Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド
形 式
xodbinit 〔-n ノードID〕 -f 初期設定パラメタファイル名
機 能
オブジェクトサーバのデータベースを初期化します。オブジェクトサーバを導入するときに,初期設定パラメタファイルを作成した後で実行してください。
コマンドの処理結果は,オブジェクトサーバのホームディレクトリ下のファイル「xodresult」に出力されます。
オプション
-n ノードID
ここで指定した値が,このオブジェクトサーバのノードIDになります。複数のオブジェクトサーバを運用する場合には,ノードIDによってデータベースを識別しますので,それぞれが異なるノードIDを持つように指定してください。データベースを初期化するときには,同じノードIDを持つデータベースがあるかどうかをチェックしません。
ノードIDを指定すると,オブジェクトを生成するときに,そのデータベースのノードIDがオブジェクトIDの中に設定されます。そのため,すべてのオブジェクトIDが一意な値になります。
・1〜16382の〈符号なし整数〉を指定してください。
-f 初期設定パラメタファイル名
初期設定パラメタファイル名を〈パス名〉で指定します。
終了ステータス
コマンドの終了ステータスを示します。
0 :正常終了
0以外:異常終了
注意事項
- このコマンドを実行できるのは,オブジェクトサーバのシステム管理者だけです。
- すべてのエリアの初期化が正常に終了したときだけ,このコマンドは正常終了します。コマンドの実行中にエラーが起こった場合には,エラーの原因を取り除いてから,すべてのエリアを初期化してください。
- xodbinitコマンドの処理中にエラーが発生すると,xodbinitコマンドで作成したファイルは,すべて削除されます。
- データベースを再度初期化したい場合,まず,xodbinitコマンドで作成したファイルをすべて削除してから,xodbinitコマンドを実行してください。
- xodbinitコマンドでデータベースをすべて再初期化する場合を除いて,OSのコマンドでオブジェクトサーバのデータベースのファイルを削除しないでください。OSのコマンドによってファイルを削除した場合,マスタディレクトリとの不整合が発生し,オブジェクトサーバが起動できなくなります。誤って削除してしまった場合は,「4.5 データベースの回復」に従って情報間の同期ずれが発生しないようにデータベースを回復してください。
ファイルを削除する場合は,必ずxodarrmコマンドを使用してエリア単位で削除してください。エリアの削除によって,エリアを構成するすべてのファイルが削除されます。
- High-end Object Serverでxodbinitコマンドの実行後の運用に備えて,システムジャーナルファイルの容量を見直してください。システムジャーナルサービス定義でset形式に「set jnl_unload_check=Y」を指定した場合又はset形式の指定を省略した場合は,必ずシステムジャーナルファイルの容量を見直してください。
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