8.11.2 利用の準備
EJBクライアントアプリケーションでユーザログ機能を利用する場合には,次の準備が必要です。
なお,EJBクライアントアプリケーションでユーザログ機能を利用する前提として,Application Server側での設定が必要になります。
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ユーザログ機能用の設定ファイルの準備
システムプロパティを設定するための,ユーザログ機能用の設定ファイルを準備します。設定ファイルは,J2SEのプロパティファイル形式で記述します。ファイル名称および格納ディレクトリは任意です。
設定ファイルには,J2EEサーバ用のusrconf.propertiesに指定できるキーのうち,「ejbserver.application.userlog」で始まるキーを指定できます。指定できるキーについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「2.2.3 usrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル)」を参照してください。
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システムプロパティの設定処理の実装
設定ファイルを読み込んでシステムプロパティに設定するための処理を,EJBクライアントアプリケーションのソースコードに追加する必要があります。この処理は,EJBクライアント機能の初期化が実行される処理よりも前に実行されるようにする必要があります。
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JARファイルのクラスパスの追加
EJBクライアントアプリケーションを開始するときのクラスパスに,使用するハンドラに対応するJARファイルのクラスパスを追加してください。クラスパスの指定については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(EJBコンテナ)」の「3.7.4 EJBクライアントアプリケーションのクラスパスへのJARファイルの設定」を参照してください。
- 参考
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EJBクライアントアプリケーションでユーザログ機能を利用する場合,セキュリティポリシーを設定する必要はありません。