Groupmax Object Server Version 6  システム管理者ガイド

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付録C Bibliotheca/OMを同じサーバで使用する場合

オブジェクトサーバとBibliotheca/OMを同じサーバで使用する場合の注意事項を説明します。

<この節の構成>
(1) 環境を設定するときの注意
(2) オブジェクトサーバを運用するときの注意
(3) メッセージの要因を調べるときの注意

(1) 環境を設定するときの注意

オブジェクトサーバの環境を設定するとき,次に示す番号又はIDは,Bibliotheca/OMと異なる番号又はIDを指定してください。

(a) ポート番号

ポート番号は,通信設定ファイル及びシステム共通定義ファイルで設定します。

(b) OMS識別子

OMS識別子は,システム共通定義ファイルで設定します。

(c) ノードID

ノードIDは,初期設定パラメタファイルで設定します。

(2) オブジェクトサーバを運用するときの注意

オブジェクトサーバとBibliotheca/OMは,どちらも環境変数XODDIR,XODCONFPATHを使用しています。そのため,同一の環境では,どちらかのシステムしか起動又はシステム共通定義ができません。

また,環境変数PATHには,どちらかのディレクトリだけを指定してください。両方のディレクトリを指定すると,コマンドなどを実行するときに,エラーが起こることがあります。

(3) メッセージの要因を調べるときの注意

オブジェクトサーバとBibliotheca/OMのメッセージIDは同じであるため,コンソールに表示されているメッセージでは,どちらから出力されているかを見分けられません。そのため,エラーメッセージが表示されたときには,xodlogcatコマンドでログファイルの内容を表示させるか,又は標準エラー出力に出力されたメッセージを参照して,その中のOMS識別子がどちらのものかを調べてください。

ログファイル又は標準エラー出力にメッセージが出力されていない場合は,どちらのメッセージかを特定することは困難です。障害の発生順序など他の要因を調べて対処してください。

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