Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド
形 式
xodmltup -s homedir
xodmltup -d homedir [-y|-n]
xodmltup -v
機 能
HP-UX上で動作するHigh-end Object Serverだけの機能です。
一つのマシン上に複数のオブジェクトサーバをOSに登録したり,削除します。
指定されたディレクトリ(homedir)にオブジェクトサーバの実行環境を設定して,オブジェクトサーバをOSに登録します。あるいは,OSの登録からオブジェクトサーバを削除します。また,このコマンドでOSに登録したオブジェクトサーバの情報を表示します。
オブジェクトサーバがOSに登録されると,次回からは,OSを起動した時点でオブジェクトサーバの一部のシステムが起動する環境になります。この環境では,OSを起動した時点でオブジェクトサーバの開始コマンド(xodstart)を入力できます。
オプション
-s homedir
オブジェクトサーバの実行環境を設定するディレクトリのパス名をホームディレクトリ(homedir)として指定します。指定されたディレクトリ(homedir)にあるオブジェクトサーバをOSに登録します。
-d homedir [-y | -n]
OSの登録から削除するオブジェクトサーバのホームディレクトリのパス名をhomedirに指定します。このオプションを指定すると,システムはhomedirにあるオブジェクトサーバを削除するかどうか質問してきます。ただし,-yオプションを指定すると,-dオプションを指定することによって表示される,オブジェクトサーバを削除するかどうかの問い合わせに対して,yを応答するとみなします。
-nオプションを指定すると,-dオプションを指定することによって表示される,オブジェクトサーバを削除するかどうかの問い合わせに対して,nを応答するとみなします。
-v
OSに登録したオブジェクトサーバの情報を表示します。
出力形式
-vオプションを指定した時の出力形式を,以下に示します。
homedir
1 aa…aa
2 bb…bb
:
- (凡例)
- aa…aa,bb…bb : -sオプションで指定されたディレクトリ(homedir)
注意事項
- このコマンドを実行できるのは,スーパーユーザだけです。
- オブジェクトサーバをOSの登録から削除する場合は,指定するディレクトリに対応したオブジェクトサーバが終了してから,このコマンドを実行してください。
- このコマンドでのOSの登録がエラーになった場合は,一度xodmltup -dコマンドを実行してください。その後再度xodmltupコマンドを実行してください。
- 上書きインストール(プログラムのバージョンアップ)やアンインストール(プログラムの削除)など,オブジェクトサーバのロードモジュールの入れ替えや削除を行う場合は,OSへ登録したホームディレクトリをすべてxodmltup -dコマンドを実行しOSの登録から削除後,行ってください。
- xodsetupコマンドでOSへ登録しているホームディレクトリがある場合は,このコマンドを実行しないでください。
- このコマンドでOSへ登録しているホームディレクトリがある場合は,xodsetupコマンドを実行しないでください。
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