Groupmax Object Server Version 6 　システム管理者ガイド

4.1.3　ファイルの追加

既に使用しているオブジェクトサーバのデータベースのエリアに，ファイルを追加してデータベースの容量を増やせます。任意のディスクボリューム上のファイルを追加できるため，増設したディスクボリューム上のファイルも既存エリアのファイルとして利用できます。

なお，ファイルを追加できるのは，次の用途のエリアです。マスタディレクトリのエリアには追加できません。

データディレクトリ
ディクショナリ
OIDインデクス
ユーザデータベース
インデクス

＜この項の構成＞
(1)　ファイルの追加に使用するコマンド
(2)　手順
(3)　xodfladdコマンドの処理結果

(1)　ファイルの追加に使用するコマンド

データベースにファイルを追加するには，データベース構成変更ユティリティのxodfladdコマンドを使います。xodfladdコマンドについては，「8.3　データベース管理コマンド」を参照してください。

(2)　手順

ファイルを追加するときの手順を説明します。

(a)　構成変更パラメタファイルの作成

構成変更パラメタファイルは，viエディタなどを使用してテキスト形式のファイルとして作成します。パラメタには，ファイルが追加されるエリアの名称，これから追加するファイルの名称及び割り当て量を記述します。また，作成する構成変更パラメタファイルの名称は任意です。

構成変更パラメタファイルについては，「7.6　構成変更パラメタファイル」を参照してください。

なお，Groupmaxサーバ環境設定コマンドを使用すると，構成変更パラメタファイルを簡単に作成できます。また，システム共通定義ファイルもこのコマンドで同時に作成できます。Groupmaxサーバ環境設定コマンドについては，「付録D　Groupmaxサーバ環境設定コマンドによる環境設定（HI-UX/WE2及びHP-UXを御利用の場合）」を参照してください。

(b)　xodfladdコマンドの実行

xodfladdコマンドを実行して，オブジェクトサーバのデータベースにファイルを追加します。

xodfladdコマンドの処理結果は，オブジェクトサーバのホームディレクトリ下のファイル「xodresult」に出力されます。xodfladdコマンドが正常終了した場合には，処理結果の末尾に正常終了のメッセージが出力されます。

エラーが発生した場合には，正常終了のメッセージが出力されません。このときには，標準エラー出力に出力されたメッセージを参照して，エラーの原因を取り除き，xodfladdコマンドを再実行してください。

(3)　xodfladdコマンドの処理結果

xodfladdコマンドの処理結果は，オブジェクトサーバのホームディレクトリ下のファイル「xodresult」に出力されます。「xodresult」という名称のファイルがある場合には，ファイルの末尾に追加して出力されます。ファイルがない場合には，「xodresult」というファイルが新規に作成されます。

図4-3に処理結果の出力フォーマットを示します。また図4-3に示した出力フォーマットの項目は表4-1を参照してください。図4-3と表4-1の図中の文字は対応しています。

図4-3　xodfladdコマンドの処理結果の出力フォーマット

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4.1.3 ファイルの追加

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