cjrollbacktrn(未決着のトランザクションのロールバック)
形式
cjrollbacktrn [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>] -gid <グローバルトランザクションID>
機能
J2EEサーバ内に存在する未決着状態(Prepared)のグローバルトランザクションIDを指定して,トランザクションをロールバックします。なお,このコマンドはTP1インバウンド連携機能を利用する場合に使用できます。
指定したグローバルトランザクションIDが存在する場合,トランザクションを決着します。
指定したグローバルトランザクションIDが不正な場合,KFCB40122-E,およびUsage(KFCB40133-E)を返します。
指定したグローバルトランザクションIDが存在しない場合,KFCB40131-Eを返しUsageは返しません。
usrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル)の設定で,ejbserver.distributedtx.XATransaction.enabledキーの値が,trueの場合に実行できます。
引数
- <サーバ名称>
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接続先J2EEサーバ名称を指定します。サーバ名称を省略したときは,ホスト名称がサーバ名称として使用されます。
- -nameserver <プロバイダURL>
-
CORBAネーミングサービスへのアクセスプロトコル,CORBAネーミングサービスが稼働しているホスト名,およびそれが使用しているポート番号を次に示す形式で指定します。
<プロトコル名称>::<ホスト名称>:<ポート番号>
指定内容の詳細については,「2.1.2 プロバイダURLについて」を参照してください。
- -gid <グローバルトランザクションID>
-
ロールバックするトランザクションの,グローバルトランザクションIDを指定します。
入力例
cjrollbacktrn MyServer -gid d13800010000000000000000000000fefb57e6480000000000000001
戻り値
- 0:
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正常終了しました。
- 1:
-
異常終了しました。
- 3:
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タイムアウトが発生しました。
- 9:
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管理者特権がないため,コマンドが実行できません(Windowsの場合)。
注意事項
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コマンドの引数にサーバ名称を指定する場合,コマンド名の直後にする必要があります。そのほかの引数は,サーバ名称より後ろ(サーバ名称を省略した場合はコマンド名の後ろ)にあれば順序は任意です。ただし,オプション名と値の順序の入れ替え(例:<プロバイダURL> -nameserver)やオプション名と値を非対応にすること(例:-nameserver <グローバルトランザクションID> -gid <プロバイダURL>)はできません。
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コマンドの引数にサーバ名称を指定する場合,cjsetupコマンドで指定したサーバ名称と大文字・小文字を一致させた文字列を指定する必要があります。
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次のどれかに示す場所で問題が発生した場合,KFCB40137-Eが返されロールバックされません。メッセージ内容を基に問題を解決し,コマンドを再度実行してください。
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リソースマネージャ
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リソースマネージャへの通信経路
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ほかのJ2EEサーバ
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ほかのJ2EEサーバへの通信経路
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