定します。 任意 共通
LIBPATH(AIX 5Lの場合)
SHLIB_PATH(HP-UXの場合)
共用ライブラリのサーチパスを次の形式で指定します。
/usr/lib:/opt/hitachi/common/lib: (OpenTP1セットアップディレクトリ)/lib:(HiRDBセットアップディレクトリ)/client/lib:(HiRDBセットアップディレクトリ)/lib:(通信サーバfor Billerセットアップディレクトリ)/usrlib:(通信サーバfor Billerセットアップディレクトリ)/lib
任意 共通
NLSPATH メッセージカタログへのパスを次の形式で指定します。
/usr/lib/nls/msg/%L/%N:/usr/lib/nls/%l/%t/%c/%N:(通信サーバfor Billerセットアップディレクトリ)/lib/msg/%L/%N
任意 共通
PATH コマンドが動作するために必要なパスを次の形式で指定します。
/usr/bin:/usr/mqm/bin:(OpenTP1セットアップディレクトリ)/bin:(通信サーバfor Billerセットアップディレクトリ)/bin
任意 共通
LANG※3 言語環境を指定します。
  • AIX 5Lの場合
    CまたはJa_JP
  • HP-UXの場合
    Cまたはja_JP.SJIS
共通
DCHOST クラスタ構成の場合,TP1/Client/Wの環境変数「DCHOST」に指定した値を指定します。 任意 CL

(凡例)
○:「説明」欄の条件で,任意の値を指定する
△:「定義値」欄の値の中から指定する
×:必ず「定義値」欄の値を指定する
CL:クラスタ構成の場合,指定する項目
共通:どの構成でも指定する項目

注※1
システム開始/完了コマンドに指定する「hmpnblstart」は,手動で実行しないでください。

注※2
必ず「説明」欄の形式で指定してください。

注※3
通信サーバ管理者の使用言語環境と同じ言語環境を指定してください。

(2) システムサービス構成定義(sysconf)

システムサービス構成定義には,サンプルファイルがありません。HA構成の場合,ファイルを作成し,次に示す項目を必ず定義してください。表中にない項目については,環境に合わせて定義できます。

表4-6 システムサービス構成定義

項目名 説明 定義値 定義値の変更 定義が必要な構成の種類
uap_conf ユーザサーバを実行するかどうかを指定します。 Y × 共通
ha_conf 系切り替えを使用するかどうかを指定します。 Y × HA

(凡例)
×:必ず「定義値」欄の値を指定する
HA:HA構成の場合,指定する項目
共通:どの構成でも指定する項目

(3) システム共通定義(betranrc)

システム共通定義には,サンプルファイルがありません。クラスタ構成の場合,または同一ホスト上の,通信サーバとは別のTP1/Server Baseで収納業務プログラムを稼働させる場合,ファイルを作成し,次に示す項目を必ず定義してください。表中にない項目については,環境に合わせて定義できます。

表4-7 システム共通定義(OpenTP1の定義)

項目名 説明 定義値 定義値の変更 定義が必要な構成の種類
all_node 収納業務プログラムが稼働するすべてのTP1/Server Baseのノード名,およびポート番号を指定します。自ホストを示すホスト名,またはIPアドレスは指定できません。
「ノード名[:ポート番号]」の形式で指定してください。複数指定し,文字列を区切る場合は,「,」を使用してください。
任意 共通

(凡例)
○:「説明」欄の条件で,任意の値を指定する
共通:どの構成でも指定する項目

(4) プロセスサービス定義(prc)

プロセスサービス定義には,サンプルファイルがありません。ファイルを作成し,次に示す項目を必ず定義してください。表中にない項目については,環境に合わせて定義できます。

表4-8 プロセスサービス定義

項目名 説明 定義値 定義値の変更 定義が必要な構成の種類
prcsvpath ユーザサーバのパス名を次の形式で指定します。
(OpenTP1セットアップディレクトリ)/aplib
任意 共通

(凡例)
○:「説明」欄の条件で,任意の値を指定する
共通:どの構成でも指定する項目

(5) ログサービス定義(log)

ログサービス定義には,サンプルファイルがありません。ファイルを作成し,次に示す項目を必ず定義してください。また,必ず定義値に記載している値を定義してください。表中にない項目については,環境に合わせて定義できます。

表4-9 ログサービス定義

項目名 説明 定義値 定義値の変更 定義が必要な構成の種類
log_notify_out メッセージログ通知機能を使用するかどうかを指定します。 Y × 共通
log_notify_allno メッセージログのシステム内の通番を付けるかどうかを指定します。 N × 共通
log_notify_prcid 要求元のプロセスのプロセスIDを付けるかどうかを指定します。 N × 共通
log_notify_prcno メッセージログのプロセス内の通番を付けるかどうかを指定します。 N × 共通
log_notify_sysid OpenTP1識別子を付けるかどうかを指定します。 N × 共通
log_notify_date メッセージログの出力要求時の日付を付けるかどうかを指定します。 N × 共通
log_notify_time メッセージログの出力要求時の時刻を付けるかどうかを指定します。 N × 共通
log_notify_hostname メッセージログの出力要求元のホスト名を付けるかどうかを指定します。 N × 共通
log_notify_pgmid メッセージログの出力要求元のプログラムIDを付けるかどうかを指定します。 N × 共通

(凡例)
×:必ず「定義値」欄の値を指定する
共通:どの構成でも指定する項目

(6) ユーザサービスデフォルト定義(usrrc)

ユーザサービスデフォルト定義には,サンプルファイルがありません。ファイルを作成し,次に示す項目を必ず定義してください。表中にない項目については,環境に合わせて定義できます。

表4-10 ユーザサービスデフォルト定義

項目名 説明 定義値 定義値の変更 定義が必要な構成の種類
HMPNDIR 通信サーバfor Billerのセットアップディレクトリを絶対パスで指定します。 任意 共通
PATH コマンドが動作するために必要なパスを次の形式で指定します。
/usr/bin:/usr/mqm/bin:(OpenTP1セットアップディレクトリ)/bin:(通信サーバfor Billerセットアップディレクトリ)/bin
任意 共通
LIBPATH(AIX 5Lの場合)
SHLIB_PATH(HP-UXの場合)
共用ライブラリパスのサーチパスを次の形式で指定します。
/usr/lib:/opt/hitachi/common/lib: (OpenTP1セットアップディレクトリ)/lib:(HiRDBセットアップディレクトリ)/client/lib:(HiRDBセットアップディレクトリ)/lib:(通信サーバfor Billerセットアップディレクトリ)/usrlib:(通信サーバfor Billerセットアップディレクトリ)/lib
任意 共通
NLSPATH メッセージカタログへのパスを次の形式で指定します。
/usr/lib/nls/msg/%L/%N:/usr/lib/nls/%l/%t/%c/%N:(通信サーバfor Billerセットアップディレクトリ)/lib/msg/%L/%N
任意 共通

(凡例)
○:「説明」欄の条件で,任意の値を指定する
共通:どの構成でも指定する項目

(7) 照会SPP用ユーザサービス定義(HMpnRef)

照会SPP用ユーザサービス定義には,サンプルファイルがあります。サンプルファイルの項目には,定義値を変更できる項目と変更できない項目があります。変更できる項目は,必要に応じて,定義値を変更してください。

サンプルファイルの項目を次に示します。表中にない項目については,環境に合わせて定義できます。

表4-11 照会SPP用ユーザサービス定義(HMpnRef)

項目名 説明 サンプルファイルの値 変更 定義が必要な構成の種類
module 実行形式プログラム名を指定します。 HMpnRef × 共通
service_group サービスグループ名を指定します。 hmpn_ref_srvgrp 共通
service このサービスグループに属するサービス名とそのサービスを提供するエントリポイント名の組を「サービス名=エントリポイント名」の形式で指定します。 hmpn_ref_srv=hmpn_ref_srv 共通
parallel_count このサービスグループ内のサービスを並行処理する常駐プロセス数を指定します。 4 共通
type このサービスグループの種別を指定します。 other × 共通
hold サービスグループ下のサービスを実行中にサーバプロセスが異常終了した場合,このサービスグループ,またはサービスを閉塞するかどうかを指定します。 N × 共通
service_hold サービスグループ下のサービスについて,サービス単位の閉塞管理をするかどうかを指定します。 N × 共通
term_watch_time ユーザサーバのサーバプロセスが異常終了した回数を監視する限界経過時間(単位:分)を指定します。 30 × 共通
hold_recovery 全面回復時にサービスグループ,およびサービスの閉塞状態を引き継ぐかどうかを指定します。 N × 共通
receive_from サービス関数が何を使ってメッセージを受信するかを指定します。 queue × 共通
atomic_update サービスグループのプロセスでトランザクションを発生させるかどうかを指定します。 N × 共通
node_down_restart OpenTP1再開始時,該当するユーザサーバを自動起動するかどうかを指定します。 N × 共通
server_type サービス関数の呼び出し時,OpenTP1のパラダイムに従うか,XATMIのパラダイムに従うかを指定します。 "betran" × 共通
cancel_normal_terminate このユーザサーバで,dcsvstopコマンドでの正常終了を抑止するかどうかを指定します。 N × 共通
critical サービスグループを実行中にUAPが異常終了した場合のOpenTP1システムの処置を指定します。 N × 共通

(凡例)
○:変更できる
×:変更できない
共通:どの構成でも指定する項目

注※
エントリポイント名は,変更できません。

(8) 照会SPP用ユーザサービス定義(HMpnTRef)

照会SPP用ユーザサービス定義には,サンプルファイルがあります。サンプルファイルの項目には,定義値を変更できる項目と変更できない項目があります。変更できる項目は,必要に応じて,定義値を変更してください。

サンプルファイルの項目を次に示します。表中にない項目については,環境に合わせて定義できます。

表4-12 照会SPP用ユーザサービス定義(HMpnTRef)

項目名 説明 サンプルファイルの値 変更 定義が必要な構成の種類
module 実行形式プログラム名を指定します。 HMpnRef × 共通
service_group サービスグループ名を指定します。 hmpn_ref_srvgrp 共通
service このサービスグループに属するサービス名とそのサービスを提供するエントリポイント名の組を「サービス名=エントリポイント名」の形式で指定します。 hmpn_ref_srv=hmpn_trsref_srv 共通
parallel_count このサービスグループ内のサービスを並行処理する常駐プロセス数を指定します。 4 共通
type このサービスグループの種別を指定します。 other × 共通
hold サービスグループ下のサービスを実行中にサーバプロセスが異常終了した場合,このサービスグループ,またはサービスを閉塞するかどうかを指定します。 N × 共通
service_hold サービスグループ下のサービスについて,サービス単位の閉塞管理をするかどうかを指定します。 N × 共通
term_watch_time ユーザサーバのサーバプロセスが異常終了した回数を監視する限界経過時間(単位:分)を指定します。 30 × 共通
hold_recovery 全面回復時にサービスグループ,およびサービスの閉塞状態を引き継ぐかどうかを指定します。 N × 共通
receive_from サービス関数が何を使ってメッセージを受信するかを指定します。 queue × 共通
atomic_update サービスグループのプロセスでトランザクションを発生させるかどうかを指定します。 N × 共通
node_down_restart OpenTP1再開始時,該当するユーザサーバを自動起動するかどうかを指定します。 N × 共通
server_type サービス関数の呼び出し時,OpenTP1のパラダイムに従うか,XATMIのパラダイムに従うかを指定します。 "betran" × 共通
cancel_normal_terminate このユーザサーバで,dcsvstopコマンドでの正常終了を抑止するかどうかを指定します。 N × 共通
critical サービスグループを実行中にUAPが異常終了した場合のOpenTP1システムの処置を指定します。 N × 共通

(凡例)
○:変更できる
×:変更できない
共通:どの構成でも指定する項目

注※
エントリポイント名は,変更できません。

(9) 消込SPP用ユーザサービス定義(HMpnPay)

消込SPP用ユーザサービス定義には,サンプルファイルがあります。サンプルファイルの項目には,定義値を変更できる項目と変更できない項目があります。変更できる項目は,必要に応じて,定義値を変更してください。

サンプルファイルの項目を次に示します。表中にない項目については,環境に合わせて定義できます。

表4-13 消込SPP用ユーザサービス定義(HMpnPay)

項目名 説明 サンプルファイルの値 変更 定義が必要な構成の種類
module 実行形式プログラム名を指定します。 HMpnPay × 共通
service_group サービスグループ名を指定します。 hmpn_pay_srvgrp 共通
service このサービスグループに属するサービス名とそのサービスを提供するエントリポイント名の組を「サービス名=エントリポイント名」の形式で指定します。 hmpn_pay_srv=hmpn_pay_srv 共通
parallel_count このサービスグループ内のサービスを並行処理する常駐プロセス数を指定します。 4 共通
type このサービスグループの種別を指定します。 other × 共通
hold サービスグループ下のサービスを実行中にサーバプロセスが異常終了した場合,このサービスグループ,またはサービスを閉塞するかどうかを指定します。 N × 共通
service_hold サービスグループ下のサービスについて,サービス単位の閉塞管理をするかどうかを指定します。 N × 共通
term_watch_time ユーザサーバのサーバプロセスが異常終了した回数を監視する限界経過時間(単位:分)を指定します。 30 × 共通
hold_recovery 全面回復時にサービスグループ,およびサービスの閉塞状態を引き継ぐかどうかを指定します。 N × 共通
receive_from サービス関数が何を使ってメッセージを受信するかを指定します。 queue × 共通
atomic_update サービスグループのプロセスでトランザクションを発生させるかどうかを指定します。 N × 共通
node_down_restart OpenTP1再開始時,該当するユーザサーバを自動起動するかどうかを指定します。 N × 共通
server_type サービス関数の呼び出し時,OpenTP1のパラダイムに従うか,XATMIのパラダイムに従うかを指定します。 "betran" × 共通
cancel_normal_terminate このユーザサーバで,dcsvstopコマンドでの正常終了を抑止するかどうかを指定します。 N × 共通
critical サービスグループを実行中にUAPが異常終了した場合のOpenTP1システムの処置を指定します。 N × 共通

(凡例)
○:変更できる
×:変更できない
共通:どの構成でも指定する項目

注※
エントリポイント名は,変更できません。

(10) 消込SPP用ユーザサービス定義(HMpnTPay)

消込SPP用ユーザサービス定義には,サンプルファイルがあります。サンプルファイルの項目には,定義値を変更できる項目と変更できない項目があります。変更できる項目は,必要に応じて,定義値を変更してください。

サンプルファイルの項目を次に示します。表中にない項目については,環境に合わせて定義できます。

表4-14 消込SPP用ユーザサービス定義(HMpnTPay)

項目名 説明 サンプルファイルの値 変更 定義が必要な構成の種類
module 実行形式プログラム名を指定します。 HMpnPay × 共通
service_group サービスグループ名を指定します。 hmpn_pay_srvgrp 共通
service このサービスグループに属するサービス名とそのサービスを提供するエントリポイント名の組を「サービス名=エントリポイント名」の形式で指定します。 hmpn_pay_srv=hmpn_trspay_srv 共通
parallel_count このサービスグループ内のサービスを並行処理する常駐プロセス数を指定します。 4 共通
type このサービスグループの種別を指定します。 other × 共通
hold サービスグループ下のサービスを実行中にサーバプロセスが異常終了した場合,このサービスグループ,またはサービスを閉塞するかどうかを指定します。 N × 共通
service_hold サービスグループ下のサービスについて,サービス単位の閉塞管理をするかどうかを指定します。 N × 共通
term_watch_time ユーザサーバのサーバプロセスが異常終了した回数を監視する限界経過時間(単位:分)を指定します。 30 × 共通
hold_recovery 全面回復時にサービスグループ,およびサービスの閉塞状態を引き継ぐかどうかを指定します。 N × 共通
receive_from サービス関数が何を使ってメッセージを受信するかを指定します。 queue × 共通
atomic_update サービスグループのプロセスでトランザクションを発生させるかどうかを指定します。 N × 共通
node_down_restart OpenTP1再開始時,該当するユーザサーバを自動起動するかどうかを指定します。 N × 共通
server_type サービス関数の呼び出し時,OpenTP1のパラダイムに従うか,XATMIのパラダイムに従うかを指定します。 "betran" × 共通
cancel_normal_terminate このユーザサーバで,dcsvstopコマンドでの正常終了を抑止するかどうかを指定します。 N × 共通
critical サービスグループを実行中にUAPが異常終了した場合のOpenTP1システムの処置を指定します。 N × 共通

(凡例)
○:変更できる
×:変更できない
共通:どの構成でも指定する項目

注※
エントリポイント名は,変更できません。

(11) 取消SPP用ユーザサービス定義(HMpnCan)

取消SPP用ユーザサービス定義には,サンプルファイルがあります。サンプルファイルの項目には,定義値を変更できる項目と変更できない項目があります。変更できる項目は,必要に応じて,定義値を変更してください。

サンプルファイルの項目を次に示します。表中にない項目については,環境に合わせて定義できます。

表4-15 取消SPP用ユーザサービス定義(HMpnCan)

項目名 説明 サンプルファイルの値 変更 定義が必要な構成の種類
module 実行形式プログラム名を指定します。 HMpnCan × 共通
service_group サービスグループ名を指定します。 hmpn_can_srvgrp 共通
service このサービスグループに属するサービス名とそのサービスを提供するエントリポイント名の組を「サービス名=エントリポイント名」の形式で指定します。 hmpn_can_srv=hmpn_can_srv 共通
parallel_count このサービスグループ内のサービスを並行処理する常駐プロセス数を指定します。 2 共通
type このサービスグループの種別を指定します。 other × 共通
hold サービスグループ下のサービスを実行中にサーバプロセスが異常終了した場合,このサービスグループ,またはサービスを閉塞するかどうかを指定します。 N × 共通
service_hold サービスグループ下のサービスについて,サービス単位の閉塞管理をするかどうかを指定します。 N × 共通
term_watch_time ユーザサーバのサーバプロセスが異常終了した回数を監視する限界経過時間(単位:分)を指定します。 30 × 共通
hold_recovery 全面回復時にサービスグループ,およびサービスの閉塞状態を引き継ぐかどうかを指定します。 N × 共通
receive_from サービス関数が何を使ってメッセージを受信するかを指定します。 queue × 共通
atomic_update サービスグループのプロセスでトランザクションを発生させるかどうかを指定します。 N × 共通
node_down_restart OpenTP1再開始時,該当するユーザサーバを自動起動するかどうかを指定します。 N × 共通
server_type サービス関数の呼び出し時,OpenTP1のパラダイムに従うか,XATMIのパラダイムに従うかを指定します。 "betran" × 共通
cancel_normal_terminate このユーザサーバで,dcsvstopコマンドでの正常終了を抑止するかどうかを指定します。 N × 共通
critical サービスグループを実行中にUAPが異常終了した場合のOpenTP1システムの処置を指定します。 N × 共通

(凡例)
○:変更できる
×:変更できない
共通:どの構成でも指定する項目

注※
エントリポイント名は,変更できません。

(12) 取消SPP用ユーザサービス定義(HMpnTCan)

取消SPP用ユーザサービス定義には,サンプルファイルがあります。サンプルファイルの項目には,定義値を変更できる項目と変更できない項目があります。変更できる項目は,必要に応じて,定義値を変更してください。

サンプルファイルの項目を次に示します。表中にない項目については,環境に合わせて定義できます。

表4-16 取消SPP用ユーザサービス定義(HMpnTCan)

項目名 説明 サンプルファイルの値 変更 定義が必要な構成の種類
module 実行形式プログラム名を指定します。 HMpnCan × 共通
service_group サービスグループ名を指定します。 hmpn_can_srvgrp 共通
service このサービスグループに属するサービス名とそのサービスを提供するエントリポイント名の組を「サービス名=エントリポイント名」の形式で指定します。 hmpn_can_srv=hmpn_trscan_srv 共通
parallel_count このサービスグループ内のサービスを並行処理する常駐プロセス数を指定します。 2 共通
type このサービスグループの種別を指定します。 other × 共通
hold サービスグループ下のサービスを実行中にサーバプロセスが異常終了した場合,このサービスグループ,またはサービスを閉塞するかどうかを指定します。 N × 共通
service_hold サービスグループ下のサービスについて,サービス単位の閉塞管理をするかどうかを指定します。 N × 共通
term_watch_time ユーザサーバのサーバプロセスが異常終了した回数を監視する限界経過時間(単位:分)を指定します。 30 × 共通
hold_recovery 全面回復時にサービスグループ,およびサービスの閉塞状態を引き継ぐかどうかを指定します。 N × 共通
receive_from サービス関数が何を使ってメッセージを受信するかを指定します。 queue × 共通
atomic_update サービスグループのプロセスでトランザクションを発生させるかどうかを指定します。 N × 共通
node_down_restart OpenTP1再開始時,該当するユーザサーバを自動起動するかどうかを指定します。 N × 共通
server_type サービス関数の呼び出し時,OpenTP1のパラダイムに従うか,XATMIのパラダイムに従うかを指定します。 "betran" × 共通
cancel_normal_terminate このユーザサーバで,dcsvstopコマンドでの正常終了を抑止するかどうかを指定します。 N × 共通
critical サービスグループを実行中にUAPが異常終了した場合のOpenTP1システムの処置を指定します。 N × 共通

(凡例)
○:変更できる
×:変更できない
共通:どの構成でも指定する項目

注※
エントリポイント名は,変更できません。

(13) 再送確認SPP用ユーザサービス定義(HMpnRes)

再送確認SPP用ユーザサービス定義には,サンプルファイルがあります。サンプルファイルの項目には,定義値を変更できる項目と変更できない項目があります。変更できる項目は,必要に応じて,定義値を変更してください。

サンプルファイルの項目を次に示します。表中にない項目については,環境に合わせて定義できます。

表4-17 再送確認SPP用ユーザサービス定義(HMpnRes)

項目名 説明 サンプルファイルの値 変更 定義が必要な構成の種類
module 実行形式プログラム名を指定します。 HMpnRes × 共通
service_group サービスグループ名を指定します。 hmpn_res_srvgrp 共通
service このサービスグループに属するサービス名とそのサービスを提供するエントリポイント名の組を「サービス名=エントリポイント名」の形式で指定します。 hmpn_res_srv=hmpn_res_srv 共通
parallel_count このサービスグループ内のサービスを並行処理する常駐プロセス数を指定します。 2 共通
type このサービスグループの種別を指定します。 other × 共通
hold サービスグループ下のサービスを実行中にサーバプロセスが異常終了した場合,このサービスグループ,またはサービスを閉塞するかどうかを指定します。 N × 共通
service_hold サービスグループ下のサービスについて,サービス単位の閉塞管理をするかどうかを指定します。 N × 共通
term_watch_time ユーザサーバのサーバプロセスが異常終了した回数を監視する限界経過時間(単位:分)を指定します。 30 × 共通
hold_recovery 全面回復時にサービスグループ,およびサービスの閉塞状態を引き継ぐかどうかを指定します。 N × 共通
receive_from サービス関数が何を使ってメッセージを受信するかを指定します。 queue × 共通
atomic_update サービスグループのプロセスでトランザクションを発生させるかどうかを指定します。 N × 共通
node_down_restart OpenTP1再開始時,該当するユーザサーバを自動起動するかどうかを指定します。 N × 共通
server_type サービス関数の呼び出し時,OpenTP1のパラダイムに従うか,XATMIのパラダイムに従うかを指定します。 "betran" × 共通
cancel_normal_terminate このユーザサーバで,dcsvstopコマンドでの正常終了を抑止するかどうかを指定します。 N × 共通
critical サービスグループを実行中にUAPが異常終了した場合のOpenTP1システムの処置を指定します。 N × 共通

(凡例)
○:変更できる
×:変更できない
共通:どの構成でも指定する項目

注※
エントリポイント名は,変更できません。

(14) 再送確認SPP用ユーザサービス定義(HMpnTRes)

再送確認SPP用ユーザサービス定義には,サンプルファイルがあります。サンプルファイルの項目には,定義値を変更できる項目と変更できない項目があります。変更できる項目は,必要に応じて,定義値を変更してください。

サンプルファイルの項目を次に示します。表中にない項目については,環境に合わせて定義できます。

表4-18 再送確認SPP用ユーザサービス定義(HMpnTRes)

項目名 説明 サンプルファイルの値 変更 定義が必要な構成の種類
module 実行形式プログラム名を指定します。 HMpnRes × 共通
service_group サービスグループ名を指定します。 hmpn_res_srvgrp 共通
service このサービスグループに属するサービス名とそのサービスを提供するエントリポイント名の組を「サービス名=エントリポイント名」の形式で指定します。 hmpn_res_srv=hmpn_trsres_srv 共通
parallel_count このサービスグループ内のサービスを並行処理する常駐プロセス数を指定します。 2 共通
type このサービスグループの種別を指定します。 other × 共通
hold サービスグループ下のサービスを実行中にサーバプロセスが異常終了した場合,このサービスグループ,またはサービスを閉塞するかどうかを指定します。 N × 共通
service_hold サービスグループ下のサービスについて,サービス単位の閉塞管理をするかどうかを指定します。 N × 共通
term_watch_time ユーザサーバのサーバプロセスが異常終了した回数を監視する限界経過時間(単位:分)を指定します。 30 × 共通
hold_recovery 全面回復時にサービスグループ,およびサービスの閉塞状態を引き継ぐかどうかを指定します。 N × 共通
receive_from サービス関数が何を使ってメッセージを受信するかを指定します。 queue × 共通
atomic_update サービスグループのプロセスでトランザクションを発生させるかどうかを指定します。 N × 共通
node_down_restart OpenTP1再開始時,該当するユーザサーバを自動起動するかどうかを指定します。 N × 共通
server_type サービス関数の呼び出し時,OpenTP1のパラダイムに従うか,XATMIのパラダイムに従うかを指定します。 "betran" × 共通
cancel_normal_terminate このユーザサーバで,dcsvstopコマンドでの正常終了を抑止するかどうかを指定します。 N × 共通
critical サービスグループを実行中にUAPが異常終了した場合のOpenTP1システムの処置を指定します。 N × 共通

(凡例)
○:変更できる
×:変更できない
共通:どの構成でも指定する項目

注※
エントリポイント名は,変更できません。

(15) 収納カウンタ情報取得SPP用ユーザサービス定義(HMpnCnt)

収納カウンタ情報取得SPP用ユーザサービス定義には,サンプルファイルがあります。サンプルファイルの項目には,定義値を変更できる項目と変更できない項目があります。変更できる項目は,必要に応じて,定義値を変更してください。

サンプルファイルの項目を次に示します。表中にない項目については,環境に合わせて定義できます。

表4-19 収納カウンタ情報取得SPP用ユーザサービス定義

項目名 説明 サンプルファイルの値 変更 定義が必要な構成の種類
module 実行形式プログラム名を指定します。 HMpnCnt × 共通
service_group サービスグループ名を指定します。 hmpn_cnt_srvgrp 共通
service このサービスグループに属するサービス名とそのサービスを提供するエントリポイント名の組を「サービス名=エントリポイント名」の形式で指定します。 hmpn_cnt_srv=hmpn_cnt_srv,hmpn_cnt_run=hmpn_cnt_run 共通
parallel_count このサービスグループ内のサービスを並行処理する常駐プロセス数を指定します。 1 × 共通
type このサービスグループの種別を指定します。 other × 共通
hold サービスグループ下のサービスを実行中にサーバプロセスが異常終了した場合,このサービスグループ,またはサービスを閉塞するかどうかを指定します。 N × 共通
service_hold サービスグループ下のサービスについて,サービス単位の閉塞管理をするかどうかを指定します。 N × 共通
term_watch_time ユーザサーバのサーバプロセスが異常終了した回数を監視する限界経過時間(単位:分)を指定します。 30 × 共通
hold_recovery 全面回復時にサービスグループ,およびサービスの閉塞状態を引き継ぐかどうかを指定します。 N × 共通
receive_from サービス関数が何を使ってメッセージを受信するかを指定します。 queue × 共通
atomic_update サービスグループのプロセスでトランザクションを発生させるかどうかを指定します。 N × 共通
node_down_restart OpenTP1再開始時,該当するユーザサーバを自動起動するかどうかを指定します。 N × 共通
server_type サービス関数の呼び出し時,OpenTP1のパラダイムに従うか,XATMIのパラダイムに従うかを指定します。 "betran" × 共通
cancel_normal_terminate このユーザサーバで,dcsvstopコマンドでの正常終了を抑止するかどうかを指定します。 N × 共通
critical サービスグループを実行中にUAPが異常終了した場合のOpenTP1システムの処置を指定します。 N × 共通

(凡例)
○:変更できる
×:変更できない
共通:どの構成でも指定する項目

注※
エントリポイント名は,変更できません。また,「hmpn_cnt_run=hmpn_cnt_run」は変更できません。

(16) 収納業務受付SPP用ユーザサービス定義(HMpnRdb)

収納業務受付SPP用ユーザサービス定義には,サンプルファイルがあります。サンプルファイルの項目には,定義値を変更できる項目と変更できない項目があります。変更できる項目は,必要に応じて,定義値を変更してください。

サンプルファイルの項目を次に示します。表中にない項目については,環境に合わせて定義できます。

表4-20 収納業務受付SPP用ユーザサービス定義

項目名 説明 サンプルファイルの値 変更 定義が必要な構成の種類
module 実行形式プログラム名を指定します。 HMpnRdb × 共通
service_group サービスグループ名を指定します。 hmpn_rdb_srvgrp 共通
service このサービスグループに属するサービス名とそのサービスを提供するエントリポイント名の組を「サービス名=エントリポイント名」の形式で指定します。 hmpn_npayins_srv=hmpn_npayins_srv,hmpn_npayupd_srv=hmpn_npayupd_srv,hmpn_npayref_srv=hmpn_npayref_srv,hmpn_npaycan_srv=hmpn_npaycan_srv,hmpn_demins_srv=hmpn_demins_srv,hmpn_demupd_srv=hmpn_demupd_srv,hmpn_demref_srv=hmpn_demref_srv,hmpn_demcan_srv=hmpn_demcan_srv,hmpn_kpayref_srv=hmpn_kpayref_srv,hmpn_cpayref_srv=hmpn_cpayref_srv,hmpn_cntref_srv=hmpn_cntref_srv,hmpn_msgref_srv=hmpn_msgref_srv 共通
parallel_count このサービスグループ内のサービスを並行処理する常駐プロセス数を指定します。 6 共通
type このサービスグループの種別を指定します。 other × 共通
hold サービスグループ下のサービスを実行中にサーバプロセスが異常終了した場合,このサービスグループ,またはサービスを閉塞するかどうかを指定します。 N × 共通
service_hold サービスグループ下のサービスについて,サービス単位の閉塞管理をするかどうかを指定します。 N × 共通
term_watch_time ユーザサーバのサーバプロセスが異常終了した回数を監視する限界経過時間(単位:分)を指定します。 30 × 共通
hold_recovery 全面回復時にサービスグループ,およびサービスの閉塞状態を引き継ぐかどうかを指定します。 N × 共通
receive_from サービス関数が何を使ってメッセージを受信するかを指定します。 queue × 共通
atomic_update サービスグループのプロセスでトランザクションを発生させるかどうかを指定します。 N × 共通
node_down_restart OpenTP1再開始時,該当するユーザサーバを自動起動するかどうかを指定します。 N × 共通
server_type サービス関数の呼び出し時,OpenTP1のパラダイムに従うか,XATMIのパラダイムに従うかを指定します。 "betran" × 共通
cancel_normal_terminate このユーザサーバで,dcsvstopコマンドでの正常終了を抑止するかどうかを指定します。 N × 共通
critical サービスグループを実行中にUAPが異常終了した場合のOpenTP1システムの処置を指定します。 N × 共通

(凡例)
○:変更できる
×:変更できない
共通:どの構成でも指定する項目

注※
エントリポイント名は,変更できません。