Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド
形 式
xodstop 〔-a | -f〕〔-d〕
機 能
オブジェクトサーバを終了します。
オプション
省略
オブジェクトサーバを正常に終了させます(正常終了)。通常,オブジェクトサーバを終了させる場合に使用します。オブジェクトサーバを正常終了させると,データベースにアクセスしているユーザがいる場合は,処理を終了してからオブジェクトサーバを終了します。この間,新たにデータベースにアクセスできません。
-a(High-end Object Server)
オブジェクトサーバを計画停止で終了させます。次回開始時に,再開始又は強制正常開始のどちらかを選べます。
-f
オブジェクトサーバを強制的に終了させます(強制終了)。強制終了は,システムを即時に終了させたい場合に使用します。
オブジェクトサーバを強制終了させても,動作中の,オブジェクトサーバと連携しているプログラムは終了しません。また,データベースの更新中に強制終了させると,データベースが不正な状態になる場合があります。
-d
オブジェクトサーバを強制終了させて,同時にコアダンプを出力します。このオプションは,-fオプションを指定したときだけ有効です。
終了ステータス
コマンドの終了ステータスを示します。
0 :正常終了
0以外:異常終了
注意事項
- オブジェクトサーバのシステム管理者がこのコマンドを入力してください。オブジェクトサーバを終了してこのコマンドを実行できるのは,オブジェクトサーバのシステム管理者だけです。
- xodstopコマンドは,オブジェクトサーバを使用するほかのプログラムを終了した後に実行してください。
- オブジェクトサーバを強制終了させた場合,データベースが一部だけ更新されて,不正な状態になっている場合があります。そのため,データベースのバックアップを取るなどの操作は,オブジェクトサーバを正常終了させた後に実行してください。なお,強制終了によって不正になったデータベースは,オブジェクトサーバを再起動すると,回復されます。
- 次の場合,xodstopコマンドの応答が数分間ない場合があります。
これらの場合,連携プログラムが稼働しているかどうか確認して,稼働している場合は停止してください。連携プログラムの停止後,xodstopコマンドが停止します。
- オブジェクトサーバの連携プログラムを停止する前にxodstopコマンドによってオブジェクトサーバを停止した場合
- Groupmaxの停止作業中にxodstopコマンドを実行した時,メッセージKFXO01840-Iが出力された場合
なお,連携プログラムを停止させなかった場合,xodstopコマンド入力後,一時間経つと,オブジェクトサーバは強制終了します。この場合は,データベースを回復するために,xodstartコマンドを実行してください。正常に起動できたことを確認した後,再度xodstopコマンドを実行してオブジェクトサーバを正常終了させてください。
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