16.2.2 系切り替えのタイミング
系切り替えは次のタイミングで実施されます。
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運用管理エージェントまたはManagement Serverがダウンしたとき※1。
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論理サーバの自動再起動回数がシステム構築時に設定した自動再起動回数を超えたとき※2。
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系のハードウェアやクラスタソフトウェアで障害が発生したとき。
- 注※1
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運用管理エージェントとManagement Serverに自動再起動を設定している場合,このタイミングでは系切り替えが実施されません。このタイミングで系切り替えを実施する場合は,運用管理エージェントとManagement Serverに自動再起動を設定しないでください。
- 注※2
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mserver.properties(Management Server 環境設定ファイル)のcom.cosminexus.mngsvr.logical_server_abnormal_stop.exitキーに論理サーバの稼働状況を示すステータスが異常停止状態(自動再起動回数を超えた状態,または自動再起動回数の設定が0の場合で障害を検知した状態)になったタイミングで系を切り替える設定(true)が必要です。mserver.properties(Management Server 環境設定ファイル)の設定については,「16.3.3 設定ファイルの編集」を参照してください。Management Serverに自動再起動を設定している場合,このタイミングでは系切り替えが実行されません。このタイミングで系切り替えを実行する場合は,Management Serverに自動再起動を設定しないでください。自動再起動を設定している場合は,mngautorunコマンドで設定を解除してください。mngautorunコマンドについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「mngautorun(自動起動および自動再起動の設定/設定解除)」を参照してください。
ただし,実行系が2台以上ある場合は,待機系で複数の実行系のシステムが稼働する可能性があるため,com.cosminexus.mngsvr.logical_server_abnormal_stop.exitキーにtrueを指定しないでください。