cjresetsv(サーバ管理コマンドの排他強制解除)
形式
cjresetsv [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>]
機能
サーバ管理コマンドの異常終了などによって,サーバ管理コマンドの排他情報に矛盾が生じる場合があります。サーバ管理コマンドの排他情報に矛盾が生じた場合,ほかにサーバ管理コマンドを実行していなくても,次のメッセージが表示され,サーバ管理コマンドを実行できなくなります。
"KDJE37057-E Another command is already running."
この場合に,このコマンドを実行すると,サーバ管理コマンドの排他情報をリセットして,サーバ管理コマンドを実行できるようになります。排他制御の対象となるコマンドは,サーバ管理コマンドとcjstopsvコマンドです。
引数
- <サーバ名称>
-
接続先J2EEサーバ名称を指定します。サーバ名称を省略したときは,ホスト名称がサーバ名称として使用されます。
- -nameserver <プロバイダURL>
-
CORBAネーミングサービスへのアクセスプロトコル,CORBAネーミングサービスが稼働しているホスト名,およびそれが使用しているポート番号を次に示す形式で指定します。
<プロトコル名称>::<ホスト名称>:<ポート番号>
指定内容の詳細については,「2.1.2 プロバイダURLについて」を参照してください。
入力例
cjresetsv MyServer
戻り値
- 0:
-
正常終了しました。
- 1:
-
異常終了しました。
- 3:
-
タイムアウトが発生しました。
- 9:
-
管理者特権がないため,コマンドが実行できません(Windowsの場合)。
注意事項
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このコマンドは,コマンドの処理がJ2EEサーバ側で実行中でない場合にだけ排他情報を削除します。コマンドの処理が実行中のため排他情報を削除できなかった場合は,エラーメッセージKDJE42355-Wを出力し,異常終了します。
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コマンド排他情報が存在しない場合,このコマンドは正常終了します。
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コマンドの引数にサーバ名称を指定する場合,コマンド名の直後にする必要があります。また,オプション名と値の順序の入れ替え(例:<プロバイダURL> -nameserver)やオプション名と値を非対応にすること(例:-nameserver <サーバ名称>)はできません。
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コマンドの引数にサーバ名称を指定する場合,cjsetupコマンドで指定したサーバ名称と大文字・小文字を一致させた文字列を指定する必要があります。