cjlistthread(スレッド情報の表示)
形式
- スタックトレースを出力しない場合
cjlistthread [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>]
- スタックトレースを出力する場合
cjlistthread [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>] -detail
機能
処理中のスレッドに関する,スレッドID,ルートAP情報,スレッドの状態,アプリケーション名,実行中メソッドの開始時刻,タイムアウト設定値などの情報を出力します。
引数
- <サーバ名称>
-
接続先J2EEサーバ名称を指定します。サーバ名称を省略したときは,ホスト名称がサーバ名称として使用されます。
- -nameserver <プロバイダURL>
-
CORBAネーミングサービスへのアクセスプロトコル,CORBAネーミングサービスが稼働しているホスト名,およびそれが使用しているポート番号を次に示す形式で指定します。
<プロトコル名称>::<ホスト名称>:<ポート番号>
指定内容の詳細については,「2.1.2 プロバイダURLについて」を参照してください。
- -detail
-
このオプションが指定されている場合,最後に取得されたスタックトレースの情報が出力されます。ただし,スレッドの状態が「running」のスレッドに対して
このオプションを指定してもスタックトレースの情報は出力されません。
入力例
- スタックトレースを出力しない場合
cjlistthread MyServer
- スタックトレースを出力する場合
cjlistthread MyServer -detail
出力形式
ThreadID=<スレッドID>,RootApInfo=<ルートAP情報>,Status=<スレッドの状態>,AppName=<アプリケーション名>,StartTime=<開始時刻>,TimeOut=<タイムアウト時間>
出力例
- スタックトレースを出力しない場合
Current Time=HH:MM:SS ThreadID=aa..aa,RootApInfo=bb..bb,Status=cc..cc,AppName=dd..dd,StartTime=ee..ee,TimeOut=ff..ff ThreadID=aa..aa,RootApInfo=bb..bb,Status=cc..cc,AppName=dd..dd,StartTime=ee..ee,TimeOut=ff..ff …
- スタックトレースを出力する場合
Current Time=HH:MM:SS ThreadID=aa..aa,RootApInfo=bb..bb,Status=cc..cc,AppName=dd..dd,StartTime=ee..ee,TimeOut=ff..ff com.hitachi.XXXX at com.hitachi.YYYY at user.code.UserClass1 at com.hitachi.ZZZZ … … ThreadID=aa..aa,RootApInfo=bb..bb,Status=cc..cc,AppName=dd..dd,StartTime=ee..ee,TimeOut=ff..ff com.hitachi.xxxx at com.hitachi.yyyy at user.code.UserClass2 at com.hitachi.zzzz … …
- (凡例)
aa..aa:スレッドID bb..bb:ルートAP情報 cc..cc:スレッドの状態 dd..dd:アプリケーション名 ee..ee:開始時刻 ff..ff:タイムアウト時間
戻り値
- 0:
-
正常終了しました。
- 1:
-
異常終了しました。
- 3:
-
タイムアウトが発生しました。
- 9:
-
管理者特権がないため,コマンドが実行できません(Windowsの場合)。
注意事項
-
コマンドの引数にサーバ名称を指定する場合,コマンド名の直後にする必要があります。そのほかの引数は,サーバ名称より後ろ(サーバ名称を省略した場合はコマンド名の後ろ)にあれば順序は任意です。ただし,オプション名と値の順序の入れ替え(例:<プロバイダURL> -nameserver )やオプション名と値を非対応にすること(例:-nameserver <アプリケーション名> -name <プロバイダURL>)はできません。
-
コマンドの引数にサーバ名称を指定する場合,cjsetupコマンドで指定したサーバ名称と大文字・小文字を一致させた文字列を指定する必要があります。